変圧器の選び方

はじめに

変圧器の用語について、簡単に説明をします。




海外で日本の電化製品を使う場合 〜ダウントランスの選び方〜

海外で日本国内で市販されている電化製品(100V仕様)をお使いいただくには、ダウントランスが必要です。
ダウントランスは、海外のおおよその電圧に合わせて、120V→100V、220V→100V、240V→100Vの3種類に分かれています。さらに、それぞれの変圧器には電力容量(W=ワット数またはVA=ボルトアンペア)があり、その電力容量を超える消費電力の電化製品には、ご使用いただくことはできません。


まず、海外でご使用になる日本製の電気機器の入力電圧をご確認ください。入力電圧は、主に機器本体の定格表示シールや説明書の製品仕様欄に記載されています。代表的な記載例は下記の3種類となります。
例1:INPUT:100Vと記載されている場合
渡航先の電圧に合わせた変圧器(※ダウントランス)が必要です。
例2:INPUT:100-120Vと記載されている場合
アメリカなど120Vまでの電圧には対応します。それ以上の電圧(220/240/250V)を使用している国ではダウントランスが必要です。
例3:INPUT:100-240Vと記載されている場合
ほぼ世界中でご使用いただけます。
※ただし、ノートパソコンなどの、ACアダプターを使用する電化製品では、ACアダプターから先の電源ケーブルが日本仕様のため125Vまでしか対応していない場合があります。その場合は、高電圧対応電源ケーブルをご使用ください。


ご使用になる国の電圧と電源プラグのタイプをご確認ください。
なお、ご渡航先の国・地域によっては、同地域によっても電気事情が異なる場合があり、その実情を完璧に把握することは出来ません。可能であれば、現地の方に電源電圧とプラグの形状をお伺いすることのが最も確実な方法なのですが、それが難しい場合には、弊社にてまとめました海外電気事情一覧ページをご参照ください。
(※地域によっては、記載内容と異なる場合も想定されます。記載内容と現地の電気事情が異なる場合も当方では責任を負いかねますので、予めご了承下さい。)


最後に、海外でご使用になる日本製の電化製品の消費電力(W=ワット数またはVA=ボルトアンペア)をご確認ください。
消費電力も入力電圧と同じように、機器本体の定格表示シールや説明書の製品仕様欄に記載されています。次に、その容量以上の変圧器をお選びください。
モーターを使用しない電化製品の場合は、変圧器の電力容量の80%(消費電力×1.2でも計算できます)を目安に、モーターを使用する電化製品の場合は、モーター使用の機器類は起動電流が高いため、変圧器の電力容量の30%(消費電力×3でも計算できます)を目安として、使用する電化製品の消費電力が、上記の目安とする電力容量を超えない範囲でご使用ください。

※下記の表は、あくまで目安としてご使用ください。なお、表のうちの例では※印が記入されている商品にモーターが使用されています。
商品名 ワット数
電気カミソリ 10W
トランジスターラジオ 10W
コンタクト煮沸器 20W
テープレコーダー 30W
パーソナルコンピュータ 70W
ビデオテープレコーダー 50W
ミニコンポ 100W
アイロン 1200W
商品名 ワット数
※ジューサーミキサー 300W
※冷蔵庫 300W
※洗濯機 300W
ジャーポット 900W
ジャー炊飯器 1000W
ホットプレート 1300W
※衣類乾燥機 1400W
電子レンジ 1500W


★それでは、これらのポイントをふまえて、実際に「イギリスで、日本の電化製品(消費電力800W、モーター未使用)を使う場合」に必要な変圧器を選んでみましょう。

《1.入力電圧を確認》
日本の電化製品なので、対応電圧は100V、電源周波数は50/60Hz、電源プラグはAタイプ(平型2ピン)です。
《2.使用する国の電気事情》
イギリスの電源電圧は240V、電源周波数50Hz、電源プラグはBFタイプ(角型3ピン)です。
《3.電化製品の消費電力と、必要な変圧器の容量》
800W×1.2=960Wとなるので、960W以上の電力容量のある、240V→100Vへの変圧が可能なダウントランスが必要となります。

以上で、必要な変圧器は「960W以上の容量の240V→100Vへのダウントランス」ということがわかります。なお、多くのダウントランスの電源プラグはCタイプですので、BFタイプに変換するための変換アダプターが必要となります。

但し、次の電気製品は、変圧器を用いての海外でのご使用はおすすめできません。
■ドライヤー、掃除機、洗濯機、冷蔵庫などの、モーターを使用する電化製品
■電子レンジ、アイロン、電気調理機器などの、消費電力が非常に高い電化製品
これらをどうしても変圧器で使いたいという場合、冷蔵庫や洗濯機などの大型モーターを使用しているものですと、定格消費電力の約3倍の変圧器容量が必要となりますし、電子レンジなどはもともとの消費電力が 非常に高いわけですから、何れも大容量の変圧器が必要となります。大容量の変圧器は、重量も重く、費用も海外向けモデルを購入されるよりかえって高額になる場合がございますので、海外対応モデルのご購入を是非ご検討ください。

