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目的を持って塗料をお探しの方の為のナビゲートページです
リボス塗料選択ガイド
リボス自然塗料の選択ガイド
とても種類の多いリボス自然塗料。
どれを選んだらよいのか迷われる方の為に、塗装目的別リボス自然塗料選択ガイドをご用意しました。


■フローリング・家具や室内造作物の塗装  メンテナンスについては >>> こちら

 しっとりとした仕上がりの透明オイル仕上げ
  • メルドス・アルドボスは艶消し、クノスは3分艶で特に水回りに最適です。
  • 必ず2回塗りしなければならないわけではありませんが、2回塗る事により次のメンテナンス塗りまでの期間を長く保つことができます。(2〜3年 歩行磨耗程度にもよる)
  • メルドス・アルドボスとクノスの組み合わせ説明はこちら
 サラッとした仕上がりのワックス仕上げ(蜜蝋の甘いアロマ効果)
  • グレイボは最もワックスの効いた仕上がり。
    ビボスはオイルの混じったオイルワックスで、撥水性を維持したワックス仕上げとなります。
  • グレイボは濡れ色にならないので、塗る前の木の表情そのままに仕上げたい場合・・・床柱・腰壁・天井などには直接塗って、手垢保護、乾燥防止・静電気除去効果がありますのでお勧めです。
木に着色をしながら仕上げたい場合 ■ウッドデッキや外部エクステリア・外壁の塗装  メンテナンスは >>> こちら

木の持っている色を生かした淡色仕上げ
  • イペ・ウリンなど色の付いた材を仕上げる >>> カルデットの1〜2回塗り
  • 木の表情を生かした着色をして耐候性を持たせたい >>> カルデットの2回塗り
濃色に仕上げる場合 特に高い耐候性や、堅木材に対しての密着性を求める場合 防腐効果を持たせた木目を生かした着色塗装(薬剤を含まない防腐塗装) 室内木部やフローリングなどのメンテナンスをしたい
  • リボス自然塗料のメンテナンスシステム
    日常的にグラノスやグレイボでお手入れすることで、次の塗り直しまでの期間が長くなり、快適な健康住宅を維持することが出来ます。
  • グラノスは水拭きの感覚で日常的にお使いいただき、特に油汚れやこびり付いた汚れの目立つ部分はスバロスを布に付け拭けば綺麗になります。
    その後、ワックス仕上げをご希望ならグレイボを塗り、乾拭きすれば撥水力の蘇るメンテナンスとなります。
  • 歩行磨耗や生活上の磨耗により、塗装面の撥水性が悪くなったと感じたら塗り直しを計画して下さい。
    一滴水を垂らし、まん丸にならずダランとした水滴の広がりになるようでしたら、それを合図として再塗装して下さい。
  • 汚れている部分があればグラノスやスバロス、グレイボでよく拭き、それでも取れない汚れは#240程度のサンドペーパーなどで除去してから塗り始めましょう。
    汚れを取らずに塗り始めますと汚れが閉じ込められてしまいます。
  • また、カビなどが生えたり、シミになった部分がある場合は、#180〜#240サンドペーパーで研磨してからアクトリン(カビ取り剤)を塗布して、取り除いてからオイルを塗って下さい。
