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革職人特集

上質な革を用い、収納力と使いやすさを追求

 何の変哲もないオーソドックスな財布や名刺入れ。でも、よく見ればそれが簡単には作ることができないことがわかる。形がシンプルであればあるほどすっきりと美しく仕上げるのは難しいものだが、「革職人 LEATHER FACTORY」の革小物は、どこから見ても違和感のない美しさ。職人による丁寧な手作業が、シンプルな形に上品な趣を与えている。
 そのこだわりは細部に宿っている。例えば、最も傷みやすい角の部分に施す「きざみ」という工程。角の丸い部分にギャザーを寄せるため、その部分に合わせて革を薄く漉き、細かく刻んでは折り返していく作業だが、これをきれいに仕上げるのは職人の熟練した技術と経験だけ。また、財布や名刺入れのふた部分では、表地より数ミリ、サイズの小さい裏地をつりとって、表地をふわっとかぶせる「つり」。これら随所に光る職人技が美しい形を作り上げている。 

  • 角にギャザーを寄せて仕上げる「きざみ」という職人技を施し、傷みやすい角を強化
  • 接着剤だけではなく、できるだけミシンをかけることで丈夫な作りの革小物を作っている
  • 裏地には平織りで、ハリとわずかな光沢があるシャンタン生地を使用。サラサラとした手触りで滑りもよく、中身が出し入れしやすい裏地です。
  • 取り出しやすく手に馴染むデザインを追求。製品化の前には必ず、スタッフが使い込み、仕上がりを確かめている

シリーズ紹介

シンプルなデザインと最高峰レザーが魅力的な「Classic(クラシック)」

 「Classic(クラシック)」タイプは、国内最高峰の皮革製造メーカー、栃木レザーの革を、長く愛用できるシンプルなデザインに落とし込んだシリーズ。原皮には国内産の牛原皮を使用し、1カ月半かけて丹念になめし、さらに20工程を超える独自製法で作られる。この栃木レザーのオイルヌメ牛革にさらにもみ加工を施した「革職人LEATHER FACTORY」のオリジナルレザーを採用。手に吸い付くような柔らかな手触りで、傷がつきにくく日常使いには最適なレザー。使いこむほどに味わいがでる経年変化も楽しめます。

メリハリあるレザーにアクセントをプラスした「Beam(ビーム)」

 「Beam(ビーム)」タイプは、2種類の牛革を使用した、メリハリあるデザインが魅力のシリーズ。メーンの素材には、ハリのある細やかな型押しを施した牛革を使うことで立体感があり、触れた時に心地良さがあります。随所に樹脂コーティングによるガラス仕上げを施した牛革を差し込むことで1種類の革では生まれない粋でインパクトのあるデザインとなりました。

漆黒のボディにステッチが映える、隠しポケット付き「Conceal(コンシール)」

 「Conceal(コンシール)」タイプは、クロームで鞣した牛革に、植物性タンニンを加え、ヌメ調の風合いが楽しめる革を使用。ハリ感としなやかさのある手触りで高級感のある革に仕上がっています。革の色は、全てブラックで統一。裏地やステッチなど、各パーツのカラーが差し色となりブラックレザーを引き立たせます。また、隠しポケットにも遊び心があります。

機械にはできない職人技。こだわりの“ものづくり”が生む機能美

 「革職人 LEATHER FACTORY」は、多くの高級ブランドの革小物のOEM製造を手がける株式会社祥力のプライベートブランド。東京都足立区に工房を構え、メイド・イン・ジャパンのものづくりにこだわる。同ブランドを立ち上げたのは2003年。多くのメーカーが生産拠点を海外に移すなか、激しい価格競争に巻き込まれ、真の職人仕事では商売が成り立たなくなる状況になりつつあった。そんな中、「培ったノウハウを生かして自分たちが納得いく商品を作りたい」という思いが募って生まれたブランド。日本の職人ならではの手仕事による革小物を、メーカー直販の強みを生かして手頃な価格で提供している。  「パッと見た瞬間、すっきりときれいに見える革小物は技術がしっかりしていないと作れません。技術・経験の少ない職人が作るとどこかすっきり感がないのです」と同社の小林義忠さん。品質を保つため、一つの商品の完成まで担当の職人が責任を持って仕上げるのもこだわりのうちだ。  丁寧な職人技で作る革小物は壊れにくく、使いやすさも抜群。商品化までにスタッフが使い込んでその使い心地を検証し、改良を加えている。  「どんなに機械化が進んでも、本当に上質な革小物を作るなら最後は革職人の出番」と小林さん。“革職人”というストレートなネーミングは、革職人たちの“ものづくり”に対する心意気を表している。

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