戦後間もなく、1945年、今の社長のお父さんが清涼飲料のラムネ屋で創業しました。
しかし、コカコーラなどの清涼飲料メーカー大手が自動販売機を設置するにしたがって、だんだんラムネが売れなくなってしまいました。
1955年、夏はラムネ、その副業に冬はモヤシを生産するようになりました。
1974年、今の社長が大学を卒業して、家業を継いだ頃、
当時はモヤシは添加物の漬物といわれ、漂白するのが当たり前の時代。
当社も漂白するもやしを生産しておりましたが、
ある日、パートさんが商品を持って帰らないで、まだ、栽培途中のもやしを持って帰っている姿をみて、わが子に食べさせたいもやしって?どんなもやしと考えた時、無漂白もやしを作ることを決意したのです。
その噂を聞きつけた名古屋の生協さんが「そんな、もやしを取り扱いたかった!」と、取り引きをいただいたのがきっかけで、生協さんを中心に全国に販路が広がって行きました。
ラムネを廃業して、もやしやかいわれ大根などの野菜生産者として、
1990年、社業と社名が一致するように社名変更をしました。
その社名が、株式会社サラダコスモ です。
サラダコスモのロゴマークの緑色は風を。
青色は水をイメージしています。
かいわれ大根やブロッコリーの新芽などのスプラウトは、
光をいっぱいに浴びて育つ野菜には、さわやかな風が必要です。
また、緑豆もやし、大豆もやしやアルファルファなどの暗い部屋で育てるもやし栽培には、美しい水が命です。
風と水という地球の恵みを受けて種に 秘められた力を引き出すサラダコスモの企業姿勢を象徴しています。
岐阜・中津川 ちこり村のロゴは?
岐阜県中津川市の本社跡地に2006年12月1日、ちこり村がオープンしました。
ヨーロッパではメジャーな野菜チコリの国産化にチャレンジしてきました。
ちこり村では、国産ちこり生産ファームの見学、ちこり焼酎の蒸留蔵の見学が無料です。
日本のちこりにしたいという思いを込めて、敢えて「ひらがな」で「ちこり」と命名しました。
なんで、「ちこり」なの?
私たちの仕事は、農業です。その農業を取り巻く環境は厳しく「農家は後継者不足」「休耕地の増加」などの問題があり、中でも日本の食料自給率は先進国の中でも唯一40%を切っている現状を私たちはとても悲しく思っていました。
そこで、私たちは、今から、自分たちが、地元で出来ることからはじめよう!と西洋の高級野菜「ちこり」の国産化に挑戦が始まりました。
「ちこり」の芋にはイヌリンと言われる血糖値の上昇抑制など期待される成分が多く含まれることが知られています。
この「ちこり」づくりは、休耕地を活用し、60歳以上の方に優先的に働いて頂こうと決めました。
そうすれば、今まで輸入野菜だったチコリが1本つくれば、一本だけでも自給率が上がり、食糧自給率を少しでも増やす努力ができます。
また、中津川は高齢化が進んでおり、お元気なのにお仕事がないお年寄りの働く場づくりのお役に立てると考えました。
そして、私たちを育てて頂いた地元中津川を「ちこり」を通じてもっと知って頂きたい。と思っています。
■ちこり村の目指す3つの元気
1.「日本の農業の元気」
2.「高齢者の元気」
3.「地元の元気」
を目指して、「ちこり村」から3つの元気を願った挑戦を始めました。
ちこり村は、「国産ちこり」を実際に食べたり、「ちこり芋」から生まれた様々な商品を通じて、楽しく「ちこり」を知って頂く施設です。
一人でも多くの皆様のご来村を心よりお待ちしています。
これからも、応援をよろしくお願いします。
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