今日は、沖縄島の太平洋側にある南城市・玉城の
「金城陶器 秀陶房」さんを訪ねました。
この砂利道が秀陶房への道。(トトロの森へ続く不思議な道みたい…。)
いずれアスファルト舗装されてしまうそうです。雰囲気があるだけに残念。
秀陶房 金城 秀義さん
1963年 沖縄県那覇市壺屋に生まれる
1981年 沖縄陶業入社
1985年 明和物産陶器部入社
同社より委託社員として、授産施設「沖縄希望の家」に陶器指導
1995年 玉城村にて琉球焼「金城陶器 秀陶房」を設立
「魚、エビは面白い。
配置や色分けだけでも いろんなバリエーションが生まれるので
描いていて楽しい」
と秀義さん。
沖縄の陶芸を語るには、“金城次郎さん”の存在は不可欠です。
金城次郎──国の重要無形文化財 琉球陶器技能 保持者。つまり人間国宝。
この金城次郎さんの血縁関係にある作陶家の総称を
「金城一門(または金城次郎一門)」と呼んでいます。
一門の陶器は、「線彫りの魚紋」や「海老紋」などの紋様を描くのが特徴。
「魚紋(ぎょもん)」。
陶芸教室も兼ねる工房。
焼きの温度を1度単位で管理するためのメモボード。何が書いてあるかはヒミツ。
「本家、金城次郎氏のオリジナルを100%再現することよりも
面白い魚を表現したいという“感覚”こそが大切だと思うし
そしてそれはとても勉強になる」
一門の伝統を背負いつつ、試行錯誤を続けていく。
ゼロからの創作じゃないから気軽だよと軽快な口調で語る一方、
「伝統を重んじるからこそ、創作のしがいというか、難しさがある」
と本音がちらり。
琉球王朝時代の風俗や風習の研究から、新たな絵柄やパターンを
編み出していくこともある。
「伝統」の重みを知るからこそ。
笑顔の裏に、真摯な陶芸作家としての一面を隠し持つ金城秀義さん。
レトロなアイテムが並んでいる棚。秀義さんの趣味。
「伝統的なデザインを踏襲した焼物なので
お客様は40代以上の方が多い。
若い方にも使ってもらえるよう
新しいデザインも考えていきたい」
燃える炎が焼き付けられたかのように 美麗な紋様が映える甕。
秀陶房の自信作。
「沖縄の陶芸界は、今とても面白い。
伝統的な技法だけではなく、
作家や、工房の数だけ多種多様な表現の仕方があって楽しい」
秀陶房。
ご自慢の石垣。琉球石灰岩だそうです。
まだまだ工房は未完成という秀義さん。
工房から見える太平洋。
店長・島袋と二人で、
壁を何色にするとか、どんなクロスを貼るだとかで大盛りあがり。
秀義さん、お忙しいなかありがとうございました。
工房を改装する際には店長・島袋を呼んでください。お手伝いしますよ!
(2009.11.26)





