三線に関するお悩みを解決! 三線Q&A

三線に関するお悩みを解決! 三線Q&A


Last Update: 2012/11/17

購入前のご質問

三線本体について

調弦について

弦について

その他


購入前のご質問


インターネットで楽器を購入するのは不安ですが、大丈夫ですか?


当店では全ての商品において、出荷前にキズ・不良等ないか細かくチェックを行っております。
商品到着後、商品の不足、キズ、不良品等々、気になる点がございましたら新しい商品に交換させていただきます。
また、ご購入前にご不安な点は、お電話やメールでもご相談に応じております。
お気軽に当店までご相談ください。
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大切な楽器なので、発送時の破損が心配です。


梱包には充分な注意を払い発送させていただいております。
商品到着後、万が一商品が破損している場合は、新しい商品と交換させていただきますので、当店までご連絡くださいますようお願い致します。
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届いた商品がイメージしていたものと違う場合、返品は可能ですか?


商品到着後7日以内であれば、返品も受け付けております。詳しくはこちらをご覧下さい。


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楽器未経験者でも弾けるようになりますか?


三線は弦が3本で単音弾きですので、ギターなど他の弦楽器に比べると簡単に弾くことができると思います。
お近くに三線教室がなかったり、教室に通わずに独学で練習したい方は、こちらの教本があれば独習も安心です。
皆さん楽器初心者の方が始められていますので、ご安心して三線ライフを始められてください。

また当店では初心者向けの入門セットをご用意しております。

ご購入いただいた皆さまが楽しい三線ライフを送れるよう、ご購入後もしっかりとフォローさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。
私たちスタッフがいつでもお手伝いさせていただきます。
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購入後の保証について


当店でご購入いただいた三線について、ご購入時に「○年保証」という形ではお付けしていませんが、ご購入後何か商品に不具合が合った場合や、購入後すぐに棹の変形などがあった際は、新しい商品と交換させていただく等対応させていただいております。
また、使用における磨耗、お客様の責による破損、天災などによる破損などございましたら、職人が在中しておりますので、実費にて修理のご対応をさせていただきます。

胴部分については、人工皮・強化張り三線はほとんど皮が破れることはありませんので、特に「○年保証」というものはお付けしていません。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡下さい。

※本皮張り三線で、「開鐘屋」で皮張りした三線については「皮張り1年保証」をお付けしております。詳しくは当店までお問合せ下さい。
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三線本体について


たくさん種類がありますが、何が違うのですか?


三線の違いとしては、大きく分けて、
・棹の材質の違い
・胴の材質の違い
・製作国の違い  があります。

使っている材質や皮の張り方によって1挺1挺音色も異なります。
初心者向けの三線、2挺目の三線、など三線選びについてご不明な点はお気軽にご連絡下さい。
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棹の材質はどのように違うのか?


三線の棹材として一番良いとされているのが「黒檀」材です。

黒檀材はとても硬く緻密なため、三線材の中では一番良いです。
ユシ木、紫檀は黒檀よりは柔らかい材料になります。

棹材の硬さは音色に影響します。
硬い材料ほどしっかりとした音色が出ますし、価格にも影響してきます。


黒檀材・・カキノキ科カキノキ属の樹木で、黒色の心材を有するものを黒檀と総称している。

  ・本黒檀(黒木)→心材が黒色あるいは黒褐色。黒色の心材部分は緻密で、気乾比重も高くとても重硬。重硬なわりに加工しやすく狂わない。
             三線の材料として一番良いとされています。
  ・縞黒檀→心材は黒色と灰色または淡紅褐色とが縞になっている。木目が綺麗でスンチ塗り(透明の塗り)で木目を活かした三線が多いです。
  ・カマゴン→縞黒檀の一種で、綺麗な縞模様があります。フィリピン生産地の地名に由来する説とフィリピンの地名Kamagonからという説がある。
  
ユシ木(イスノキ)・・辺材は紅色を帯びた淡い黄褐色。心材は淡い紅褐色ないし紫褐色。
紫檀(シタン)・・マメ科の広葉樹。材は重硬で緻密。赤みを帯びた木肌で赤褐色〜黒色の縞模様があり、木目が綺麗。
花梨(カリン)・・マメk科の広葉樹。紫檀と似ているが、木目は紫檀ほど細かくはない。


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胴の違いによって音色も変わりますか?


