日本に数人しかいない一等印刻師 手彫り印鑑職人 伝統工芸士 遅澤流水

遅澤流水

一等印刻師 伝統工芸士

 山梨の手彫り印章の名店「瑞光堂」二代目店主。
 多くの弟子を育て各種大会に入賞させた知る人ぞ知る印章の権威「瑞光堂」初代店主・遅澤久之を父に持つ、印章界のサラブレッド。
 高校卒業後すぐ入門し、父・久之の厳格な指導を一身に受けたその刀さばきは「印章に生命(いのち)を与える」と称される。
 その飽くなき研究心、技術のさらなる研鑽(けんさん)を求めて一心不乱に仕事に打ち込む姿勢は、手彫り印章作家の間でも高い評価を受けている。
 若手の手彫り作家を育て、手彫り印章のすばらしさを次世代に伝えるべく日々邁進中。

略歴

昭和 35年 1月  甲州・山梨の手彫り印鑑の名店「瑞光堂」初代店主 遅澤久之の長男として誕生する
昭和 53年 3月  山梨県立身延高等学校を卒業
昭和 53年 4月  「瑞光堂」に入門。これより父・久之の厳格な指導を一身に受ける
平成 元年 10月  印章の日記念行事技術競技会 県商工労働部長賞 受賞
平成 2年 10月  印章の日記念技術競技会 知事賞 受賞
平成 2年 10月  全日本印章連盟技術大競技会 労働大臣賞 受賞
平成 5年 3月  一級印章技能士取得
平成 5年 11月  大阪府印章技術展覧会 銀賞 受賞
平成 6年 11月  大阪府印章技術展覧会 銀賞 受賞
平成 7年 3月  印判店組合技術競技会 知事賞 受賞
平成 7年 12月  大阪府印章技術展覧会 大印理事賞 金賞 受賞
平成 7年 12月  日本印章協会より一等印刻師に認定
平成 11年     山梨県優秀技能者表彰 受賞
平成 16年     経済産業省(当時)より甲州手彫り印章の伝統工芸士に認定

伝統工芸士 遅澤流水より

 この度は「手彫り印鑑 伝統工芸士遅澤流水」へお越しくださいまして誠にありがとうございます。
 日本の社会生活を送るにあたり、印鑑は切っても切れない重要な役目を果たしております。
 重要な場面で使用される印鑑を自信を持ってご使用頂ける様に、文字のバランスにこだわり美しい印影になる様に心掛け、一本一本を大切に作らさせて頂いております。
 今後共お客様に末永く愛される印鑑をお届けする様研鑽してまいります。
 本物の印鑑をお持ちになりご自身の人生に役立てて頂ける様心から願っております。

一等印刻師とは

一等印刻師という資格の価値

「一等印刻師」とは日本印章協会により付与される”最難関の印章彫刻資格”のことです。

遅澤流水は一等印刻師の試験に挑んだ時のことを”非常に勉強になった一年”と、語ります。

試験期間の一年間、受験者は毎月課題作品を提出し続け、一度でも合格点を割ると失格・再受験になります。
80点という非常に高い水準に設定された合格点を、すべての課題において達成することが求められるのです。
腕に覚えのある一級彫刻士ですら途中脱落してしまうことからも、非常に難易度の高い試験であることが伺えます。

一等印刻師という資格の歴史は古く、審査員には小川瑞雲先生や甲斐雄山先生、鈴木般山先生(すべて故人)という印章界の錚々たるメンバーが揃っており、印章彫刻技術者が目指す最終目標とも言われています。

遅澤流水はその最難関試験を平成7年12月に再受験なしで合格。
一等印刻師の資格を習得致しました。

伝統工芸士とは

は経済産業省所管の社団法人伝統的工芸品産業振興協会により認定される資格である

 経済産業大臣指定の伝統的工芸品の製造に従事している技術者のなかから、高度の技術・技法を保持する人物が伝統工芸士として認定される。
 伝統工芸士の資格を付与された技術者は、その産業を代表する最高技術保持者として上記協会により正式に認められている。
 伝統工芸士はその専門分野での高度な技術ならびに知識を持つ匠であり、将来性豊かな若手を育成する指導者であり、伝統工芸品の普及、伝統技術の継承に日々邁進している。

 ※流水は平成16年に甲州手彫り印章の伝統工芸士の資格を取得


甲州手彫り印章について

貴方は甲州(山梨)は、「はんこ」の一大産地だったことをご存知ですか?

