準備する道具
道具はホームセンターなどで売っている市販品で全て揃います!
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○コテ
珪藻土材を塗るときに使用。 |
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○コテ板
練った珪藻土をいったんこの板に載せてから作業する。 |
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○バケツやタライ
錆のでない物。水に混ぜ合わせるときに使う。
○しゃもじ(ご飯用)など
珪藻土を練る時使用。
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○マスキングテープ
汚したくない部分を保護するのに使用。幅は20〜30mmのものが使いやすい。長さは10畳くらいの一般的な部屋の4面塗りの場合、15〜20mくらいが目安。安い物なので多めに準備しておくとよいでしょう。
○カットマスカー(別名:マスキングシート)
幅50cm〜1mのものが使いやすい。長さは20mあれば12畳部屋の床の周囲を保護できる。足りなくなったら、マスキングテープと新聞紙で代用が可能。 |
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○新聞紙
床など汚したくない部分に敷く。なにかと便利。 |
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有ると便利なもの |
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○ハケ
最も楽チン&簡単に模様付けができる。プロの左官屋さんもよく使います。
ハケ引き模様のつけ方は、滑らかにした面にハケを引き、コテを使って上から軽く押し付ける。
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○カッター
DIYの必需品。
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○1リットルくらいが量れる計量カップ。
無ければペットボトルで代用。(水の分量が重要なため) |
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○脚立
高い部分の作業時に便利。 |
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左官セットと一緒にお薦め!作業効率を高めるパワーミキサー
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塗布できる壁・できない壁 |
塗布できる下地(壁)
○ビニルクロス(下地との接着が良好な壁)
○古壁(砂壁・繊維壁・土壁)
手でこすってもボロボロしない、強度のある壁。
○セメントモルタル
(平らな面、吸水性が少ない場合)
○中塗土
↑シーラーにて下地処理をすることで塗布できない傷んだビニルクロスもも塗布できるようになる。基本的にはクロスは剥がさない。
↑傷んだ土壁も下地処理をすればOK
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下地処理すれば塗布できる壁の例。
○はがれの激しいビニルクロスの場合。
はがれ部分を切除、浮きを修正するなど下地処理をしっかりさせれば塗布可能。はがれた部分を切り取った場合、ファイバー製のジョイントテープ(市販品)を貼れば完璧。表面にシミや汚れが激しい場合には、全面にシーラー(市販品の下地処理剤)処理をする。
○表面にシミや汚れが激しい土壁の場合。
全面シーラー処理をすることで塗布可能。ただし強度のない(手でぽろぽろする)場合は、剥離の原因になるので塗布できません。
○石膏ボード(プラスターボード)
全面シーラー処理をすることで塗布可能。つなぎ目はメッシュテープなどで補強します。
○合板・コンパネの場合。
ぺらぺらに薄い場合が多いので、しっかりと固定をすこと。コンパネの隙間はパテで埋めファイバー製のジョイントテープ(市販品)を貼ること。アク止めシーラー(市販品)で下地処理をすること。以上の3点を行うことで、塗ることは可能ですが、お勧めはしておりませんので、あくまでも自己責任において施工願います。
塗布できない下地(壁)
○紙クロス・布クロス(吸水しないように下地処理すれば施工可能な場合もあり)
○風呂場や台所など著しく水が掛かる恐れのある壁
○外壁
○プラスチック面・ガラス面・鉄板。
○ペンキ塗面
※シーラーとは、下地処理剤のことで牛乳のような白色の液体、ホームセンター等でお買い求めになれます。参考価格:1m2あたり200〜400円くらい。乾燥時間は2〜3時間くらいが標準。
↑ビニルクロスの上に直接塗れる
↑土壁の上にも直接塗れる
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施工手順 |
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「ビニルクロス」に塗布する場合の施工手順 |
(1)清掃
濡れタオルでビニルクロスを拭き、下地の確認と清掃を行う。カビが発生している場合はカビ取り(市販品)で必ず処理してください。
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(2)補修
継ぎ目の剥がれや浮きがある場合には、剥ぎ取らずにビニルクロス補修用ボンド(市販品)で接着してください。部分的に浮きあがる場合にはカッターで切り開いて同様に接着させます。乾燥するまでは、浮き上がらないようにヘラなどで押さえながらドライヤーで強制乾燥させます。またはピンなどで仮止めしておきます。ファイバー製のジョイントテープ(市販品)を貼れば完璧。
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(3)保護作業
塗布の前に天井や床・窓は汚れないように新聞紙・マスキングテープなどで保護してください。
・マスキングをする場合には、珪藻土を塗る厚さを考え1.5mm浮かせて貼る。
・エアコンや換気扇、コンセントは可能であればカバーを外してからマスキングすると、完成時に塗りの際が隠れてきれいに見える。
・カーテンレールなどは、塗るときの作業の邪魔になるので、できるだけ外しましょう。このときのコツとして、ネジ穴に外したネジを取り付けておくと後でネジ穴を捜す手間がなくなります。
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「古壁」に塗布する場合の施工手順 |
(1)清掃と確認
チリやホコリはほうきで、カビが発生している場合はカビ取り剤(市販品、カビキラーなど)で必ず処理してください。ちょっと専門用語になりますが、( )内で理解できます。エフロレッセンス(コンクリートやレンガの目地の表面にしみ出して結晶化した白い物質)やレイタンス(モルタルやコンクリートが硬化する際、その表面に浮き上ってくる灰白色、白亜質の表皮)、ドライアウト(壁の表面が乾燥して、こするとポロポロする状態)は発生していないか。
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(2)補修
深い穴などがある場合は本品(硬めに練ったもの)で生めてください。
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(3)保護作業
上記の「ビニルクロス」と同様。
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★ポイント1★⇒水の分量は最も重要!計量カップなどでしっかり量ってくださいね!