胴の種類は「人工皮」「強化張り」「本皮張り」の3種類あります。それぞれ音色が変わります。

 ★人工皮 ・・ 人工の皮に蛇柄をプリントしたものです。破れる心配がなく、メンテナンスも不要のため初心者に好まれています。また、エイサーの地揺や外での演奏が多い方も人工皮三線を持つ方が多いです。
           少しかための音色が特徴です。
 ★強化張り・・ 下に薄い人工皮、上に蛇皮 と2枚重ねて張っているタイプです。二重張りとも言われます。
           外側の蛇皮はほとんど破れる心配がなく、万が一破れても下に人工皮が張ってありますので特に音に影響なく、人工皮同様、メンテナンスも特にいらなく初心者向きです。
           人工皮よりも本皮三線に近い柔らかさがあり、音色にもこだわりたい方は人工皮よりも強化張りがオススメです。
 ★本皮張り・・ 蛇皮1枚張りの胴です。音色は一番良いです。ただし、皮が破れたら張替えが必要となります。
          皮の厚みや張る強さなどによって音色が一つ一つ変わります。また、湿度に影響を受けますので、メンテナンス等ご注意下さい。

胴のタイプにより音色も変わります。三線選びに迷ったら、お気軽に当店までご相談下さい。

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外国製の三線と県内製の三線について


当店では外国製の三線県内職人製の三線と両方取り扱っていますが、はっきりと明記するよう心がけています。

外国製の三線は、国外で製作され沖縄に入ってきているものです。主に棹は国外で作られ、胴部分は沖縄県内で皮を張り、ブアテを行っています。
当店で取扱いの外国製三線はベトナムなどで作られています。
価格は低価格ですが、しっかりとした作りで楽器として使う上でまったく問題はありません。
また、低価格の三線はカラクイが滑りやすいものなども多いですが、当店で取扱いの外国製三線は全て当店の職人が削り、最終チェックを行っておりますので安心してご利用下さい。
三線入門用として価格、質ともにオススメです。


県内職人製の三線は、1挺1挺県内の職人が手作りしています。大量生産の外国製三線と比べ、丁寧に作られたものは棹の手の馴染みが変わってきます。
ユシ木や黒檀材など、外国製三線よりも材質のしっかりとしたもので作られています。
また、それぞれ製作者によって形も1挺1挺違いますので、同じ物はございません。全て1挺ものになります。

三線は沖縄県指定の伝統工芸品として指定されることになりました。当店(実店舗:開鐘屋)も「沖縄県三線製作事業協同組合」に加盟し、日々三線製作に励んでいます。
外国製三線が多く扱われるようになってきましたが、県内職人製作の三線が衰退しないよう、また伝統工芸品の名に恥じないよう、職人一同頑張っております。

良い三線、家宝となる三線をお探しの方は、県内職人製作の三線をぜひお使い下さい。

※当店では、県内職人製作の三線において、「当職人 町田宗男作」と「他社の県内職人製作」と取扱いしております。
  ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡下さい。
 また、当職人町田宗男の作品は、オーダー三線の製作も承っております。
 家宝となる1挺を心を込めてお作りしていますので、ご希望の方はお気軽にご相談下さい。(納期:約1年)
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調弦について


音合せ(調弦)はどのようにしますか?


三線の基本の調弦は「男弦:C 中弦:F 女弦:C」となります。
ただし、お一人で演奏する際などは自分の歌える声の高さに合わせていただいて大丈夫ですので、1つキーを下げ「B・E・B」などでも大丈夫です。

調弦をする際は、楽器初心者の方は「チューナー」があると便利です。
機械で音の高さを測ってくれますので、楽器初心者の方でも簡単に音合わせができます。

その他、「調子笛」を利用し、調子笛で吹いた音の高さに合せる方法や、ピアノ等の楽器があれば、それで音を出し合わせることも出来ます。

また、こちらからPC上で調弦の音を出すことが出来ます。ぜひご利用下さい。

※当店の初心者セットご購入のお客様には自分の耳だけで調弦できるようになる"オリジナルガイド"もお付けしております。
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音を合せてもすぐに狂ってしまうのはなぜですか?(使い始めの場合)