  • 再塗装には、前回仕上げに塗ったオイルやワックスを薄く1回塗っていただければ結構です。
  • 場合によっては布にオイルを付け、特に撥水性の落ちた箇所だけを延ばし塗りしてから空拭きするといったメンテナンスでも良いと思います。
  • 汚れやシミが素地までに至る前に早めのメンテナンスを行えば、簡単な再塗装で生き生きとした木目と撥水性が蘇ります。
  • 下塗り〜上塗りで仕上げた場合のメンテナンス
  • メルドスアルドボスを下塗り〜クノス仕上げのメンテナンス
    通常はクノスを薄く塗ることでOKです。
    研磨(#240〜#320)などで汚れを除去した場合、下塗りが効いているかどうかは水を垂らして見て下さい。
    撥水力があればハジキますのでその場合はクノスを、ハジカなければメルドス・アルドボスから塗り直して下さい。
    カルデットを下塗り〜メルドスアルドボスクノス仕上げの場合のメンテナンス
    汚れの処理で研磨をする場合でも、出来るだけカルデットの色を剥がさない様に注意して研磨(#240〜#320)をし、メルドス・アルドボス・クノスの塗り直しでメンテナンスするのが最良です。
    グレイボで仕上げられている場合のメンテナンス
    軽い汚れはグレイボの再塗装で取れます。
    しつこい汚れはスバロスを布に付け拭くか、軽く研磨(#240〜#320)した後グレイボを塗って下さい。
    全体的に撥水力の低下とシミの付き易い状態を改善するには、下塗りのオイル(メルドス・アルドボス)から塗り直した方がベターです。
    メルドスアルドボスを下塗り〜ビボス仕上げのメンテナンス
    通常はビボスを薄く塗ることでOKです。
    研磨(#240〜#320)などで汚れを除去した場合、下塗りが効いているかどうかは水を垂らしてみて下さい。
    撥水力があればハジキますのでその場合はビボスを、ハジカなければメルドス・アルドボスから塗り直して下さい。
■ホルムアルデヒド対策をしたい
  • 目がチカチカする、気分が悪いなどハウスシック症候群
    押入れや納戸、家具の裏板などのベニア材にホルムアルデヒドなどの有害揮散物質が潜んでいる場合があります。
    リボス/バスコは優れたホルムアルデヒド抑制作用を発揮します。
■人体に無害な防虫・防腐処理をしたい
  • アオカビ、シロカビ、菌類、害虫、蟻などから木材を保護するホウ酸塩。
    色は非常に淡いグリーンで、臭いも無く、防虫・防腐剤が使えないような食料貯蔵庫、納屋、家畜小屋などにも使用することが出来ます。
  • 安全とは言え人体には危険な「薬剤」を一切含まない天然防腐オイル >>> ドノス
  • 高い耐候性と撥水性で優れた防腐性能を発揮する天然防腐塗料。
快適なリボス塗装をしていただく為のアドバイス
リボス自然オイルは、殆どの商品がシャバシャバとして粘度が低く、初めての方でもスムーズな塗り込みが出来ます。
新築の無塗装フローリングを施主様が自ら塗り込まれ、綺麗に仕上げるケースも数多くあります。
女性の方でも綺麗に出来るということもあり、多くのお客様から喜びの反響をいただいております。