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(4)水を容器に入れる
本品1袋(着色剤含む)の使用に対して、標準加水量は2リットルですが、ここではその8割の1.6リットルを前段階として入れます。
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(5)着色剤を入れる
袋入りの珪藻土(3.6kg)とは別梱包のプラスチック瓶(200g)に入った着色剤をよく手で振ってから容器に入れ、しゃもじなどでよく混ぜてください。また、練り水で洗い流して、必ず最後まで全部使い切ってください。
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(6)珪藻土を入れ練る
袋入りの珪藻土(3.6kg)を加え、しゃもじを使って十分練り混ぜてください。その後20分程度練り置きし、下地に合わせて残り水を加え、練り上げます。初心者の場合にはやや硬めにすると塗りやすくなります。
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※水の分量は重要。計量カップで必ず量ってください。水の入れ過ぎは、塗り面がダレ、少な過ぎは塗づらくなり、仕上がりが悪くなりますので注意してください。
※同一面での塗り継ぎは色ムラや段差の原因となるので、必要な塗り材は一度に練り混ぜまします。
※練り上げた材料は早めに使い切ってください。
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★ポイント2★⇒2回塗りを行う!
コテ板にとって塗り始めると、この作業がたまらなく楽しい!
だから。。。 皆、1部屋塗ると、2部屋目、3部屋目・・・と塗りたくなるのです!!
自分で塗れば安いもの。。 お友達や親戚のお部屋も塗ってあげましょう。
なにしろ、健康にイイわけですから。
断熱効果、吸音性・遮音性、吸着・消臭・調湿効果、防火性に優れていることも忘れないでね。
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(7)塗り材の塗布
まず、コーナー部分から塗布していき、全体を塗っていきます。2回塗りを標準とします。1回目は強くこするように薄く塗る下ごすりを行い、表面乾燥後に上塗りをします。このことで珪藻土材がしっかりと下地と密着します。
続けて模様付けも行います。模様付けは表面水が引かないうちに行ってください。
塗り厚は1.2〜1.5mmを目安とします。
※厚塗りや凹凸の激しい模様付けをすると、表面乾燥後にひび割れすることがあります。逆に薄塗りは下地の透けの原因となります。
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(8)完成
塗布後、換気しながら24〜48時間乾燥させて完成です。
最初に貼ったマスキングテープは珪藻土が完全に乾く前にはがしてやる。完全に乾いてから行うと珪藻土の端が欠けることがある。
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施工後について |
普段のお手入れ方法
ホコリ等が付着した場合は、掃除機等で除去してください。 |
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メンテナンスの方法
手垢汚れがついた場合、子どもが鉛筆で落書きをした場合。
プラスチック消しゴムで消すことができます。
子どもがクレヨンで落書きをした場合、飲料水・調味料(ケチャップ・コーヒーなど)が壁についた場合。
タッチアップ材で上塗りしてください。(多少の補修跡が残ります。)
壁面にひびや傷がついた場合。
タッチアップ材で上塗りしてください。(多少の補修跡が残ります。)
なお、下地からのひび割れの場合は、再度発生することがあります。
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珪藻土壁材の再リフォームについて
本品での再リフォームが可能です。
リフォームの目安は、汚れ具合が殆どであり、強度的には10年〜20年は十分に保持されます。 |
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施工上の注意 |
● 本品は内装専用の仕上材です。外装には使用できません。
● 下地は平らに仕上げ、十分乾燥させてください。
● 釘などで錆の恐れがある場所には錆止めを施してください。
● 古壁に限らず下地は掃除機などでチリ・ホコリなどを清掃してください。
● 水引き差(本品の水分を吸ってしまう)の大きな下地は水引き調整を施してください。
● 混練りした材料の長時間保存は避け、使用道具は早めに水洗いをしてください。
● 強度がない下地は剥離の原因となりますので、塗り直して施工してください。
● 施工後、気温0℃以下になる恐れがある場合には施工を避けてください。
● 直射日光のあたる場所、湿気の高い場所、高温(40℃以上)または低温(0℃以下)での保管は避けてください。
● 風呂場及び直接雨のあたる外部への施工は避けてください。
● 施工後は、十分な換気を行い、早期の乾燥を心がけてください。
● 天然の土・砂が主原料ですので、ロットによる多少の色違いはご容赦ください。
● 本品に使用しているホルムアルデヒド吸着分解材は、一部の特殊な木材処理剤(植物性オイル、油性ペンキなど)と反応し、黄変することがあります。
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