新しい弦は非常に伸びやすいです。
当店で組立済みの三線は予め弦を伸ばしてから発送しておりますが、
「カンカラ三線手作りキット」をご購入の場合、ご自分で組み立てる際に弦を張り終わった後
しっかりと弦を伸ばす必要がございます。

また、弦が伸ばして合っても、最初の1週間くらいは弾くたびに弦が伸びてきて調弦が狂いやすくなります。
1週間ほど弾いていると弦も落ち着いてきますので、使い始めのうちはがんばって調弦を合わせながら弾きましょう。

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カラクイ(糸巻き)がすぐに戻ってしまいます。


当店でご購入いただいた三線については、発送前にカラクイの滑りがないか入念にチェックをしております。

万が一カラクイが滑ってしまう際は、お手数ですが下記2点、ご確認くださいますようお願い致します。


 ・まず弦の巻き方によって滑りやすくなることがございます。
  弦をカラクイに巻く際に、カラクイの細い方(先の方)に弦が巻かれていると滑る原因となります。
  細い方に巻かれている場合は、カラクイの太い方(握る方)に向かって弦が綺麗に並ぶように巻き直しをお願い致します。
  ※女弦のカラクイであれば、中心より右側に向かって弦が並ぶように巻きます。


 ・もう1点、カラクイを回す際の回し方です。
  カラクイの先の方を握って回すとどうしても力が外に働いてしまい、カラクイが戻りやすくなります。
  カラクイを奥に押し込むような感覚で巻く必要がございますので、
  例えば女弦のカラクイを巻く際は、人差し指から小指までの4本でカラクイを握り、親指は反対側の中弦カラクイの方に引っ掛け、
  内側にぐっと押し込む形で巻くと戻りにくくなります。
  

上記2点ご確認いただき、現象が改善されない場合は、お気軽に当店までご連絡下さい。
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カラクイの回し方


カラクイを回す際は、奥に押し込みながら巻くとカラクイが戻りにくくなります。
男弦・女弦のカラクイ→親指を反対側(中弦側)に引っ掛け、内側(棹側)に押し込みながら巻きます。
中弦のカラクイ→小指を反対側(男弦と女弦のカラクイの間)に引っ掛け、内側(棹側)に押し込みながら巻きます。

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弦について


弦はすぐに切れますか?


「頻繁に切れる」ものではありませんが、使い始めは加減が分からず強く張りすぎて切ってしまうこともよくあります。
予備があれば安心ですね。
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弦が切れた時は、弦だけの購入も大丈夫ですか?


.もちろん弦のみのご注文も大歓迎です。メール便発送も承りますので、お気軽にご利用下さい。
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弦の種類について


当店で扱っている弦は大きく分けて「ナイロン(テトロン)弦」と「絹糸」に分かれます。
三線で一般的に使用されているのは「ナイロン(テトロン)弦」です。

当店でオススメしているのは、
 三線の場合・・琉王印2号弦 3本セット
 カンカラ三線の場合・・ チル(弦)3本セット  です。
  ※どちらでも使用可能ですが、弦の撚り方が異なり、その為音色も若干変わってきます。

琉王印の弦は、「2号、1.5号、1号」とありますが、弦の太さの違いです。
2号が通常の太さで、1.5号、1号といくにつれ弦が太くなります。
ちんだみ(調弦)を低く演奏する方、太棹の三線で使用する方、低音重視の音色を好まれる方が太い弦を使用します。
一般的には「2号弦」が使われています。

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弦の結び方


糸かけに弦を結ぶ手順です。いくつか結び方がございますので、ご参考ください。
※糸かけ向かって左が男弦(太い弦)、右が女弦(細い弦)になります。それぞれ弦の太さが異なりますので、張る弦を間違えないようにご注意下さい。


