沖縄県読谷村にある「体験王国むらさきむら」。
32の工房が集まっていて、黒糖づくりや沖縄そば打ちなどなど、さまざまな「ものづくり体験」を楽しめる観光施設です。
その一角に「琉球ガラス工房・海風」はあります。
今日は海風さんの工場長、松田将吾さんを訪ねました。
(工房の入り口に立つ変な顔の店長・島袋)
取締役工場長、松田将吾さん。
1977年 沖縄県読谷村生まれ
1992年 ガラス工房 燦 入社
1996年 読谷高等学校卒業
2000年 ガラス工房 海風 入社
2001年 ガラス工房 海風 工場長に就任
2004年 沖縄県 工芸公募展 入選
2006年 沖縄三越にて個展を開催
2009年 沖縄県工芸士に認定
2009年2月、沖縄県知事より「沖縄県工芸士」として認定される。
工芸士とは
「県内で伝統工芸の製造に直接従事し、高度の技術・技法を保持し後継者の育成、指導に協力できる者」のこと。
今日はたくさんの「松田さんの流儀」をお聞きしましたよ。
修学旅行など団体のお客さまがガラス体験にいらっしゃっていました。
観光のオフシーズン11月だというのに、ひっきりなし。
でもこれがなかなか忙しいようで。
「今年は時間がなくて作品を造れていない。
良い作品でなければ出展する意味が無いしね」
と、創作活動に集中できない悩みもあったり。
クリアガラスのグラスだけでは飽き足らず、色味や気泡を試してみたり。
そういう試行錯誤の中で生まれた製品は多いですよと語ってくれました。
松田流・その一
「やるなら新しいものを、負けないものを、常に良いものを」
ニコニコな笑顔と静かな口調の中に燃えるハート。
松田流・その二。
「見聞を広げていく努力はするが、他人のガラス作品を見ることは少ない。
自分の中のオリジナリティが消失してしまうから」
松田流・その三。
「作品を創っていく過程では自己満足も大切。
もっと大切なことは、このガラスを使ってくれるお客さまの視点」
沖縄の波を表現した「アクアグラス」。
余談として……
海風には、カワいいアイテムがいっぱい。
手にとってくださるお客さまに女性が多いからだとか。
お客さまの視点でガラスづくりをしているからなんでしょうね、きっと。
でも松田さん曰く。
「工房は、本当は見られたくないんだけどね。
職人が男だらけで、さわやかさがないからね(笑)」
だそうです。(^^)
かわいい琉球ガラス、「じんべいざめ」。
かわいい琉球ガラス、「いるか」。
松田流・その四。
「琉球ガラスに対するこだわりは続けていくのと同時に、
新しい技法を採り入れながら、新陳代謝を図る」
(沖縄の季節でも、やはり夏と冬では温度も湿度も違う。
だからこそ窯の温度には細心の注意を払う。
焼きの時の温度で色は変わってしまうから。)
松田流・その五。
「新商品を手がけるときには、作品展に出展するような気持ちで挑む」
松田流・その六。
「棚に並べたときの、色味や大きさといったトータルバランスを考える」
ガラス体験のお客さまがたくさんいらっしゃっててお忙しい中、松田工場長、ありがとうございました!
(2009.11.11)





