インクジェットプリンタ ランニングコストの検証

「キャノンインクジェットvsエプソンインクジェット」および「キャノンインクジェットvsレーザープリンタ」のランニングコストの比較検証を行いました。
キャノンインクジェットプリンタで詰め替えインクをご利用いただくと、ランニングコストを大幅に抑えることが出来ます。
レーザーは「Y/M/C/K各色5%・計20%カラー印刷」、インクジェットは「A4カラー文書の国際基準 ISO/IEC 24711」をほぼ同等のカラー濃度とみなした時の、A4普通用紙1枚のプリントコストです。

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INDEX
1 L版写真プリントのコスト比較
2 A4普通紙プリントのコスト比較
3 キャノンインクジェットvsエプソンインクジェット比較
4 キャノンインクジェットvsレーザー比較
5 キャノンインクジェットvs他社インクジェット比較
6 A4普通紙プリントと写真プリントのコスト面でのベストなプリンタ選択

S1 資料 キャノンインクジェット
S2 資料 エプソンンクジェット
S3 資料 キャノン・エプソンレーザープリンタ
S4 資料 算定基準・算定方法
S5 資料 キャノン純正カートリッジの使用量

 

■ L版写真プリント

■ L版写真プリント 画像データ JBMS-78-2006 資料>>
  カラー 純正インク
詰め替えインク ※
キャノンミニボトル 25%
キャノンボトル  15%
エプソンポンプ 40%
エプソンボトル 20%
キャノンインクジェット 6〜8色(染料) 13.3〜15.2円
ミニボトル 3.3〜3.8円
ボトル 2.0〜2.3円
  4色(染料) 8.3〜9.5円
ミニボトル 2.1〜2.4円
ボトル 1.2〜1.4円
エプソンインクジェット 6色(染料) 14.6〜16.7円 不可(最新機種)
エプソンインクジェット
旧タイプ
8色(顔料) 12.4〜17.7円
ポンプ 5.0〜7.1円
ボトル 2.5〜3.5円
エプソンインクジェット
旧タイプ
6色(染料)PM-A890 16.0円
インクポンプ 6.4円
ボトル 3.2円
詰め替えインクの印刷コストは、純正インクに対しての詰め替えインクのインク単価%で算出しています。

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■ A4普通紙

■ A4普通紙

資料>>
   文書 純正
詰め替えインク
ミニボトル 30%
ボトル  20%
キャノンインクジェット A4カラー文書の国際基準 ISO/IEC 24711  6.6〜9.0円
ミニボトル 2.0〜2.7円
ボトル 1.3〜1.8円
エプソンインクジェット 約 12円(推定) 不可(最新機種)
      リサイクル使用
純正の60%
キャノンレーザー 5%印字比率
(カラーはY/M/C/K各色5%・計20%)
16円前後 10円前後
エプソンレーザー フルカラー20%(各色5%) 15円前後
※ドラム代不明
9円前後
普通紙印刷の詰め替えインクは、「BCI-3e/BCI-9」を使用し、コストパフォーマンスが若干落ちるため、純正インクに対して、ミニインクボトル 30%、ボトルインク 20%の価格としています。

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■ 比較

キャノンインクジェットvsエプソンインクジェット比較
 ・ 写真プリントで純正カートリッジ6色染料インクを使う場合は、キャノン・エプソンとも同じくらいのコストになります。
 ・ キャノンプリンタは詰め替えインクが使用できるので、詰め替えインクを使用するときの写真プリントコストはエプソンプリンタの25%以下(キャノンプリンタ 詰め替えインク使用時 2.1〜3.8円)になります。
 ・ 普通紙印刷では、
 詰め替えできるキャノンプリンタは、  約 2円/枚
 詰め替え出来ないエプソンプリンタは、約12円/枚(推定値)
となり、キャノンプリンタの方が圧倒的にランニングコストが安くなります。
 ・ エプソンプリンタは、電源を入れるたび、強制的にヘッドクリーニングで相当量のインクを吸い取るので、公表値以上にプリント単価が高くなる可能性があります。
 