甲州でのはんこの生産量は、ピーク時では全国の生産量の60%を占めていました。

甲州でそれほどまでにはんこの製造が盛んになったのは何故か。
その歴史は江戸後期にまで遡ります。

甲州には金峰山麓をとりまく鉱山群があり、水晶の原石が採取される土地柄でした。
そこに江戸時代後期、京都の職人から水晶の研磨技術が伝えられ、時代を経て明治以降の鉱山採掘許可により水晶加工が盛んになり数多くの加工場が甲州に作られました。

水晶は印材としても使われており、手彫りでの彫刻が必須であった為、甲州における彫刻技術は自然と発展を遂げ高度な技術を習得した職人が数多く存在するに至りました。

その結果、「甲州手彫り印章」が印章分野における唯一の”伝統工芸品”としての認可を受け、伝産法(伝統的工芸品産業の振興に関する法律)の規定に基づく国家資格を取得した、遅澤流水を含む19名の伝統工芸士が技術の継承と次世代の育成に努めています。

このように時代を超え、連綿と受け継がれた彫刻技術により、甲州では今もなお作品と呼ぶに相応しい「はんこ」が生まれ続けています。

面訂(0:01~)

 まずはじめに、トクサで印面を平らにします。
 肉眼では確認できない印面のガタつきを、トクサで擦って平らに修正します。
 力を入れすぎるときちっとした平面が出ずに歪んでしまい、彫刻作業に影響を与えます。
 経験を積み、勘どころを掴むことで美しい水平が出るようになります。

朱打ち(0:15~)

 粗彫りを行う際、筆書きした文字の線を判りやすくする為に朱色の墨を印面に均等に塗ります。
 これを朱打ちといいます。
 字入れは墨で行なうので、この朱色の墨が残った部分を粗彫りで彫っていきます。
 印面に均等に墨を打つのはなかなか難しいもので、流水も入門したての頃はよく父に叱られたものです。

字割り(0:26~)

 分指し(ぶさし)という定規のような道具を使って印面に線を引き、文字を入れる比率のバランスを決めます。
 この作業を字割りといいます。
 全体の印象を決める重要な工程です。
 文字の密度や全体のバランスを見ながら、最も美しい仕上がりになるように練り上げていきます。

字入れ(0:52~)

 いよいよ印稿(デザイン)を書き入れます。小筆を使って印面にじかに文字を書き入れていきます。
 印鑑なので鏡文字といわれる左右を反転した文字を書いていきます。
 この字入れの出来が美しくないと、いくら綺麗に彫っても満足できる作品にはなりません。
 朱墨で何度も修正を重ねながら、納得いくまでデザインを練り上げます。

粗彫り(2:15~)

 字入れが完成したら、粗彫りに入ります。
 墨で手書きした文字以外の朱墨が残った部分を文字を傷つけないよう細心の注意を払いながら印刀で丁寧に彫っていきます。
 のちの仕上げ作業とともに、流水の真骨頂である流麗な刀さばきが冴えわたる工程です。
 この粗彫り作業で2日程度を費やします。

面擦り(3:14~)

 粗彫りが終了したら再度トクサで印面を擦り、一度打った墨をすべて落とします。
 字入れ工程において何度も墨で修正を重ね、印面に墨による凹凸ができてしまうためです。

墨打ち(3:23~)

 仕上げ彫りの際、粗彫りで彫った文字の輪郭を確認しやすくするために、面擦りで墨を落とした印面に再度墨を打ちます。
 柘には墨を、水牛などには朱墨を使います。
 仕上げ彫りの完成度を高めるために欠かすことのできない大切な作業です。

仕上げ(3:40~)

 仕上げ刀で文字と枠を仕上げます。
 流水の真骨頂である流麗な刀さばきがいかんなく発揮されます。
 これにより流水の特長ともいえる生き生きとした躍動感が生まれます。
 流水が全身全霊で印鑑に”生命(いのち)”を吹き込む、最も大切な工程です。
 わずかコンマ数ミリの微調整が何日も続きます。
 仕上げ彫りといえば文字だけに注目が集まりがちですが、流水の手彫り印鑑の枠は欠けにくくなるよう土手を厚く仕上げ、耐久性をより高める工夫がなされています。

試し押し(4:07~)

 納得いくまで仕上げたら、紙に試し押しをしてイメージどおりに仕上がっているか確認します。
 一等印刻師・流水といえど、これでよしと思っていても実際に紙に押してみると修正すべきポイントがはっきりと浮かび上がってきます。
 ここからまた気の遠くなるような調整作業が始まります。

最終調整(4:38~)

