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非常食で3日間生活してみる

 



 ライフラインの復旧や支援物資の到着まで、約3日かかるので

 その分の食料を確保しておきましょう!

 …というのが、一般的な考え方になっています。

 それをふまえて、各社から非常食を3日分セットにした商品が発売されています。

 もちろん当店でも販売していますが、ある日


 非常食で3日間生活したことが無い


 ということに気がつきました…

 当社は防災専門会社であるにもかかわらず、社内で聞いても

 誰もやったことがない様子。(味見とかはよくやってますが…)

 

 ネットで調べてみましたが、他の店舗さんや競合会社さんでも

 やったという話は出ていません。

 

 ならばやってみましょう!

 

 ということで、始まりました

 通販担当オグマによる「非常食3日間生活!」

 もちろん、体験してみるのが第一の目的ですが

 ただ生活するだけでは意味がありません。

 今後の商品開発のため

 ・どれくらい食べれば満足できるのか

 ・飽きずに最後まで食べられるか

 ・満足度を高めるにはどうしたらいいか

 ということを調べたいと思います。

 

 【1日目 朝】 尾西食品「尾西のパン プレーン」

 尾西のパン 尾西のパン

 尾西のパン

 挑戦1食目は、当店でも人気の「尾西のパン プレーン」

 特殊なフィルムを使った保存袋で、3年の保存が可能です。ゴミが小さいのはいいですね。

 お味はというと、まさにパン。長期保存食品というと味がイマイチと思われがちですが

 普通のパンと変わらない美味しさです。

 ただ、これだけというのはちょっと寂しいので、ジャムとかがあると嬉しいかも。

 (この他にチョコ味黒糖味があるので、こちらはそのままでもいいと思います)

 

 

 【1日目 昼】 「尾西のアルファ米 ドライカレー」「みそ汁缶」

 ドライカレー ドライカレー

 みそ汁缶

 1日目のお昼は、アルファ米のドライカレーみそ汁缶

 被災した方にお話を聞いたところ、配給される食事には圧倒的に塩分が足りないそうで

 塩分不足で体調を崩す人がいたそうです。

 そこで、今回のメニューには積極的にみそ汁を入れてみました。

 みそ汁缶は、水のないところでもすぐに飲めるので、水の確保が難しい場合でも

 飲むことができて便利です。

 ドライカレーはスパイシーな香りがたまりません。そんなに辛くはないので

 子供さんでも食べやすいと思います。食欲増進にはベストなアイテムですよ!

 

 【1日目 間食】 ビスコ保存缶

 ビスコ保存缶 ビスコ 保存缶

 全く甘いものが食べられないというのは、普通の生活に慣れている体には

 思ったよりもストレスになっているようです。猛烈に甘いモノが食べたくなりました(笑)

 朝がパン1つで、満足とはいえなかったのも原因でしょうか?

 そんなわけで、間食に「ビスコ保存缶」を食べてみました。

 一袋でそれなりの満足感を味わうことができるのでオススメです。

 お子様とかが被災したことも考えると、甘いモノを持っておくのは重要ですよ!

 

 

 【1日目 夜】 「炊き込みおこわ」「みそ汁缶」「おでん缶」

 1日目夜 おこわ

 おでん 1日目夜

 晩御飯は満足度の向上を目指して、おかずとして「おでん缶」を追加してみました。

 特に、今回は「どれだけ飽きずに食べられるか」ということも実験しているので

 晩御飯のおかずは3日ともおでん缶です。果たして、飽きずに食べられるでしょうか…

 

 そうそう、この時はアルファ米を水で戻し、おでんもみそ汁も常温のまま食べてみました。

 お昼にアルファ米を食べた時よりも、気持ち的な満足度はかなり低かったです。

 「満足度には温度も重要」という事がわかりました。温める道具は必須ですね!

 

 

 【2日目 朝】 「パンですよ! コーヒーナッツ味」「アンパンマン ビスケット」

 パンですよ 缶

  

 ビスケット ビスケット

 ビスケット ビスケット

 2日目の朝は「パンですよ! コーヒーナッツ味」にしてみました。

 ナッツとオレンジピールが入っているので、何も付けなくても満足感があります。

 それと「アンパンマン どこでもビスケット」を数枚食べました。量としてはあんまり増えていませんが

 それよりも「食べ物の種類が増えると、満足感が高まる」ことがわかりました。

 そうそう、どちらの缶もイージーオープンで、道具がなくても簡単に開けられるのも

 有事の際には便利ですよ!