キャノンインクジェットvsレーザープリンタ比較
 ・ レーザープリンタのプリントコストが安いと思われているは、レーザープリンタの「モノクロ」A4用紙5%印字比率のプリントコスト約3円前後の価格が、カラー印字濃度20%の価格にまであてはまると錯覚しているのに過ぎず、「モノクロ」A4用紙20%印字比率のプリントコストは、約12円(3円×4倍)かかります。
A4フルカラー20%(各色5%)を基準に考えると、レーザー約15円/枚(リサイクルトナーを使用しても10円/枚)に比べて、詰め替えインクを使用したキャノンインクジェットプリンタのランニングコストは約2円で格段に低くなります。キャノンインクジェット純正インク使用時でも約 8円です。
※1  ※2
 ・ 「モノクロ」印刷A4用紙5%印字比率のプリントコスト比較

レーザー          約 3円
キャノンインクジェットプリンタ
  詰め替えインク使用 約 0.5円(2円÷4;20%濃度の4分の1)
  純正インク       約 2円(8円÷4;20%濃度の4分の1)
 
キャノンインクジェットvs他社インクジェット比較
 ・ 国内の詰め替えインクの市場では、キャノン用詰め替えインクがもっとも競争が激しい状態です。
然るに「キャノン用詰め替えインク」が「HP・ブラザー・SONY用詰め替えインク」より価格的にも競争が激しく、質的にも充実しています。
当店のキャノン用詰め替えインクをご利用されるか否かにかかわらず、プリンタの選択としては、キャノンプリンタの詰め替えインクが利用できる機種をオススメします。
 ・ キャノン・エプソン以外のメーカーのプリントコストの公表値は、家庭用インクジェットプリンタの印刷コスト表示に関するガイドラインの発行についてに準拠しているかどうか検証が必要です。
 ・ 日本HP
 日本HPは、社団法人電子情報技術産業協会の「ガイドライン」に参画していないので、自社基準のデータを採用しています。
 日本HPでは、「L判写真印刷コストについて」では、「「フォトバリューパックの税込HP Direct Plus価格÷印刷できた枚数(パッケージの用 紙枚数)」で一枚あたりのコストを算出」で、セット商品の価格を採用しています。
 ・ ブラザー
キャノン・エプソンは、「ガイドライン」に基づいた、インクカートリッジ・用紙のそれぞれ単品価格を明示していますが、ブラザー工業は、「ランニングコスト算出にあたりインクカートリッジ及び専用紙の価格は弊社オンラインショップ「ブラザーダイレクトクラブ」の2006年10月1日時点での1個単体価格を使用しました。 」という表記で、価格を明示していません。

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■ A4普通紙プリントと写真プリントのコスト面でのベストなプリンタ選択

通常のプリントでは、キャノンインクジェットの5色複合機(MP600、MP810)を使い、コピー・普通紙プリントとも詰め替えインクを使用する。
  キャノンインクジェットの5色複合機(MP600、MP810)では、写真プリントの画質が若干劣るので、高品位で長期に残したい写真には、オンラインプリントを利用する。
 
■  キャノンインクジェットの7色複合機(MP960)で、詰め替えインクを使用して写真プリントするときは、上質の写真用紙(スーパーフォトペーパー)を使用する。
 
ベストチョイス
 
パーソナルユース PIXUS MP600
高速印刷のビジネスユース PIXUS MP810
写真プリントもこだわる PIXUS MP960
業務用プリントでランニングコストも削減したい PIXUS Pro9000 iP9910 iP8600
   
まとめ
  エプソンプリンタの写真プリント品質や、レーザープリンタの使い勝手の良さなど、それぞれのメーカーやプリンタには用途に応じた長所がありますので、キャノンインクジェットプリンタ以外の機種を否定するものではありませんが、キャノンインクジェットプリンタが、パーソナルユースや小規模事業者・写真プリントなどの事業者にランニングコスト面でも機能面でも満足度の高い製品であるように思われます。

プリンタ選定の基準はさまざまあるかとは思いますが、ランニングコスト的には、(詰め替え対応の)キャノンプリンタが最もオススメです。新プリンタを購入されるときのご参考にしてください。

