カランカラーン (ドアの開く音・・・)


『ようこそ BAR 文房具カクテル へ』

本日もようこそお越し下さいました。

さて、そろそろ文房具好きの皆様が揃ったところで
今宵も文房具の話に花を咲かせ美味しいお酒の肴にして下さい。


17drink 広澤さんとの思い出


今回は、24日〜26日の3日間パイロットより奥野氏と広澤氏両名をお迎えしてセンター街で万年筆のクリニックを開催させて頂きます。ぎりぎりまで広澤氏がクリニックに参加して頂けるのか分りませんでしたが、心待ちにしていた朗報が届き広澤氏と再会出来る事を素直に喜びました。広澤氏との思いでは、なんと言っても3年前にパイロット平塚工場を訪ねた時の事がいまでも鮮明に蘇って参ります。

当日、新幹線に乗り込み名古屋までは順調に到着したのですが名古屋を出ると何か?雲行きがおかしくなり、徐行運転になりついに三河安城で完全に止まってしまいました。聞くと静岡で大雨で運行を見合わせているとの事でした。今回の出張で同行したY君と普段はゆっくり出来ないので筆記具話で盛り上がりました。ようやく列車は動き出し平塚工場に到着したのは、午後4時過ぎで予定より4時間以上遅くなってしまいました。

工場に着くと守衛の方へ広澤氏に取りつないで頂きました。その時広澤氏は、工場の奥から駆け足で私たちの方へこられて『大変な長旅でしたね。お疲れ様でした』と労って頂きようやく広澤氏とお会い出来ました。その後工場長にご挨拶しようやく工場見学になり5時で工場が止まってしまうのをわざわざ私たちの為に工場を動かして頂きました。

工場見学も無事終えてホテルに到着し夕食を広澤氏や工場の皆様とご一緒させて頂きました。『今回は、大変でしたね』と優しく私たちに声をかけて頂き工場の皆様にも私どもの思いやまた皆様の製造する立場での思いを沢山伺う事が出来本当に楽しい夜になりました。夕食の途中で広澤氏は『私どもはお客様の要望を伺い技術を切磋琢磨して磨き上げるのですからご要望は遠慮なく言って下さい』と言って頂き工場のM氏は『広澤さん・・・・』と言っておられましたがもう広澤氏と私は2人で暴走していました。その節は、工場の皆様に大変ご迷惑をお掛けいたしました。広澤氏は、万年筆の話になると話が止まらなくなり強い信念をお持ち方だとその時強く思い感動した事を今では懐かしく思い出します。当時工場の方で同席して頂いたK氏は、工場代理にまで出世なさったと伺って余計に平塚の夏を懐かしく思い出しました。

翌朝 工場の皆様にお見送りを頂きY君と二人東京のパイロット本社2階のペンステーションに向かい2005年発売した『結(YUI)』の原型を見せて頂き二人で感動しておりました
『URUSHI JAPAN』と刻まれていたグランセベースの商品は言葉で言い尽くせない素敵な商品でした。こうして二人の東京出張(珍道中?)は終わり帰りの新幹線でも万年筆の話をしていたように思います。

久しぶりに広澤氏とお会い出来る事今からを楽しみにしております。


   
ナガサワ文具センター センター店にて開催!




・2007.10.22 17drink 〜広澤さんとの思い出〜