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　　ジェイドは、古くから世界中の人たちに「魔法の石」と崇められてきた翡翠のことです。特に東洋では、健康、高貴、長寿、徳を象徴する石として、親しまれてきました。
翡翠といえば通常緑色の石と思われがちですが、赤や白、オレンジ、黄、黒、薄紫など、空色以外の全ての色が存在しているといわれています。その中の、ネフライトと呼ばれる軟玉の一種で、美しい黄色のものをイエロージェイドと呼んでいます。

　イエロージェイドは、幸運を司る黄色をしていることから、幸せな結婚へと導いてくれたり、安らぎと幸福感を与えてくれるといわれています。また最も知られているのが、金運、財運を高めるといった効果でしょう。他にも、集中力を高めて成功や勝利へと導いてくれたり、目的達成のサポートをしてくれるといわれています。

　開放感や明るさ、希望を感じさせてくれる色なので、コミュニケーション能力や社交性が高まり、豊かな人間関係を築けるようになるでしょう。また長く身に着けることで、ポジティブなエネルギーが生み出されるようになり、トラブルやアクシデントが起こっても、自分自身で対処出来るようになるでしょう。

　スペイン語で「腹痛の石」という語源が語るように、おなかの辺りの「ソーラーチャクラ」に強く影響します。元々、南アメリカの先住民たちが腎臓を治癒する石として用いていたものを、植民地支配をしていたスペイン人が持ち帰ったことに由来しています。それほどまでに、腎臓や脾臓、肝臓、胃腸などの病から身を守ってくれると信じられていました。おなかの辺りにイエロージェイドを置くことで、新陳代謝を活発にして、食欲増進、胃腸の働きをよくするといわれています。

　ジェイドは、古来より勾玉として使用されてきたり、お守りや護符として用いられてきたように、守護のエネルギーを持っています。また、魂と肉体を繋ぎ、霊界と現世の橋渡しをするといったことや、死者の霊魂を鎮めるなどの、サイキックパワーがあると信じられています。