 試し押しを重ねながら、イメージどおりになるまで何度も仕上げ刀を握り、納得のいく仕上がりになったらようやく1本の作品が完成します。
 流水の性分から、納得がいくまでは絶対に完成品とはしないため、出来上がるまでに10日ほどかかります。
 何日もかけて一心不乱に取り組んだ作品が最高の出来に仕上がったとき、それこそが流水が最も喜びを感じる瞬間です。

競技会・展覧会における主な受賞作品・その他の作品

競技会・展覧会における
主な受賞作品

広島平和記念公園印
<第十回 全日本印章連盟技術大競技会>
【労働大臣賞】

阪神大震災復興計画
<第四十三回 大阪府印章技術展覧会>
【大印理事賞 金賞】

祝御成婚優秀作品印譜集
<第四十一回 大阪府印章技術展覧会>
【銀賞】

瓜田不納履梨下不整冠
<第四十二回 大阪府印章技術展覧会>
【銀賞】

東欧諸国問題研究会
<第三十八回 大阪府印章技術展覧会>
【銅賞】

奏人如踊
<山梨県印章業組合技術競技会>
【知事賞】

その他の作品

変わり印<密刻>
【獅子】(瑞光堂)

変わり印<密刻>
【獅子】(瑞光堂)印影

変わり印<密刻>
【鳳凰】

変わり印
【鳳凰】

変わり印<密刻>
【七福神】(大黒天)

変わり印<密刻>
【七福神】(大黒天)印影

変わり印<密刻>
【七福神】(恵比寿)

変わり印<密刻>
【七福神】(恵比寿)印影

変わり印<密刻>
【七福神】(弁財天)

変わり印<密刻>
【七福神】(弁財天)印影

変わり印<密刻>
【七福神】(布袋)

変わり印<密刻>
【七福神】(布袋)印影

変わり印<密刻>
【七福神】(寿老人)

変わり印<密刻>
【七福神】(寿老人)印影

変わり印
【干支】(卯)

変わり印
【干支】(辰)

変わり印
【干支】(辰)印影

変わり印
【干支】(午)

変わり印
【干支】(午)印影

変わり印
【干支】(未)

変わり印
【干支】(未)印影

変わり印
【干支】(酉)

変わり印
【干支】(酉)印影

変わり印
【干支】(牛)印影

変わり印
【干支】(寅)

変わり印
【干支】(寅)印影

変わり印
【富士山】(宮島)

変わり印
【富士山】(宮島)印影

変わり印
【富士山】(武明)

変わり印
【富士山】(武明)印影

変わり印
【富士山】(富岡)

変わり印
【富士山】(富岡)印影

変わり印
【富士山】(山中)

変わり印
【富士山】(山中)印影

変わり印
【富士山】(洗心)印影

変わり印
【カーネーション】(香織・美結)印影

変わり印
【紫陽花】(陽花・凛)印影

変わり印
【蘭】(優花・蘭)印影

変わり印
【薔薇】(優愛・さやか)印影

変わり印
【桜】(美桜・さくら)印影

朱竹印
(正月・元旦[朱文])

落款印
(春・夏・秋・冬)

個人印鑑 オランダ水牛<篆書体>
(福本和雄)

個人印鑑 黒水牛<粋印>
(中嶋)

個人印鑑 <粋印>
(池田)

個人印鑑 <粋印>
(佳祐)

個人印鑑 <粋印>
(城田)

個人印鑑 <粋印>
(鈴木陽一)

個人印鑑 <粋印>
(山川邦雄)

個人印鑑 <粋印>
(陽一)

個人印鑑 <篆書体>
(菊川信一)

個人印鑑 <篆書体>
(櫻井健輔)

吉相体

印章の偽造防止を目的として、篆書体が意匠化され生まれた印章用書体。
開運の書体としても知られ、曲線的なやわらかさ・流れるような美しさを特長とする。

篆書体

漢字の起源である甲骨文字から金文、そして大篆と派生し、大篆はまだ字画が複雑で書くのに不便であったことから、紀元前200年頃、秦の始皇帝の命により大篆が改良されできた書体。
吉相体とは対極にあるような、直線的な美しさを特長とする。

古印体

7~8世紀頃から印章に用いられている、古雅な味わいのある書体。
隷書体をもとに生まれたとされ、その独特の墨だまりや線の切れは、文字を鋳造した際に生じるものを再現したものと言われている。

太枠篆書

篆書体の枠を太くして欠けにくくした書体。
枠に対して文字は細く、空間が広くなるため朱肉が目詰まりしにくいという利点を持つ。
上品で繊細な印象であることから、女性に大変人気のある書体。

隷書体

中国・秦の時代、篆書は複雑で書きにくいという理由から、より速く書くために字画が簡略化されできた書体。
紙が発明される以前から使われていた書体で、木簡や竹簡に書きやすいように作られている。