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資料

キャノンインクジェット
 円(税込) L版写真プリント 普通紙印刷
  メーカー
公表値
用紙代 インクコスト
詰め替え
ミニボトル 25%
ボトル  15%
メーカー
公表値
詰め替え
ミニボトル 30%
ボトル  20%
MP960 23.2 8 15.2
3.8
2.3
6.8
2.0
1.4
MP810 16.3 8 8.3
2.1
1.2
6.6
2.0
1.3
MP600 17.5 8 9.5
2.4
1.4
6.7
2.0
1.3
MP510 16.6 8 8.6
2.2
1.3
6.6
2.0
1.3
MP830 18.3 8 10.3
2.6
1.5
6.6
2.0
1.3
Pro 9000 21.3 8 13.3
3.3
2.0
7.5
2.3
1.5
iP6700D 23.2 8 15.2
3.8
2.3
9
2.7
1.8
iP4300 17.5 8 9.5
2.4
1.4
8.9
2.7
1.8
iP3300 16.6 8 8.6
2.2
1.3
6.7
2.0
1.3
iX5000 17.8 8 9.8
2.5
1.5
7
2.1
1.4
             
MP460 25.5 8 17.5 不可 13.5 不可
iP2500 25.5 8 17.5 不可 13.5 不可
mini260 19.8 8 11.8 不可 - -
mini220 23.8 8 15.8 不可 - -
iP90v 22.6 8 14.6 不可 12.9 不可
写真プリントの詰め替えインクの印刷コストは、純正インクに対してのインク単価の割合(ミニインクボトル 25%、ボトルインク 15%)で算出しています。
普通紙印刷の詰め替えインクは、「BCI-3e/BCI-9」を使用し、コストパフォーマンスが若干落ちるため、純正インクに対して、ミニインクボトル 30%、ボトルインク 20%の価格としています。


エプソンインクジェット
 円(税込) L版写真プリント 普通紙印刷
  メーカー
公表値
用紙代 インクコスト 詰め替え メーカー
公表値
詰め替え
PM-T990 19.6 5 14.6 不可 非公開 不可
PM-A970 19.6 5 14.6 不可 非公開 不可
PM-A920 21.2 5 16.2 不可 非公開 不可
PM-A820 21.4 5 16.4 不可 非公開 不可
PX-A720 20.3 5 15.3 不可 非公開 不可
PX-A620 21.3 5 16.3 不可 非公開 不可
PM-D870 21.6 5 16.6 不可 非公開 不可
PM-G4500 21.7 5 16.7 不可 非公開 不可
PM-G850 21.6 5 16.6 不可 非公開 不可
             
E-700 16.2 5 11.2 不可 非公開 不可
E-500 16.2 5 11.2 不可 非公開 不可
E-300 16.8 5 11.8 不可 非公開 不可
             
PM-A950 20.6※1 5 15.6 不可 非公開※2
             
           
詰め替え
ポンプ 40%
ボトル  20%
     
PX-G5100 17.4 5 12.4
5.0
2.5
非公開   
PX-G930 22.7 5 17.7
7.1
3.5
非公開   
PX-5500 24.1 5 19.1
7.6
3.8
非公開   
PM-A890 21.0※1 5 16.0
6.4
3.2
非公開※2  
PM-A750 16.1※1 5 11.1
4.4
2.2
非公開※2  
PX-A650 17.0※1 5 12.0
4.8
2.4
非公開※2  
PM-D800 20.0※1 5 15.0
6.0
3.0
非公開  
PM-D600 16.1※1 5 11.1
4.4
2.2
非公開  
PM-G730 20.0※1 5 15.0
6.0
3.0
非公開  
PX-V630 18.2※1 5 13.2
5.3
2.6
非公開  
PM-3700C 17.2※1 5 12.2
4.9
2.4
非公開  
PM-4000PX 34.9※1 11.3 23.6
9.4
4.7
非公開  
写真プリントの詰め替えインクの印刷コストは、純正インクに対してのインク単価の割合(インクポンプ 40%、ボトルインク 20%)で算出しています。
普通紙印刷の詰め替えインクは、「BCI-3e/BCI-9」を使用し、コストパフォーマンスが若干落ちるため、純正インクに対して、ミニインクボトル 30%、ボトルインク 20%の価格としています。
※1 独自基準の画像データを採用しています。
※2 A4コピーのプリントコストは公開されています。

