STARTTSは機能性と品質を追求する新進気鋭のカバンメーカー。2012年の設立以来、「お客さまに愛される、本当に良いものを作りたい」という思いで作られる高機能バッグは、日本国内のみならず海外でも好調な売れ行き。同社の吉崎伸之社長（写真）は、「生産工場での検品作業は厳密に行っていますし、海外の工場にも(本社の)スタッフが定期的に出向いて(生産)ラインのチェックは抜かりなく行っています」と品質面の高さ、安心感には胸を張る。

　STARTTSのバッグが支持される理由は、ユーザー目線に立ったモノづくりをしている点。発売中の最新モデル「LIGHT」や「Legend」シリーズは、従来品を使っていたユーザーからの約7000通のアンケートを参考に改良点を協議し、現時点で考えられる最高のものにモデルチェンジ。また、サンプル作りから何度も試行錯誤を重ね、バッグの生地も常に素材の質感が同じ状態かどうかサンプルを取り寄せて確認している。

　買いやすい価格設定も見逃せない。カジュアルバッグなら9000〜1万円、ビジネスバッグなら1万3000〜4000円と、同じクラスの他社製品に比べて約1万円は安い。ターゲットの30〜50代の男性が「自分のお小遣いの範囲内で購入できる価格」を意識しているという。　そして、価格を抑えるためには無駄なコストを徹底的にカット。工場への発注方法を工夫したり、物流にかかる人件費は自社スタッフでカバー、また、販促はホームページやフェイスブックを積極的に活用するなど様々な工夫の積み重ねが価格に反映されている。

　そんなSTARTTSの社名には、夜空を明るく照らす星のように輝き、お客さまの期待に応える「スター」でありたい、より良いモノづくりにいつも新たに「スタート」する姿勢で取り組み続けていきたい、いつも業界の中心でいられるような「スター性」を持たせたい、という思いが込められているという。