「野菜や果物が健康に良い」ということは皆さんご存じですよね。
野菜や果物には、ビタミンやミネラル、酵素が豊富に含まれており、抗酸化の働きがあります。金属が酸化して錆びてしまうように、人の
体でも酸化は起こり、さまざまな病気を引き起こすといわれています。 抗酸化の働きがあるものを摂ることによって、病気を防ぎ、健康
で若々しい毎日を過ごすことができるのです。
残念ながら、現代人の野菜や果物の摂取量は不足がちです。
成人が一日に摂るべき量としては、「食事摂取基準(2005年版)」 (厚生労働省)によると、野菜であれば350gから400g、果物では皮
を除いた状態で150gから200gが示されていますが、「平成19年度 国民健康・栄養調査報告」(厚生労働省)によると、実際には平均して、
野菜は270gほど、果物は110gほどしか摂れていません。 確かにこの必要量を食事だけで摂るのは難しいことかもしれません。
しかも野菜や果物が含む栄養量自体も、昔に比べて減少しています。「日本食品標準成分表」によると、たとえば、ほうれん草100g中のビタミンCは65mg
から 35mgに 、小松菜でも75mg から39mgに、四訂(1982年)から五訂(2000年)の18年間で約半分に下がっています。原因としては、化学肥料の使用により土壌の微量ミネラルが減少したことや、品種改良により土地に見合わない収穫量を重ね、土地がやせ-てしまったことなどがあげられます。
年配の方々に訊くと、昔に比べ野菜の味が薄くなったといわれる方もいらっしゃいます。
だからこそなおさら、現代人は意識して積極的に多くの野菜や果物を摂ることが必要なのですが、ただ摂っていれば健康でいられるというわけではありません。その摂り方こそが重要です。
★健康を気遣うなら絶対に押さえておきたい、野菜&果物の正しい摂り方★
ビタミンや酵素は、熱に弱いという弱点があります。実は高速ジューサーでは、おろし金が高速で回転することで熱を発するため、ビタミンや酵素が失われてしまうのです。低速ジューサーであればそのようなことはありませんし、素材をすりつぶして圧搾する方法では、ミネラルもしっかりと抽出することができます。
熱の他に空気が問題になることもあります。野菜ジュースの代表格、ニンジンには、“アスコルピナーゼ”という酵素が含まれるのですが、この酵素は酸素に触れると活性化し、ビタミンCを壊す働きがあります。高速ジューサーでは、素材を粉砕する際にジュースがまんべんなく空気に触れてしまいますが、低速圧搾ジューサーでは空気が混入しにくいため、この心配が少なくて済みます。
ちなみに市販の野菜ジュースはどうなのかというと、これは製造工程で熱を加えますし、作ってからかなりの時間が経って飲むことになるので、せっかくの野菜や果物の力がほとんど生かされていません。

健康のためのジュースといっても、我慢して飲んでストレスにしてしまうようでは本末転倒ですよね。お子さんのいらっしゃるご家庭では特に、おいしさというのは大切なポイントだと思います。健康のためだからこそ楽しく頂きたいですし、それが安心安全なものであるべきことはいうまでもありません。
高速ジューサーの素材を粉砕する方法では、どうしてもジュースが荒くなってしまいますし、繊維に農薬や重金属が含まれていた場合、それがジュースに混ざってしまう恐れもあるのです。
★おいしくなくちゃジュースじゃない!野菜嫌いっ子も黙らせてしまう職人芸★
低速圧搾ジューサーで作ったジュースは、消化しにくい繊維質とジュースとがしっかり分かれるため、飲み口がとってもまろやか。また、ジュースに栄養や甘さが凝縮されるので、生の青臭さもなく、素材そのものをおいしく味わうことができます。有機のものであれば、ニンジンやリンゴなども皮ごと搾ってしまえるので、素材の魅力をまるごとあますところなく感じることができます。
低速圧搾ジューサーの特徴としてさらに、葉もの野菜を搾れる、ということがあります。葉もの野菜には、葉酸、カロチン、キサントフィル、フラボノイドなどが含まれており、健康を考えるなら欠かせない素材です。色の濃い葉もの野菜は特に、栄養があるのは分かっていても苦手・・・という方も多いと思いますが、他の野菜や果物と一緒にジュースにしてしまえば、おいしくしっかりと摂ることができます。

ジューサーというと、騒々しくて手間がかかるイメージがありますが、低速圧搾ジューサーは音も控えめで、朝の一杯も気兼ねなく楽しめます。朝食に一杯、新鮮で栄養満点なジュースを加えることで、体がすみずみまですっきり目覚め、快適に一日をスタートすることができます。洗浄が比較的楽なのも、慌ただしくなりがちな朝には嬉しいポイントです。
さらに、一見高価に思える低速圧搾ジューサーですが、搾汁率が高いので素材の無駄が少なく、長い目で見ると経済的でもあります。健康のためにはじめる毎朝一杯のジュース習慣、長く続けるには、やはりこの辺りも重要ですよね。
★低速圧搾ジューサーのある生活★
低速圧搾ジューサーをお使いになる方に、心にとめておいていただきたいことがあります。
低速圧搾ジューサーでジュースを作ると、素材の状態を直接的に感じることができます。同じ種類の野菜でも、季節や育った場所、作り手によって、味が違ったり、水分量が違ったりします。だからときには、「あれ?今日はちょっといつもと違うな・・・」という日もあるかもしれません。
それを不便なことと考えるのではなく、野菜も果物も、巡る自然の中で生きているひとつの命だと、受けいれていただきたいのです。そうして日々ジュースを作り、飲んでいると、自分もその自然の中のひとつであるということが分かってきます。そこに気づくと、自分の体や心の変化に敏感になり、その変化にむやみに抗うのではなく、巡る流れのひとつとして向き合うことができるようになります。
そんな低速圧搾ジューサーを使って、自分あるいは誰か大切な人のためにジュースを作るとき、それは、相手の幸せを願い、自分も幸せになれる時間であってほしいと思います。肩肘張って我を主張するのではなく、今ここにあるものを受け入れ、愛情であったり感謝であったり、温かな想いを誰かに届ける、そんな時間が毎日の生活の中に確かにあることで、ただ健康に良いということを超えた、生き方そのものの輝きが生まれてくると思うのです。