それでは、リボスオイル塗装を始める前に幾つかのポイントを上げますので、参考にして下さい。

塗る際は「薄塗り」に心がけましょう
タップリ厚く塗ることは塗料ロスも多くなるばかりか、ウエスでの拭き取り作業も大変になります。
また、仮に拭き残しがあったりすると、表面に残ったオイルが乾燥し難くなったり、いつまでもベタベタしたり臭いが残ったりします。
フローリングなどの広い面は、コテバケが断然薄塗りがし易く塗り面積も伸び、綺麗な仕上がりを得ることができます。
右の写真(コテバケセットに継ぎ柄、PP皿)


>>> 塗装ツールのページへ

また、コテバケの届き難い隅や角はで塗り分けます。
拭き取りに使用したウエスは酸素を吸収して発熱、発火する危険がありますので、水に浸すか密封容器に入れてから処理して下さい。
>>> 詳しい説明はこちら

塗装に使用した道具をそのままししておくと、翌日使えなくなってしまいます。
スバロスで良く洗浄して下さい。
翌日塗装を継続する場合は、オイルを良くふき取ってからスバロスに浸けておくと良いでしょう。

オイル塗装は素材の状態の悪さをカバーする事は出来ません
塗り始める前に表面を観察し、荒れている場合はその程度により荒い番丁のサンドペーパーで研磨をし、最終#240番で研磨して表面を整えて下さい。
#240番以上の細かい番丁を使う必要はありません。
余り細かい番丁で素地研磨すると、表面が固くなりに逆にオイルの浸透が悪くなってしまいます。
最終#240番で結構です。
表面を良く研磨された状態にすることで、オイルの使用量も減らすことが出来ます。
また、針葉樹フローリングなどではカンナの綺麗に当たり過ぎた材では、仕上がってから滑り易くなる事があります。
その場合は、#240番程度のペーパーで表面を荒らしてから塗装に入ることをお奨めします。

下の工程表にはオイルを塗って20分後に拭き取りとありますが、材種によっては塗り込みしながら吸い込まれていく様なケースもありますので、その場合は必ずしも20分待たずに、オイルの浸透を見極めてウエスで表面を木目方向にならすように動かして拭き取りを行って下さい。
吸い込みが良いからといって厚く塗りっぱなしにする事は避けて下さい。
表面に残った塗料が乾かなくなってしまいます。

塗りながら拭き取るのでしょうか?
塗った上を歩いても良いのでしょうか?

良くあるご質問ですが、床材に撥水力を持たせる為に、特に1回目のオイル塗布作業では出来るだけオイルを木に染み込ませてあげたいところです。
その為には、10〜20分塗装作業を行ったら一旦作業を止めて、拭き取り作業に入ります。
拭き取り作業が終わったらまた塗り始める、という繰り返し作業になります。
複数の人数で作業分担する場合、塗るスピードの方が早いので、どうしても塗った上を歩く事になります。
スリッパの裏に布など巻いて歩いていただけば構いません。
足跡を拭き取って消しながら拭き終える、という段取りで良いと思います。

2回塗る場合の一回目と二回目の間のケバ取り研磨
一回塗って、翌日乾いた状態で手で触ってザラツキやケバが立っていたりしたら、研磨をして表面をならす必要があります。
これを怠ると、二回目を塗って仕上げた状態でもケバだった仕上がりとなってしまいます。
逆にケバが立っていなければ、中間でケバ取り研磨は必要ありません。

温度は5℃以上が望ましく15〜20℃が最適です
気を付けなければならない点は、朝気温が低く昼に向かって急激に温度が上昇するような時はトラブルが起きやすく、出来れば塗装を避けたほうが無難です。
この様な急激な温度上昇の時は、木材は自身から内部の空気を放出しようとします。
オイルを塗り込み、ウエス拭きが終了した後でこのタイミングと重なると、空気と一緒にオイルが木の導管(木目の穴部分)から噴き出て来ることがあります。
吹き出たオイルは導管の回りで輪の様になり、拭き取らずに放置しますとそのまま固まってしまい見苦しくなりますので、オイルの噴き出しを発見したらすぐに拭き取るようにして下さい。
また、1時間程経過すると再度吹き出て来ることもありますので、注意が必要です。
特に広葉樹(オークやナラ、けやきなど)などでは導管が大きく噴き出しも多くなります。
針葉樹(松、ひば、杉など)でも木のフシから噴き出すことがあります。
気温が下がってくる昼から夕刻にかけては木材の呼吸も収まりますので、気温の高い時はこのタイミングで塗装をされるのも一案だと思います。

冬で気温の低い時のオイル塗装はどうしたらよいのか
フローリング塗装で冬季の乾燥性を高めるには、塗る前の加温が効果的です。
エアコンがあれば暖房にして、塗装前数時間室内を加温して下さい。フローリング材が温まればOKです。
このプレヒートと呼ばれる加温は、材の中の空気を抜く作用もありますので、オイルがより浸透し易くなりますし、後での噴出し防止の効果もあります。
塗装を始めたらエアコンは切り、換気を良くして塗装して下さい。

サンデッキなどの塗り替えで塗装前に水洗いをする場合
水気を良く乾かしてから塗装に入って下さい。
表面上が乾いた様に見えても、木材の内部に水分が残っている場合があります。
過剰に残った水分はオイルの浸透を邪魔し、着色をまだらにします。
木材の小口などを良く観察し、水洗いや雨による水分が十分に抜けている事を確認の上、塗装を開始することをお勧めします。
また、水を使わずに下記のスバロスを布につけて汚れを拭き取るというのも一つのアイデアです。
短時間に塗装作業に掛かれるメリットがあります。