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キャノンレーザー
ランニングコスト メーカー
公表値
ドラム
(トナー一体型)
リサイクルトナー
60%
A4カラー 16.3 0 16.3 9.8

ランニングコストはA4普通紙にカラー20%印字比率(カラーはY/M/C/K各色5%・計20%)で片面連続印刷した数値です。
ドラム一体型カートリッジ使用
「モノクロ」は5%印字比率の数値なので、インクジェットのカラー印刷コストと比較に出来ないため計上していません。


エプソンレーザー

オフィリオ|LP-V500(A4対応) 本体標準価格 オープン

 ランニングコスト  メーカー
公表値
ドラム リサイクルトナー
60%
A4カラー 15.2 ? 15.2 9.1

ランニングコストは、モノクロ印刷はA4普通紙/モノクロ5%デューティー、カラー印刷はA4普通紙/フルカラー20%(各色5%)デューティー連続印刷時の試算に基づく数値です。印刷原稿(印刷デューティー)、ドライバの設定、使用条件によりランニングコストは異なります。試算に使用した数値は各消耗品の仕様に基づく試算値です。また、用紙代、消費税は含まれません。
エプソンのランニングコストの計算方式にドラム代(感光体ユニット)の算入がされているか不明確なため加算していませんが、フルカラー20%印刷の耐用回数は約10,000回なので、ドラム代金は33,500円の為、印刷単価は約3.3円/枚、加算される可能性があります。
「モノクロ」は5%印字比率の数値なので、インクジェットのカラー印刷コストと比較に出来ないため計上していません。


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算定基準・算定方法

インク・用紙コストデータ キャノン 2007年5月カタログ エプソン 2007年2月カタログ
エプソン 2006年3月カタログ
家庭用インクジェットプリンタの印刷コスト表示に関するガイドラインの発行について(社団法人電子情報技術産業協会)に準拠しているデータを採用しています。
「L判サイズの印刷コストはインクコストと用紙コストの合計値とする」との規定より、インクコストはメーカー公表値より写真用紙代を控除した残額としました。
「A4サイズ(文書印刷)の表示する印刷コストはインクコストとする」との規定より、用紙代は含まれておりません。
L版写真印刷
写真用紙コスト
  キャノン写真用紙代 スーパーフォトペーパー L版 300枚 2,394円 7.98円/枚
エプソン写真用紙代 写真用紙 L版 400枚 2,000円 5円/枚
画像データ キャノン・エプソンとも
測定方法 JBMS-77-2006
測定画像 JBMS-78-2006

普通紙印刷
画像データ キャノンのみ
国際基準 ISO/IEC 24711
A4カラー文書 ISO/IEC 24711


■エプソンインクジェットの普通紙印刷
エプソンインクジェットの普通紙印刷は、データが公表されていない為推定値ですが、L版写真プリントの80%のコストがかかると仮定しています。
逆に言えば、エプソンプリンタは普通紙印刷のコストを公表していないことに現れているように、普通紙印刷でのランニングコストを度外視しているようにも思えます。
※エプソンインクジェットで普通紙に画像印刷すると、湿り気が判るほどインクを紙に吸い込ませている。
※両面印刷に耐えられないほど裏写りしている

■サンプルデータのの印刷濃度
「A4カラー文書の国際基準 ISO/IEC 24711」と「フルカラー20%(各色5%)」の印刷濃度はほぼ同じと仮定しています。
メーカー測定環境
キヤノン:PIXUS|測定環境 印刷速度およびコスト測定データ|エプソン
レーザープリンタ
対象機種 キャノンレーザー
Satera|LBP5100
エプソンレーザー
オフィリオ|LP-V500
エプソンレーザーには、別途ドラム代(3.3円/枚)かかる可能性があります。
「A4カラー文書の国際基準 ISO/IEC 24711」と「フルカラー20%(各色5%)」の印刷濃度はほぼ同じと仮定しています。

↑Index


純正カートリッジの使用量


 カートリッジ  使用前 使用後 差引
Canon 9 約18g
Canon 3〜7 約10g