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Vintage Revival Productions特集

実用性、デザイン性、利便性を兼ね備えた日本製革小物

 人の生活を変えられるような実用性と、シンプルで洗練されたデザイン性を両立する革製品を作るVintage Revival Productionsは「今までにない新しいもの」がものづくりのコンセプト。素材に対するこだわりも強く、商品に合った革を国内外を問わず入手して商品化している。
 デザインとプロデュースを担当するのは代表の塩田裕基氏=写真。そのアイデアを現実化する(製造)のは弟の幸司氏と、兄弟が中心になって独自の商品を生み出している。裕基氏はもともと船舶設計士で、革小物に関するアプローチが常に斬新。「自分はボートの本体の形のようなカーブのラインを活かしたデザインが得意。今回紹介する商品も、実用性・利便性の実現において自由曲線を意識してデザインしました」と話す。
 「デザインをする人間と、サンプルを作れる人間(製造者)がすぐに近くにいて、それが兄弟だというのもひとつの強みですね」とヒット商品を生み出す土壌も整っている。

空気のような軽さ エアーウォレット

 二つ折り財布の平均重量は80〜90gと言われるが、「エアーウォレット」は最軽量の"ヌーディスト"モデルが約30gという驚きの軽さ。なぜ、ここまで軽くできるのか?
 デザインを担当した塩田氏は「軽量化を図るために、革を使う部分を最小限に抑え、ムダなものは徹底的に排除した作りにしています」と説明する。例えば扇形にカットされたお札入れの部分。普通の財布は三辺を縫い合わせた作りだが、「耐久性はもちろん、お札の出し入れという実用面を考えても二辺で充分」という考えのもと独特の形状になった。普通の財布なら残す部分をカットすることで本体も軽くなる。耐久性とデザイン性のバランスに配慮したデザインだ。
 さらに独自性を感じられるのが、弧を描いたファスナー部分。「よくあるボックス型は中身の量に関係なくかさみがち。実現には苦労しましたが、扇形のジップ開閉式という形に辿りつきました」と塩田氏。省スペースはもちろん、きれいに丸く開くため、小銭が取り出しやすい。
 紙幣収納部には3枚程度カードを入れられるスペースを設置。定期などの磁気カード入れとして使える。

鍵をなくさないキーホルダー キークリップ

 鍵の新たな持ち方を提案するキーホルダー「キークリップ」。開発のきっかけは塩田氏の実体験から。「急いで出かけようとしている時に限って鍵が見つからず、さんざん探した挙げ句に鞄の底から鍵が出てくるというということがあったんです。『そんなに鍵をなくすなら、バッグにくっつけておけばいいのに』というひと言から商品企画がスタートしました」(塩田氏)。レザー部にマグネットを2つ内蔵し、クリップする要領でバッグのふちやズボンのポケットに挟むことができる。帰宅したら、ドアや冷蔵庫、デスクなどのスチール部に鍵を付けておける。この発想は、作業場でマグネットで留まっている発注書を見た時に浮かんだという。口コミ中心ですでに4万個を売り上げた同ブランドの主力商品がこの「キークリップ」だ。

ジャストサイズで着るiPhoneケース i5 Wear

 塩田氏が「最も実現が難しかったデザインです」と話すのが「i5 Wear(アイ ファイブ ウェア)」。一枚革で作られたiPhoneケースだ。それ自体がスタイリッシュなiPhoneに見合うデザインとはどんなものか、デザインを壊さずいかに薄くするかを考えた結果、生まれたカタチ。「服のようにジャストサイズで着る」をコンセプトに開発された「i5 Wear」は、何度も試作を重ねた結果、難問だった強さと薄さを両立して限りなく薄い一枚革タイプのケースに仕上がった。背面にはICカードを収納。塩田氏は「iPhoneに無いお財布機能を付け足すことができます」と話している。

Vintage Revival Productionsについて

 2008年の設立以来、自社もしくは提携工場による一貫した国内生産で、品質のクオリティを維持してきた革小物ブランド。香川県に拠点を置き、財布や名刺入れなどの小物作りを中心に商品展開をしている。コンセプトは「シンプル(なデザイン)で実用性の高いものづくり」。「革素材へのこだわりが強く、「どこの地域のどの革がいいか」「どういう経年変化をするのか」などを追求し、それぞれの商品に合った革を見つけ出している。海外からの評価も高く、アメリカではニューヨーク・ロサンゼルス、イギリス・フランスなど各国・各地域のセレクトショップで販売されており、1店舗で年間数百個販売するところも。

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