〜失敗しない魚介類食品解凍方法〜 | |||||||
はじめに | |||||||
冷凍魚貝は活魚貝よりも味が劣ると考えていませんか? この考えは決して正しいと言い切ることはできません。むしろ解凍方法次第では、活魚貝にも決して負けない美味しさで召し上がることが可能です。 特に当店加工品に関しては、中間卸を介さない鮮度にて製造しておりますため、水揚げ後加工までに時間を経た製造品よりもむしろ鮮度が高いと考えております。 蟹類に関しましても、水揚げ後すぐに加工・瞬間冷凍した商品を取り扱っております。蟹は生活環境の変化に対し非常に弱い生物のため、抗生物質などを与えられたイケスで保管された活蟹よりも安全かつ鮮度が保たれております。 |
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魚介解凍のポイントト | |||||||
●急な温度変化はさけましょう。 (ドリップが発生しやすくなったり、たんぱく質の凝固作用が起こり、食感が劣化する可能性があります。) ●暖かい環境(10℃以上)での解凍もいけません。 (表面だけが先に解凍されすぎてしまうことで断熱効果が発生し、中心部が解凍されづらくなってしまいます。雑菌繁殖など、衛生面でもオススメできません。) ●裸の食品を冷蔵庫内で解凍する事もいけません。 (パック等に密閉された食品であれば良いのですが、カニ等の食品の場合、冷蔵庫内では乾燥の恐れ、また他の食品からのニオイが移ってしまう可能性があります。) ●召し上がり時間から逆算して解凍しましょう。 (特にカニや生食用食材等は解凍後の保管が非常にデリケートですので、解凍後はできるだけすぐに召し上がって頂きたいです。) |
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カニ類の解凍方法 | |||||||
ボウルや鍋などに氷水を作り、(ジップロックのような)密閉できるパックにカニを入れて空気を抜き、氷水に浸して解凍するのが最も美味しくかつ簡単に解凍できる方法です。低温で解凍するこの方法により、カニの表面を覆う氷膜はそのままに、内側から解凍する事ができるため、ドリップを極力押さえることが可能です。 また、液体は空気よりも熱伝導率が高いために、氷水に漬けることで低温解凍にもかかわらず常温で解凍するよりも短時間で解凍する事が可能です。 一般的なサイズの毛蟹やズワイ蟹(400-600g程度)のものであれば3〜4時間程度、1キロを超える大型の蟹でも5〜10時間程度で解凍されるかと思います。剥身のしゃぶしゃぶ用ポーションは1〜2時間程度でお料理できる状態になります。 氷水の水温が高くならないよう注意し、様子を見て途中氷を何度か追加してください。また蟹類はトゲでパックにキズがつきやすいので、2重にするとより安心です。 |
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パック商品の解凍方法 | |||||||
一夜干しやイクラなど真空パックや瓶詰の商品は、冷蔵庫内にて自然解凍するのがお手軽な方法です。アイテム・冷蔵庫内の温度にもよりますが、召し上がる3〜6時間前に冷蔵庫に移して頂ければ丁度良いと思います。 当店では保存料等の添加物を使用していませんため、開封後はその日のうちに食べきって頂くことが理想です。 (1本物の鮭やタコ脚など大型アイテムの場合は、玄関先など気温の低い冷暗所にて包丁が通る程度まで軽く半解凍し、1度に食べきる分量に切り分け、密閉パックして冷凍しておくと便利です。) |
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お刺身用商品の解凍方法 | |||||||
ボタンエビ・ホタテ生貝柱・タコ脚などのお刺身用アイテムの場合は、蟹類の解凍と同様、召し上がる分を密閉したパックに入れ、氷水にて解凍してください。お刺身は特に鮮度が重要ですので、解凍後はできるだけ早めにお召し上がりください。) |
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関連リンク | |||||||
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