日本酒をより美味しく飲むために
香りと味わいの特性と相性の良い料理の紹介

◆ 日本酒の4つのタイプ ◆  ◆ 燗と冷やの表現と温度の目安 ◆  ◆ 日本酒度とは? ◆

日本酒の4つのタイプ

日本酒の香りと味わいの特性と、相性の良い料理を探す時に以下の図を参考にしてみて下さい。大きく分けて、4つのタイプのお酒と種類についてまとめたものです。



● 薫酒(くんしゅ) ● 香り高いタイプ(華やかな香りと爽やかな味わい)
見た目は淡く清涼な印象で、華やかな透明感のある香りが特徴です。爽快な味わいとともに、酸味とのバランスが良く、香りは高いが後口の余韻は短く、キレの良い飲み口のお酒。

☆ 種類 ☆
大吟醸酒、吟醸酒など

□ 相性の良い料理 □
食前酒に適しているお酒。香りが主体となるため、和、中、洋を問わず料理を選ぶ傾向にある。

▼ 飲むのに適している温度 ▼
8〜12℃、10〜15℃ 冷で飲まれると良い。


● 爽酒(そうしゅ) ● 軽快タイプ(清楚な香りと軽快な味わい)
外観はきわめて淡く、みずみずしい。穏やかで控えめな新鮮な爽やかさのある香りが特徴。軽くさらりとした口当たりに、フレッシュな酸味。後味は短くキレが良い、さっぱりとした飲み口のお酒。

☆ 種類 ☆
生酒、しぼりたて新酒、生貯蔵酒、低アルコール酒など

□ 相性の良い料理 □
料理との相性は幅広く、食前酒、食中酒に適しています。

▼ 飲むのに適している温度 ▼
5℃前後、5〜10℃ 冷で飲むお酒です。


● 熟酒(じゅくしゅ) ● 熟成タイプ(練られた香りと芳醇な味わい)
見た目は琥珀色など褐色を帯びていて、とろりとしている。力強く、複雑で個性的な香りが長く感じられるお酒。甘味はとろりとしていて、よく練られた酸味が加わりバランスが取れている。重厚な後味と長い余韻がある。

☆ 種類 ☆
古酒、長期熟成酒、秘蔵酒など

□ 相性の良い料理 □
個性的で力強い味わいを持つため、料理を選びます。風味の強い料理、濃厚な味付けの料理(お酒に引けをとらない料理ですね!)と同調します。

▼ 飲むのに適している温度 ▼
15〜25℃、35℃前後


● 醇酒(じゅんしゅ) ● コクのあるタイプ(ふくよかな香りとコクのある味わい)
色調はやや強く、厚みのある印象。ふくよかで丸い香り、旨味を思わせる柔和な香りのお酒。甘味、酸味は心地良い苦味とふくらみのある旨味が調和し、とろりとして、ふくよかな味わいと力強さがあるお酒。

☆ 種類 ☆
純米酒、生もと系純米酒、本醸造酒など

□ 相性の良い料理 □
料理との許容範囲が非常に広い。食中酒に最適なお酒。

▼ 飲むのに適している温度 ▼
15〜20℃、40℃前後、40〜50℃ 燗をするのに最適なタイプのお酒です。



燗と冷やの表現と温度の目安

上記でも紹介したように、お酒のタイプによって、それぞれ飲む温度を変えると、いっそう美味しく頂けます♪

そこで、簡単にお酒の飲用温度の目安をまとめました。上のお酒の4つのお酒のタイプと一緒に、参考にして燗をつけて飲んでみたり、冷やのままで飲んだりと、いろいろ試してみて下さいね(^ー^)b

これはあくまでも目安なので、いろいろ試されて、自分の好きなお酒の飲用温度を探してみて下さい!!

▼オススメのグッズ▼

燗をつけるのにオススメグッズ!!
燗酒を作るのにピッタリの陶器『ぬくべー』と『錫チロリセット』!!

いつもは冷やで飲むんだけど・・・燗して飲んでみたいなぁと思った方!
是非この機会にどうぞ!!
燗をつける時に、温度を測る便利な『お燗メーター』もありますよ!!



日本酒度(にほんしゅど)とは?

日本酒度は±(プラスマイナス)で表されています。
水(±0)に対する酒の比重を日本酒度計で測定したもので、清酒の比重を表すものです。

糖分が大きくなれば重くなって『−』が大きくなり、少なくなれば『+』が大きくなる。ようするに、当分の量で変化するので、日本酒度は甘辛の基準になります。
ただし、お酒の甘い辛いという感覚はそれだけで決められるものではありません。酸度などが加わり、全体的なバランスで味わいが変化します。

お酒を買う時の、甘辛度の大きな目安として参考にするのが良いでしょう。下の図をお酒を選ぶ時に使ってみて下さいね!


日本酒度



◆ 日本酒の4つのタイプ ◆  ◆ 燗と冷やの表現と温度の目安 ◆  ◆ 日本酒度とは? ◆