このページではインド更紗の染色工程をラジャスタン、ジョドプールの更紗を例としてで解説します。

ラジャスタンの伝統柄として、ジョドプール周辺の農村地域でまもっとも一般的に着用されている更紗です。
最近、ニューデリーなどの都会のインド人女性達の間でも見直されつつある柄のうちの一つ、柄はカタール(Kathar) と呼ばれ短剣の意味です。 
下の各工程のサンプルは弊社バイヤーが1993年頃にジョドプールで採取したものです。


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 パワールーム(動力を使った機械織り)で作られた生成の木綿生地。一晩水に浸し、良く水洗いする。 2 ミロバランの溶液に浸し、絞った後、広げて乾いた地面に広げて干す。乾燥後柱などにたたきつけて余分なミロバランをはらう。 3 鉄塩の媒染糊を捺印(黒を染める)。 4 エンジに染める部分に明礬媒染糊を捺印する。その後日に干し、十分に乾かす。
5 水洗いで糊を落とす。糊が完全に落ちたら良く乾かす。 6 アリザリンで煮染めをする。
軽く絞り、日に干す。
7 布を小さくたたみ木槌でよくたたく。布を捺印机の上に広げ防染糊を捺印し、乾かす。 8 インディゴの浸し染め、水きりをして空気に晒すという工程を3回繰り返す。その後裏干しする。
9 水に浸し手でもみ、さらにたたき洗いなどで防染糊を落とす。 10 布を木槌でよくたたくき柔らかくする。2回目の防染剤を捺印し完全に乾かす。 11ザクロの煮出し液とウコンで浸し染めをする。藍色に黄色が重ねられ緑になる。 12 水に浸し手でもみ、防染糊がおちるようになったら水中で強く振り洗い、ゆさらにたたき洗いなどで染剤を落とす。


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