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 赤や青、黄、緑、褐色など、様々な色合いを持つカルセドニーの一種で、不純物が一定の割合以上入った不透明な石をジャスパーといいます。混入した不純物によって色や模様が構成されますが、特にロシア産の赤と緑のリボン・ジャスパーが縞目の模様と色の濃淡が美しく、良質だといわれています。

 日本では碧玉と呼ばれ、翡翠と同じように勾玉や装飾品として使用されてきました。また13世紀に書かれた著書に、太陽のエネルギーと共鳴して大きなパワーを得ることができる「聖なる石」として、崇められてきたとあります。その他にも身を護る石として、中世ヨーロッパでは安産のシンボルとして用いられていたようです。出産のときに、この石をお腹の上に置いておくと、お産が楽になると信じられていました。世界中で古くから愛されてきた石といえるでしょう。現在でも冒険や旅行、物事の始まる時期などに、欠かせないお守りになっています。

 イエロージャスパーの効果は、想像力や感受性を豊かにし、安らぎと幸福な感情を与えてくれるといわれています。平穏をもたらす効果があり、ヒーリングに用いると、人生の全ての局面を一体化させる作用があります。ネガティブなエネルギーを吸収し、気分をポジティブなものに変えてくれるので、不安や恐怖心といったものを取り去ってくれるでしょう。また風水的な見地から、イエロージャスパーは金運を呼ぶ石とされています。やる気と正しい判断力、決断力を与えてくれるので、仕事運アップにも効果があるといわれています。

 肉体面においては、おなかの辺りの「ソーラーチャクラ」を強めてくれます。胃腸の調子が悪いときは、チャクラの上に石を置いてヒーリングすれば、消化器官などの機能を活性化してくれるでしょう。落ち込みが激しいときや、それに伴う不眠などにも、感情を安定させストレスを軽減させる効果があるので、癒し効果による改善が期待できます。

 イエロージャスパーのサイキックパワーについては、大地に根付く「グラウンディングエネルギー」を活性化してくれます。潜在能力や直感力を高め、自己実現など自分の人生の目的へと導いてくれることでしょう。