≪弦の結び方≫

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弦の巻き方


@糸かけを棹の突き出した部分に引っ掛けます。
 左から順に男弦(太)、中弦、女弦(細)になっていることを確認します。
A棹にひっかけた糸かけが外れないように、足太ももの上などに置いておさえます。
B図1のように@に男弦、Aに中弦、Bに女弦を巻きます。
 まずは男弦から巻いて行きます。
 弦の先を手に持ち、カラクイ(糸巻き)の先にあけられた穴に通します。(後ろは1cmくらい残します)
Cカラクイ(糸巻き)を上方向へ回し(図2参照)、弦を巻いていきます。その際、カラクイを回している手と逆の手で弦を下方向に軽く引っ張りながら(押えながら)巻いていくと綺麗に巻けます。弦は、中心の穴より外側に向かって巻いて行きます(図1の矢印の方向)。
D中弦、女弦も同じように弦が外側へ並ぶように巻いて行きます。(カラクイを回す方向も同じく上です。)
E新しい弦は大変伸びやすいため、しっかりと伸ばしてからお使い下さい。

※弦を巻く時の注意※
弦を巻く時は、それぞれ弦を通した穴よりも外側(握る方)に向かって綺麗に並ぶように巻いていきます。(図1参照)
カラクイの細い方に巻いてしまうと、カラクイが戻りやすく(滑りやすく)なる原因となります。
またカラクイも折れやすくなります。ご注意下さい。


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新しい弦の伸ばし方


新しい弦は大変伸びやすく、音が狂いやすくなります。
新しい弦を張ったら、弦をしっかり伸ばしてから弾き始めるとよろしいでしょう。

まず、左手の親指で歌口のすぐ下の部分をしっかりと押えます。

右手を弦の下に挟み込み、伸ばしていきます。
弦は1本ずつ伸ばしますので、まず男弦(太)の下(弦と棹の間)に右手の人差し指〜小指を挟み、グッと弦を上に引き上げます。
そして、右手親指で押していきます。
指圧するような感覚で上から下まで満遍なく伸ばしましょう。(これを全ての弦行います。)

弦が伸びてゆるんだ分はカラクイを回して音合せをします。

※絹糸に関してはこのように伸ばすと切れやすくなります。手では伸ばさずに、弾きながら馴染ませていってください。
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その他


ウマは立てたままで大丈夫ですか?


ウマは立てたままでも特に問題ございません。。(弦をゆるめる必要も特にございません。)

ただし、ケースに入れて持ち運びする際などは倒しておいた方が安心です。
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ウマの違いについて


三線用のウマ(駒)も数種類ありますが、材質や形状によって音色が変わってきます。
練習用であれば欠ける事のない「プラスチック」製で大丈夫ですが、音色にこだわる場合はいろいろと試してご自分の三線にあったウマを探してみてください。

各ウマの違いはこちらをご覧下さい。

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カラクイが折れてしまった(取付方法)。


カラクイが折れてしまったら、新しいカラクイと交換になります。
元々新しいカラクイは棹に挿す部分が太い状態になっています。
三線の棹によって穴の大きさが異なる為、ご自分で棹の穴に合わせて削る必要がございます。
お近くに三線店がある場合は、三線を持って行き、職人さんに取り付けしてもらってください。

WEBショップで購入する際は、「荒削り:なし」「荒削り:有り」の2種類販売しております。
「荒削り:なし」の場合は、太い状態のままお送りいたしますので、ご自分の三線に合わせて削ってください。
「荒削り:有り」の場合は、予めだいたい合うように職人の方で削ってからお送りいたします。ただし、穴の大きさが三線によって異なる為若干太めにしてお送りしていますので、お客様の方で微調整が必要となります。

≪カラクイの削り方≫

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カラクイ(糸巻き)の違い


カラクイも種類がたくさんありますが、大きくはデザインの違いです。
ただ、デザインによって"巻きやすいもの""巻きにくいもの"は出てくると思います。
三線を弾いていて手に汗をかいてくると、カラクイが巻きにくくなりますが、デザインでいうと"六角"や"八角"などシンプルで角の出ているものの方が滑りにくく巻きやすいです。
逆にデザインの凝っているものは高級感が出ます。

当店では、「外国製」のカラクイと「県内職人製」のカラクイを取り扱っています。
県内職人製のものの方が作りが丁寧なのはもちろんですが、作る際に木の木目を見て作られているので折れにくいという利点もあります。
作りも綺麗ですので、高級感がでてオススメです。

カラクイは三線の顔になります。どのデザインのものを付けるかによって三線のイメージも大きく変わりますので、ぜひお好きなデザインを見つけてイメージチェンジしてみてください。
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