便秘薬の副作用か、高マグネシウム血症で2人死亡


 便秘薬として広く使われている「酸化マグネシウム」製剤について、厚生労働省は27日、副作用の可能性がある死亡者がここ3年間で2人報告されていたと発表した。 いずれも血中のマグネシウム濃度が異常に高くなる高マグネシウム血症と呼ばれる症状で死亡しており、同省は、この薬を長期にわたり使用する際には定期的に血液検査を行うよう呼びかけている。

 酸化マグネシウムは、1950年から便秘薬として広く使われ、年間使用者数は約4500万人と推計されている。特に認知症の入院患者などに対し、長期間にわたり漫然と投与している例が多く、2005年4月から今年8月までに、薬との因果関係が疑われる高マグネシウム血症が15人報告され、そのうち80歳代の女性、70歳代の男性の2人が死亡した。

(2008年11月27日19時57分 読売新聞)


<酸化マグネシウム>便秘薬など副作用15件、うち2人死亡

11月27日19時11分配信 毎日新聞
 便秘や胃炎に広く使われている医療用医薬品「酸化マグネシウム」の服用が原因とみられる副作用報告が05年4月〜今年8月に15件あり、うち2人が死亡していたことが、厚生労働省のまとめで分かった。高齢者に長期間処方しているケースも多いことから、厚労省は血液中のマグネシウム濃度の測定など十分な観察をするよう、製薬会社に使用上の注意の改訂を指示した。

 酸化マグネシウムは腸の中に水分を引き寄せて腸の運動や排便を助ける効果があり、各製薬会社の推計使用者は年間延べ約4500万人に上る。

 15件の副作用は、服用が原因で意識障害や血圧低下などにつながった可能性が否定できないケースで、全員が入院した。このうち認知症などの病気を持ち、他の薬と併用して長期投与を受けていた80代の女性と70代の男性が、ショック症状などを起こし死亡した。15人中13人は、服用を半年以上続けていたとみられる。

 酸化マグネシウムは薬局で買える市販薬にもある。厚労省はこの成分を含む製品を副作用の危険が最も低い3類から、薬剤師らに情報提供の努力義務が課せられる2類に引き上げることを決めた。市販薬での副作用報告は今のところないという。【清水健二】

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