カランカラーン (ドアの開く音・・・)


『ようこそ BAR 文房具カクテル へ』

私は、本業がBARの経営者ですが 文房具好きが高じて文房具を語る事で有名な
マスターです。文房具を愛してはや30年が過ぎようとしています。
ここに毎夜 お越し頂くお客様は、それはそれは文房具の愛好家の方ばかりです。

さて文房具好きの皆様が揃ったところで『私の出番かな?』

今宵も文房具の話に花を咲かせ美味しいお酒の肴にして下さい。


40drink  驚愕『ダイヤ』入りシャープ芯 


三菱鉛筆より『ダイヤ』が入ったシャープ芯が9月末に新発売されます。
最初に伺った時は、『えっシャープ芯にダイヤが入ってる?』早合点のマスターは
ダイヤモンドの粉が入ったシャープ芯でさぞ高価な商品だろうと勘違いいたしました。
よく聞いてみるとナノダイヤ入り1本の芯に4億個配合されているそうです。

●ナノダイヤとは・・・
ナノは『単位』のひとつで1nm(ナノメートル)が10億分の1mで人の毛の直径10万分の1
ほどの大きさです。
従来の芯と比べカーボン粒子の間にあらかじめナノダイアを配置することで粒子同士の
摩擦を低減し、なめらかな書き味を実現いたしました。(三菱鉛筆カタログより)

実際にマスターもサンプルを三菱鉛筆さんから頂き試す事にいたしました。三菱鉛筆の
ヒット商品のクルトガに得意の0.3mm H芯を入れもう一方にはパイロットイーノ芯
の0.3mm H芯を入れて試し書きをしてみました。クルトガは、芯が細くなる機構を持ってい
る為に少し『カリカリ』する感がありパイロット イーノ芯の方が滑らかかな?と思いました。
今度は、逆にクルトガにイーノ芯を入れもう一方のシャープにナノダイヤ入りシャープを
入れて試書きをしてみる事にしてみました。やはりナノダイヤ入りのシャープ芯の方が
滑らかに書ける、滑るように感じました。微妙なタッチですのであくまで私的な感覚では
ありますが・・・・
シャープ芯にここまでの技術力を注ぐ三菱鉛筆様に脱帽いたします。

1本の芯の中に4億個のナノダイヤが入りケースも改良を加えて9月末の発売が
楽しみな商品です。最近文房具の雑誌などで取り上げられ高級な筆記具などが話題に
なります。されどシャープ芯にもこれほどの技術力を注ぐ日本の文房具メーカーの底力
感じずにはいられません。




・2008.09.24 40drink 〜驚愕『ダイヤ』入りシャープ芯〜