2016年春 エスオーシー株式会社 温泉水９９
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鹿児島県垂水市にあるエスオーシー株式会社さんに伺いました。
エスオーシーさんといえば【温泉水99】を作られていますね。
こちらの採水地は垂水市を東西に流れる本城川の河川敷。
打合せの時間まで少し時間があり その本城川の上流に行ってきましたが渓谷の中に清流が続くとても素敵な場所でした。
見事なエメラルドグリーン！
水の透明度もすごいです！
まさに大自然！
地元の人に聞いて昔からの採水場所にも行ってみましたが、そこはもう数年前に地震の影響なのか採水できなくなっておりました。
数年前まではかなりの人が汲みに来ていたそうです。
本城川の上流には猿ヶ城温泉という施設もあり テレビCMなどでもお馴染みの財宝グループが運営をしている療養所などもありました。
この本城川のもう少し下流の河川敷にあるのがエスオーシーさんの採水工場。
地下750mもの深さからから47℃で湧き出している温泉を使った【温泉水99】は
ph9.9 の高アルカリ水 硬度2mg/L以下の超軟水となってます。
先ほどの本城川上流のあの清流が長い年月をかけて地中深く流れて ろ過され
さらに磨かれた水となるようです。
当店でも大変リピーターの方が多いお水なんですがその魅力は何なのか？
色々と調べてきました。
10年たっても錆びない!?
この日お話を伺ったエスオーシーさんの会議室であるもの発見しちゃいました。
水の中にクリップを入れてるという実験をしたものです。
私達もこの実験していて商品ページにも載せているのですが
こちらにあったのは なんと13年前にクリップを入れてたもの。
右側が温泉水99を入れたもの。13年たっても錆びてないそうです。
左の水道水はこの有様。赤錆がすごいですね。
温泉水99は酸化するスピードが水道水と比べて遅いため
金属もなかなか錆びないそうです。
※クリップが錆びずにありますね。
ミシュラン3つ星店も温泉水99を使用！！
ミシュランガイド東京で9年連続3つ星を獲得している日本料理店「かんだ」もこの温泉水99を
昆布だしなどに使っているそうです。
オーナーシェフ神田さんいわくしっかりと旨みは出るが出汁が濁らないとの事。
ただ当店でも実験しましたが水道水に比べて浸透性が高く、茶葉は従来の半分ぐらいでいいそうです。普段通りの茶葉の量で入れてしまうと、出すぎて苦くなってしまうそうです。
温泉水99（左）と水道水（右）。同じ温度の水に入れてもこれだけの違いがあるそうです。
この水に出会い東京から移住！
当時美味しい水を求め全国を探し回っていたエスオーシー草間社長は
この水と出会い、なんと当時住んでいた東京からここ鹿児島県垂水市へ家族とともに移住。
その際、同じく東京にあったエスオーシーの本社もこの地へ移転したそうです。
もともとは地元の業者さんから製品を仕入れていたのですが、製造から販売まで責任を持って行い、最高品質の商品をお客様にお届けするために自社工場を設立し、万全の衛生体制を整えたとのことです。
事務所では社員が天然温泉を楽しめる！？
採水工場のすぐ横にある事務所の一角にはお風呂があり、そこでは採水された温泉水99がホースから出てくる 言わば 贅沢な温泉水99のお風呂が楽しめるようになってました。
頻繁に入ることは無いようですが、実際 このお風呂も利用できるようになっておりました。折角の機会でしたので挑戦したかったのですが、今回は諦めました。。
普通のお風呂より若干熱めでした。47℃ですもんね。
1日の採水量には限りがある！？
これは現地に伺って初めて知ったわけですが、垂水市の条例で 温泉は 1分間に100リットルの汲み上げを上限としているようです。
ですので、何かのブームで一気に需要が増えてもそれに対応するのはなかなか難しいようです。今までも何度かの「温泉水ブーム」や「震災の特需」などありましたが、この条例があり供給が追いつけなかったということもあるようでした。
施設や温泉水にまつわる説明をしてくださったを高橋工場長（左）。
温泉水99は硬度2mg/L以下とほかのミネラルウォーターと比べてかなりの軟水となってます。
口当たりもまろやかになってますので一度試してみてはいかかでしょうか？
普段飲まれてるお水との違いも楽しめると思います。
もちろんそのまま飲んでも美味しいですし、料理やお茶、コーヒーに使っても相性がいいんですが
僕個人的にはウィスキーや焼酎の割り材として使うのもオススメです笑
水が違うだけでこんなにも味が違って感じるので不思議です。
温泉水は1日の採水量にも限りがるということで、少しゆっくり味わって飲んでみてはいかかでしょうか？
エスオーシーさん、ありがとうございました。
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