今でこそ、赤ちゃんから女性、男性問わず多くの方に喜んでいただける石けんになりましたが、ここまで大きくなれたのもご愛用していただいている皆様のおかげです。そこで、改めて「池田さんの石けん」がなぜお肌にやさしいのか、なぜこんなにも多くの方に愛されているのか、「池田さんの石けん」ができるまでの製造過程を見ながら、スタッフ中津川と一緒に紐解いて行きましょう!
一般的に、大量生産されている石けんの多くは、短時間でできる「中和法」という製法で作られています。これは、原料油脂をあらかじめ脂肪酸とグリセリンに分離させた上で、脂肪酸の方だけを取り出し、アルカリ剤で中和させる方法です。こうしてできた石けんには保湿効果を持つグリセリンが含まれていないので、洗浄力が強く肌への刺激も強くなってしまいます。
一方、「池田さんの石けん」の大きな特徴である『釜炊き製法』では、原料油脂を分離させることなく、グリセリンや自然素材の成分をそのまま生かすことで、お肌にやさしい石けんに仕上げています。それゆえに、成分の安定や品質の均一化が困難なため、多くの手間と時間、そして熟練のワザと職人のカンが必須となるのです。
液状になった馬油の温度を確かめ、いよいよ鹸化(けんか)作業を始めます。鹸化とは、原料の油脂と苛性ソーダを反応させる作業を言います。 鹸化作業は見ているだけでも面白く、火にかけてる訳でもないのにボコボコと煮立ったり、それがおさまり静かになったかと思うと、蒸しパンのようにふわ〜っと膨らんできたりとめまぐるしく変化します。秒単位の変化の中で、ムラなく鹸化を行うには、熟練したプロの技術が必要です!
※苛性ソーダは油脂と反応して石けんに変化するため石けんの中には残りません。
※プロのワザですので、皆さんは食べないで下さいね!