リボスでは安全なスバロスという溶剤を使用しています
しかし、それでも塗装中は適度に換気をして下さい。
また、密封された光の入らない状態での作業も避けて下さい。オイルの乾燥には酸素と光が必要です。
キャビネットなど密封された部分にはオイル塗装は不向きです。
乾きが遅れ、臭いがいつまでも残ったりします。
このような内部面はグレイボ(蜜蝋ワックス)をお勧めします。

リボス自然塗料をお買い上げの際
前出のスバロスを合わせてご購入されることをお勧めします。
コテバケや塗装用刷毛などを使用後にそのまま放置すると、翌日使えなくなってしまいます。
オイルを布などで良くふき取ってからスバロスで洗浄して下さい。
また、翌日すぐに使う場合はスバロスに浸けておくと良いでしょう。
スバロスはリボスオイルと同じ成分ですので、刷毛などに含んでいてもそのまますぐリボスオイル塗装にかかれます。

使用後の塗料の保存方法
植物オイル塗料は保存中も缶の中に存在する空気と反応します。
缶の中に多量の空気を含んだまま蓋をして保存すると、酸化反応で塗料の表面に膜を張ることがあります。
さらに時間の経過と供に塗料がドロドロになったり固まったりして、元に戻らず使用出来なくなってしまいます。
次回に使う時のことを考えて保存するには、量の減った塗料は小さい缶に移して缶の中の空気を減らすのが有効です。
保存缶について
また、缶の蓋は当て木をして金槌で軽く叩く程度にシッカリ閉めて、湿度が低い冷暗所に保管して下さい。
オイル塗料の自然発火についての説明
オイル塗料は自然発火の危険性があると聞き、使うのをためらっている方から良くお問い合わせいただきます。
自然で安全なはずの植物オイルですが、拭き取りに使用した布や、塗装に使用したスポンジや刷毛等の処理には
注意が必要です。それさえ気を付ければ、安全で快適なオイル塗装ができます。

ここでは、オイルの自然発火についてQ&A形式で分かり易く説明をさせていただきます。

どのような仕組みで火が出る事があるのですか?

アマニ油や色々な種類の植物油は乾性油と呼ばれ、その植物乾性油は乾燥する過程で、空気中の酸素を吸収し、酸化反応によって乾燥に至る訳ですが、その際に微量の酸化反応熱を伴います。
ベットリと油を含んだ布や紙などを何枚か重ねて置いて放置しますと、この酸化反応熱が蓄熱し、発火することがあります。
その時の湿度、温度、油の含み方、重ねた枚数などの諸条件により発火する度合いはまちまちですが、発火の危険性があります。

布は広げて置けば良いと聞きましたが・・・

油を含んだ布や紙などを一枚の状態でさらして広げて置くと発火することは殆どなくなります。熱が放散して蓄熱しない為です。
だからと言って、この広げての布の処理方法は危険性がゼロではありませんのでお勧めできません。

どの様な処理方法が確実ですか?

布やスポンジ、紙などを廃棄する場合は、水に浸けるなどして十分に水分を含ませて保管し、燃えるゴミの日に所定のビニール袋に入れて燃えるゴミとして処分して下さい。

どのオイル塗料も同じように注意が必要ですか?

この発火現象は酸化反応により乾燥する塗料すべてに当てはまるものでして、オイル塗料は殆どすべてのメーカーのものが当てはまります。
また油性ペンキの類や家庭で料理に使う天ぷら油なども同様の発火の危険性があり、拭き取った布等には注意が必要です。

容器のオイル塗料そのものや塗った木材は発火しないのですか?

容器の塗料は表面の酸化反応のみである事と、蓄熱しない為にそれ自体から発火することはありません。同様の理由でオイル塗料を塗った木材自体が発火することはありません。