 

 

 【2日目 昼】 「山菜おこわ」「みそ汁缶」「ビスコ」「えいようかん」

 2日目 昼 おこわ

 えいようかん

 「種類が増えたほうが満足感が高い」ということがわかったので

 さらに1品追加して「井村屋 えいようかん」も食べてみました。

 ご飯も「おこわ」なので腹持ちがいいのに、さらに「えいようかん」を食べたことで

 これまでにない満腹感を味わいました。むしろ食べ過ぎな気分です(笑)

 というか、えいようかんの「満腹度」はハンパないっす!

 それと、塩っぱい食事の後に甘いものを食べると、これまでにない満足感がありました。

 「1品1品の味の違いが大きいほど、満足感が高い」ようです。

 ちなみに「おこわ」で腹持ちがいい上に、食べ過ぎるぐらい食べたので

 この日は間食無しでした(笑) 

 

 

 【2日目 夜】 「梅わかめごはん」「みそ汁缶」「おでん缶」「ビスケット」「えいようかん」

 2日目夜 梅わかめ

 夜は、思い切って5品! 特に味の違いが大きいものを集めてみました。

 これだけあれば、量・味ともに申し分ありません。というか、食べ過ぎぐらい(笑)

 しかし、2日同じおかずだと、満足度が下がりますね。保存食セットを考えるときには

 全部違う味にしたほうがいいかも。

 アルファ米も和食が続くと、違う系統の味が食べたくなります。

 「昼夜で味を変えたほうが、満足度が高い」ようです。

 

 

 【3日目 朝】 「パン缶 マフィンタイプ」「アンパンマン ビスケット」

 3日目朝 缶切り

 パン

 最終日の朝食は「パン缶 マフィンタイプ」「アンパンマン ビスケット」の2つ。

 パン缶はイージーオープンではありませんが、缶切りが付属しているので

 開けるのには不自由しません。イージーオープンのものよりも密閉度が高く

 保存期間が長いのも魅力的ですね。

 中のパンは「マフィンタイプ」というだけあって、味はまさにマフィンそのもの。

 しっかりと甘いので、何かをつける必要がありません。

 それと、ほんのりと甘いアンパンマンビスケットを食べて、種類的にも

 食感的にも、かなり満足できる朝食になりました。量も程よい感じですよ!

 

 【3日目 昼】  「えびピラフ」「みそ汁缶」「ビスコ」

 3日目昼 3日目昼

 前日までの教訓を生かして、最終日のお昼はこの3品。

 種類も3種類と程よく、味の違いも大きいので満足度も高くなっています。

 食べ過ぎ感も無いので、これくらいの量でちょうどいいんじゃないかと思います。

 

 【3日目 夜】 「五目ごはん」「みそ汁缶」「おでん缶」「ビスコ」

 3日目夜 3日目夜

 いよいよ最後の食事です!

 お昼は洋食(えびピラフ)だったので、和食味をチョイス。

 あと、写真には写っていませんが、ビスコを1袋食べてみました。

 量・種類ともに満足できる内容でしたが

 「3日間おなじオカズを食べるのは飽きる」ことがわかりました。

 非常食として準備する場合は、いろんな種類を用意したほうが満足できそうです。

 

 

 【まとめ】

 こうして非常食で3日間生活してみたわけですが、用意するものに気をつければ

 かなり満足度の高い生活ができそうです。

 実際に試してみてわかったことは

 

 ・1品の量よりも、種類が多い方が満足度が高い

 ・1品1品の味の違いが満足度を高める

 ・甘いものを用意することも重要

 ・温かい食事は満足度が高い

 ・洋食、和食を交互に食べると飽きない

 ・1日1食でも、同じおかずが3日続くと飽きる

 

 ということでした。

 実際、被災した方にお話を聞いたところ、避難時の唯一の楽しみは食事の時だったそうで

 それを満足度の高いものにすれば、少しは気持ちに余裕を持つことができるのではないでしょうか。

 

 この経験を生かして作ったのがコチラのセット

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これが3日間満足セットだ!