塗料の性質の違い
水性系 油性系
「水性塗料」は、油性塗料と同様に乾けば耐水性になり水で流れません。 また、乾燥が速く臭いも少ないのでDIYに最適です。道具類の後始末も水で洗えます。 「油性塗料」は、鉄部塗装やサビ止めに適しています。しかし溶剤臭が強いので取り扱いに注意が必要です。 道具類を洗う際はシンナーが必要になります。
 
1液型と2液型の違い
1液型 2液型
容器を振ってフタを開け良く撹拌したら、うすめ液以外は混ぜずにそのまま直ぐに使用することができる塗料です。 主剤と硬化剤の2液を混合して使用する塗料です。混ぜると硬化が始まりますので決められた時間内に使い切る必要がります。
 
DIY用と業務用の違い
DIY用 業務用
主に家庭用としてDIYで使用することを目的とした商品またはDIYにおすすめの商品です。 主に施工業者が業務で使用することを目的とした商品です。使用するには専門知識や施工技術・経験が必要となります。
 
シーラーとプライマー
シーラー プライマー
シーラーは、塗料の下塗り材のことで、主に塗料の吸い込み止め、シミ・アク止めの目的で使用します。また、上塗り塗料と素地の密着を向上させる目的もあります。上塗り塗料によっては専用のシーラーが商品毎に設定されていたりします。 プライマーは、主に塗料と金属素地を密着させたり、さび止め処理など金属塗料の下塗り材として使用します。上塗り塗料によっては専用のプライマーが商品毎に設定されていたりします。尚、メーカーによっては、密着機能においてシーラーをプライマーという商品もあります。
木部用塗料の種類と特長
種類 特長
浸透型 木目を出す仕上がりとなる塗料です。木材に塗料が染み込みますので塗膜が剥がれることはありませんが 劣化してくると色あせます。
半造膜型
1回塗りなら半透明仕上げ、2〜3回なら不透明仕上げにできる塗料です。隠ぺい力のある浸透型塗料です。
造膜型 表面にしっかりとした膜をつくります。造膜型の着色系は木目を隠す仕上がりになります。 半造膜型と同様に 特に灰色化し傷んだ木材や木目を消したい場合などにおすすめです。
ステイン 木材に染み込んで着色する塗料です。塗り重ねることで色を濃くできます。
ニス 表面に膜をつくり、ツヤを出したり表面を保護したりすることができる塗料です。 透明タイプと着色タイプがあります。
ウレタンニス 耐久性のある透明な膜をつくりますので、木床や窓枠・カウンター・テーブルなどの塗装に最適です。着色タイプもあります。
工作用塗料の種類と特長
種類 特長
蓄光(夜光) 光を蓄えて暗闇で発光する塗料です。
発光 ブラックライトを当てた時に鮮やかに発光する塗料です。通常の照明下では透明や白色となります。
蛍光  
塗料の種類と特長
種類 特長
アクリル樹脂系塗料 ・安価で扱いやすい
・ウレタンやシリコンに比べ、耐久性に劣る
・モルタル壁や不燃材を用いたサイディング壁などに適している
ウレタン樹脂系塗料 ・光沢があり耐候性もある
・価格的にも使用されやすい塗料
・種類が多く、価格・性能に開きがある
・木部やモルタル壁全般、不燃材/金属製サイディング壁に適している
シリコン樹脂系塗料 ・防汚性、耐候性に優れている
・価格、寿命のバランスが非常に良い
・シリコンの含有量によってグレードが大きく異なる
・モルタル壁全般、不燃製サイディング壁に適している
フッ素樹脂系塗料 ・超耐候性で架橋鉄塔などにも使用
・超高耐久なので屋根におススメ
・製品によって耐用年数や価格に幅がある
・モルタル壁全般、不燃製サイディング壁に適している
光触媒塗料 ・抗菌・消臭といった機能を有する
・親水性があるため降雨によって汚れが流れる
・塗料と、他の種類の塗料(ウレタン・シリコン・断熱塗料)で塗装した後に吹き付ける透明タイプがある
ナノテク塗料 ・防汚効果により塗膜に汚れが付きにくい
・親水性があるため降雨によって汚れが流れる