楷書体

隋・唐の時代に、隷書体から生まれたとされる書体。
楷書とは、もともと字画を正しく書いた書のことをいい、書体名となったのは宗の時代以降と言われている。
崩しのないかっちりとした読みやすい書体。

行書体

速く書くために楷書を崩し、書きやすくした優雅な筆文字書体。
後漢の時代に生まれたと言われている。
流れるような筆の動きを表現し、崩し加減は楷書と草書の中間に位置する。

草書体

晋の時代に生まれた書体。
速く書くことができるように、一定のルールに従い大きく字画の省略が行なわれる。
字画を思い切って崩し流麗に筆を走らせる形は、それまでの漢字における書の表現を一変させたと言われている。

オランダ水牛

オランダやアフリカの水牛の角を加工した飴色の印材。繊維が緻密で耐久性の高い「芯持ち」と呼ばれる角の中心部分を使う。
透明度が高くより希少な最高級品の純白と茶褐色の斑(ふ)が美しい柄(がら)入りがある。

天然の素材なので色・柄が一様ではない。 柄によってランク分けされる。

純白=班(柄)が無いもの。色合いによって区別される。上:飴色が基調、中:濃灰色が基調。
柄=茶褐色もしくは黒の柄が入り、柄の部分の少ないものから上、中、並とランク分けされる。

黒水牛

ベトナムなど東南アジアの水牛の角を加工した漆黒の印材。
繊維が緻密で耐久性の高い「芯持ち」と呼ばれる角の中心部分を使う。
そのすぐれた耐久性の高さから、ボタンや包丁の柄、料理ばしとして利用されることもあり、最近ではアクセサリーとしても重宝されている。
使うほどに色つやが深まり、なんともいえない風情のある味わいが生まれる。

印材の頭に見られる芯によってランク分けされる。

植物系の印材ではもっとも繊維が緻密で、硬度・粘りに勝り、篆刻に適する。
なつ印性にすぐれ、日頃の取扱いさえきちんと注意すれば、十分に末永く使える印材。
東南アジア産より密度が数倍高く品質がよい国内産、その中でも特に最高級とされる鹿児島産の「薩摩本柘(さつまほんつげ)」を使用。
この薩摩本柘は歯こぼれしにくい高級櫛(くし)の材質としても有名である。

    • 個人実印
    • サイズ 漢字・ひらがな・カタカナ ローマ字
      18mm タテ2行:姓名
      各3~4文字まで
      ヨコ2行:姓名 各6~7文字まで
      16.5mm タテ2行:姓名
      各3~4文字まで
      ヨコ2行:姓名
      各5~6文字まで
      15mm タテ2行:姓名
      各3文字まで
      ヨコ2行:姓名
      各5~6文字まで
      13.5mm タテ2行:姓名
      各3文字まで
      ヨコ2行:姓名
      各3~4文字まで
    • 個人銀行印
    • サイズ 漢字・ひらがな・カタカナ ローマ字
      13.5mm ヨコ1行:姓or名
      各4~5文字まで
      ヨコ1行:姓or名
      各5~6文字まで
      12mm ヨコ1行:姓or名
      各2~3文字まで
      ヨコ1行:姓or名
      各3~4文字まで
    • 個人認め印
    • サイズ 漢字・ひらがな・カタカナ ローマ字
      12mm タテ1行:姓or名
      各2~3文字まで
      ヨコ1行:姓or名
      各3~4文字まで
      10.5mm タテ1行:姓or名
      各2~3文字まで
      ヨコ1行:姓or名
      各3~4文字まで
    • 個人落款印
    • サイズ 漢字・ひらがな・カタカナ
      25mm 6文字まで
      20mm 6文字まで
      18mm 6文字まで
      15mm 6文字まで
      12mm 4文字まで
      10mm 2文字まで
    • 会社実印
    • サイズ 外文字 内文字
      18mm 漢字のみ:22~25文字程度まで
      カタカナ:30文字程度まで
      10文字程度まで
      16.5mm 25文字程度まで 8文字程度まで
    • 会社銀行印
    • サイズ 外文字 内文字
      18mm 30文字程度まで 10文字程度まで
      16.5mm 25文字程度まで 8文字程度まで
    • 会社角印
    • サイズ 文字数
      36mm 応相談
      30mm 応相談
      27mm 50文字程度まで
      24mm 40文字程度まで
      21mm 30文字程度まで
    • 会社割印
    • サイズ 文字数
      大割(15×36) 24字程度
      中割(13×33) 24字程度
      小割(12×30) 20字程度
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