6月14日の大阪・心斎橋ラグタイムでのライブに続き、8月9日「ORGAN LADIES LIVE "華"」が 東京・目黒ブルースアレイで行われました。
今回は鍵盤堂スタッフがライブに潜入し、緊張感溢れるリハーサルから本番に至るまで、本物のハモンドオルガンサウンドに包まれた至福の時間を堪能して参りましたので、早速レポート致します。
〜〜リハーサル〜〜
今回は何とHAMMMOND B-3+Leslie122(2台)、HAMMMOND A-100+Leslie147(2台)という、普段中々見ることの出来ないオルガンファンにはたまらない贅沢なセッティング。

B-3+122×2

A-100+147×2

 

←A-100の後ろ側。2台のレスリー147との位置関係がよく判ります。

 リハーサル中にちょっと失礼してLeslieスピーカーに近づくと・・・↓

Leslie122、Leslie147それぞれのLeslieスピーカーにはbeyerdynamic M88TGSHURE SM57をそれぞれのドラムローターに向けセットし、ホーンローター部にはAKG C414B-ULSというセッティング。
これはブルースアレイジャパンの高橋さんのアイデアも織り込まれたセッティングとのことで、この東京ライブの総合プロデューサーでもある大高さんからは、「そのマイクの立て方でライブをしたらどうなるのか?という楽しみもあり、結果としては満足のいくサウンドでした。」とのこと。
右の画像にカーソルを当てると、3種類のマイクをご確認頂けます→

そして「ベース音は全てハモンドオルガンのサウンドなので、客席側へ届く音は勿論、ステージで演奏するプレイヤーがより気持ちの良い演奏をしてもらうには、曲によっては、今回の様に低域を強調させたモニターのアレンジが必要な場合があり、その効果もあいまってお客様にはより良いサウンドが届けられたのではないかと思います。」

心地良いビンテージハモンドサウンドが客席に届いていた背景には、オルガンサウンドの特性を熟知しているからこそ、演奏者にとってもベストな環境を考え、そしてなにより観客が満足できる音を提供したいと言う、大高さんの徹底的なオルガンサウンドへのこだわりがあったのです。

このブルーの間接照明がまたカッコいいですね。→


←ギタリストの佐々木秀尚さん、ドラムの恒川久徳さんのモニターにも気を配りつつ、出演者の方々とやりとりをしながらサウンドチェックする大高さん。

〜〜ライブスタート〜〜

いよいよ開場!
前回の大阪ラグタイムと同様の2部構成。第一部は優季さん、小野みどりさん、池見宏美さん、大高さん、橋本有津子さんがそれぞれソロで曲を演奏。
ぎっしり満員となった会場にはステージに向かって左右にそれぞれ150インチの巨大スクリーンがセットされ、2007年7月に開催されたイベント「大高清美おるがん道」の時の様に、プレイヤーの手元をしっかり見る事が出来ました。

5人のプレイヤーそれぞれの演奏スタイルによって、様々なサウンドを演出するオルガンはやはり奥が深く、また常に音を聞きながら、スクリーンに映し出される運指、細かくドローバーセッティングを変化させている様子等、「なるほど、ここでこのドローバーを引くのか」、「このフレーズはこうやって弾くのか。。」と、様々なオルガン奏法がじっくりと堪能できる今回のステージセッティングは、オルガンファンにとっては大変嬉しい演出でした。

それまでジャジーなオルガン世界に酔っていた会場内が、大高さんの登場によって一変。
池見さんに紹介されステージに上がった大高さんは、静かにB-3の鍵盤に手を乗せると前回の大阪では演奏されなかった曲、アルバムParagraphに収録の「Reverb」 を弾き始めました。
突然これまでとは違うオルガンの音、雰囲気に会場内もじっと大高さんの演奏に聞き入ります。


目を瞑るとまるで教会の中でオルガンを聞いているような、、そんな錯覚に陥る神秘的なフレーズと音で繰り広げられるこの「Reverb」 からOut of Sight に収録の「Departure」へ。

大高さんの曲はそのライブ形式・場所等によって、大高さんと様々なドラマー、ギタリストの方が共演がされ、常に同じタイトル曲でも曲全体の雰囲気だったり、グルーブだったり、緊張感だったり、と何かが違う、そして新鮮味すら感じる、そんな面白さや発見があります。


そして第二部はプレイヤーが2名づつステージに登場。向き合ったHAMMMOND B-3とA-100を使い、合計5曲を演奏しました。
演奏者の組み合わせによってそれぞれが持つ世界・スタイルが融合し、そこから生まれる新たなオルガンの世界観は、ライブならではの緊張感と発見に満ちており、このオルガンレディースライブ企画の価値をその場で改めて感じました。

演奏の合間にレディースならでは和やかなトークも・・・

アンコール曲のGiant Stepsでは、全ての出演者のオルガンソロがフィーチャーされ、やはり皆それぞれのカラーが垣間見れる味わい深いソロで会場を湧かせていました。

今回大阪、東京での開催となった「ORGAN LADIES LIVE 華〜HANA〜」は、オルガンサウンドを聞く楽しさ、そしてオルガン奏法を見る楽しさ、そして今回出演された一流オルガンプレイヤーによって改めてオルガンの魅力が伝わった最高のライブイベントでした。
アルバムだけでは味わうことの出来ない心と体に響く音そのもの、予定調和にならないスリリングな曲展開等、オルガンという楽器の魅力を肌で生で感じたい、という方は是非とも今回出演されたプレイヤーの皆さんのライブスケジュール等のチェックを!きっとオルガンの新しい発見があると思いますよ!


最後は皆で記念撮影。お疲れ様でした!


2009.6.14大阪編

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