★特にお薦めなのが、海外向け炊飯器。
海外でやっぱり一番困るのが日本食。海外向けの炊飯器は必須アイテムです。お米にこだわる方へお送りする海外向け炊飯器のコーナーは
↓こちら↓

■240Vタイプ炊飯器 イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、などの240V電源使用地域。
■220Vタイプ炊飯器 イギリスを除くヨーロッパ各国、中国、などの220V電源使用地域。
■120Vタイプ炊飯器 アメリカ、カナダ、などの120V電源使用地域。



日本で海外の電化製品を使う場合 〜アップトランスの選び方〜

日本国内で海外の電化製品(120V〜仕様)をお使いいただくには、アップトランスが必要です。アップトランスは、海外のおおよその電圧に合わせて、100V→120V、100V→220V、100V→240Vの3種類に分かれています。さらに、それぞれの変圧器には電力容量(W=ワット数またはVA=ボルトアンペア)があり、その電力容量を超える消費電力の電化製品には、ご使用いただくことはできません。

  1. 入力電圧の確認
    まず、ご使用されたい海外の電化製品の入力電圧をご確認ください。入力電圧は、主に機器本体の定格表示シールや説明書の製品仕様欄に記載されています。おおまかに、アメリカやカナダなどの120V、中国やヨーロッパなどの220V、イギリスやオーストラリアなどの240Vがあります。

  2. 電源周波数の確認
    <重要>変圧器では電源周波数は変換はできません!
    日本国内では、関東(50Hz)と関西(60Hz)では電源周波数が異なっています。そのため、国内で販売されている電化製品のほとんどどは50Hz/60Hz共用の仕様となっておりますが、海外では50Hzのみ、あるいは60Hzのみであることが一般的であり、電化製品もどちらか一方の電源周波数にしか対応していない場合があります。
    仮に220V/50Hz仕様の海外の電化製品を日本国内で使用する場合、電源電圧はアップトランスを用いて220Vへ昇圧することは可能ですが、変圧器はその構造上、電源周波数を変更することができません。そのため、50Hz仕様の製品を関西以西(60Hz)の地域でご使用いただくことはできません。
    50Hz/60Hz地域の境界線は、下記の電源周波数マップをご参照ください。


  3. 電源プラグの確認
    ご使用になる電化製品の電源プラグが、変圧器の出力プラグ形状に対応しているかをご確認ください。例えば、出力プラグ形状がCタイプのアップトランスの場合、イギリスの電化製品(電源プラグがBFタイプ)をそのまま使うことができません。一旦、Cタイプに変換するための変換アダプターが必要になります。

  4. 消費電力の確認
    消費電力も入力電圧と同じように、機器本体の定格表示シールや説明書の製品仕様欄に記載されています。次に、その容量以上の変圧器をお選びください。
    モーターを使用しない電化製品の場合は、変圧器の電力容量の80%(消費電力×1.2でも計算できます)を目安に、モーターを使用する電化製品の場合は、モーター使用の機器類は起動電流が高いため、変圧器の電力容量の30%(消費電力×3でも計算できます)を目安として、使用する電化製品の消費電力が、上記の目安とする電力容量を超えない範囲でご使用ください。

    ※下記の表は、あくまで目安としてご使用ください。なお、表のうちの例では※印が記入されている商品にモーターが使用されています。
    商品名 ワット数
    電気カミソリ 10W
    トランジスターラジオ 10W
    コンタクト煮沸器 20W
    テープレコーダー 30W
    パーソナルコンピュータ 70W
    ビデオテープレコーダー 50W
    ミニコンポ 100W
    アイロン 1200W
    商品名 ワット数
    ※ジューサーミキサー 300W
    ※冷蔵庫 300W
    ※洗濯機 300W
    ジャーポット 900W
    ジャー炊飯器 1000W
    ホットプレート 1300W
    ※衣類乾燥機 1400W
    電子レンジ 1500W


    日本で、アメリカやカナダなどの120V仕様の電化製品を使う場合は
    海外家電品を国内で使う場合の変圧器/120Vの電化製品用

    日本で、ヨーロッパや中国などの220仕様の電化製品を使う場合は
    国内家電品を海外で使う場合の変圧器/220Vの電化製品用

    日本で、ヨーロッパや中国などの220〜240V仕様の電化製品を使う場合は
    国内家電品を海外で使う場合の変圧器/220-240Vの電化製品用

    海外・国内兼用の変圧器はこちら
    海外・国内兼用の変圧器