「子供の靴はすぐに小さくなるから」「もったいないから」と大きめのサイズを選んでいませんか?
いつの間にかお子様の足が大きくなっていたことに気づかず、靴がサイズアウトしていた経験はありませんか?
足のサイズに合わない靴を履いていると、足はもちろん、膝や腰の病気につながったり、内臓の働きに影響を与えることもあります。
また、足の健康は体だけでなく脳の発育のためにも重要です。
歩いたり走ったり、運動することで筋肉が収縮と緩和を繰り返し、血液の循環を助けているのです。

小さなサイズの靴を履き続けると、足の病気「外反母趾」「ハンマートゥ」などにつながります。
一方、大きすぎる靴は動きにくいため正しい歩行ができず、お子様の運動の妨げになってしまいます。

お子様の健やかな成長のため、3ヶ月程度を目安にこまめに足のサイズを測り、下記の点に注意した靴選びをおススメいたします。


【ご注意】
適正サイズ15.0cmのお子様が16.0cmの靴を履くと、足と靴の誤差率は1.07。
これを大人の場合に置き換えると、適正サイズ23.0cmの方が24.61cmの靴、つまり3~4サイズも大きな靴を履くことになるのです。





つま先の部分が広く、指が靴の中で自由に動くもの
幼児期に指を十分動かしていないと、指の腱や筋肉、ふくらはぎの筋肉が正しく発達しないままになり、転びやすい、歩くとすぐ疲れるといったことにつながってきます。

かかと周りがしっかりしているもの
かかとの骨をしっかり成長させるために、かかとの押さえがしっかりしているものがよいでしょう。かかとの骨がしっかり成長しないと、足の変形・O脚、X脚、へん平足などの原因にもなります。

靴底が指の付け根部分でしっかり曲がるもの
靴底があんまり硬いと前に進むための蹴り出しがうまくできません。

甲の部分が足にフィットしているもの
靴の甲をしっかり締めることにより自然な歩行をさせることが大切です。





骨の正常な発達、つまづき防止に重点をおいた靴選びをしてください。立ち姿勢で足にフィットするものを選んでください。素材はやわらかく足になじむもの、底も硬すぎず靴底の前約3分の1あたりで曲がるものを選びます。デザインは柔らかい関節を保護するために、足首のくびれまで深さがあること、かかと部分も補強されたものがよいでしょう。サイズは靴を履いてかかとを合わせて、指先に5ミリ程度ゆとりがあるのが適当です。また、親指が反り返る余裕も必要です。

1歳から2歳にかけて歩き方が変わります。変化時期は子供によって違います。とことこ歩きになると運動量も増え、汗をかきやすくなるため通気性、吸湿性の良い素材を選びます。デザインはきちんとフィットして脱げにくいものを選びます。サイズは靴にかかとを合わせて履き、つま先に5~6ミリのゆとりが理想。

2歳すぎには年長さんと同じように走っている姿も見られます。自意識も強くなり何でも自分でやってみたい時期ですから、靴も自分で着脱しやすいものが良いでしょう。靴が履けたら「じょうずに履けたね」とほめてあげてください。そしてちゃんと履けているかチェックしてあげましょう。また機能的な靴を選ぶのはもちろんですが、こまめに洗ってあげることも必要です。

3歳までは柔らかな足ですが4歳~7歳の間に人間の基本的と考えられる動作はほとんどできるようになり、運動量が飛躍的に増え、足の骨も急速に発達します。土踏まずの形成が始まるのもちょうどこの時期です。運動量が激しいので靴が傷みやすくなり、足にも負担がかかってきます。かかとの痛み、足指の変形、皮膚炎、靴ズレなどのトラブルが出やすくなるので、注意してあげてください。靴の構造も激しい運動にも対応できるかかとやつま先が保護されたものを選んでください。また、4歳をすぎると汗をかきやすくなり、靴内の湿度が上がると、雑菌が繁殖しやすくなります。汗でムレた皮膚は傷つきやすいので、簡単に菌に感染、化膿してしまいます。素材は通気性のよいものが望ましく、また、前足部や後部に換気孔が開いていたり、雑菌の繁殖を抑える加工をした靴もありますので選ぶ時の参考にしてください。






足のサイズを子供用計測シート(簡易版)をダウンロードして測ってみましょう。
「PDFデータのダウンロード方法」に従ってファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードできるファイルはPDF形式で、カラー子供用計測用紙(A4サイズ)カラー計測使用法(A4サイズ)の2ファイルがあります。 どちらもダウンロードしてください。

ダウンロードしたら、「PDFデータの印刷方法」に従って印刷してご利用ください。

 
カラー子供用計測用紙
(A4サイズ)1,019k
  カラー計測使用法
(A4サイズ)555k

※計測シートは株式会社ムーンスター様より提供して頂いております。

【ご注意】
このシートは「足のサイズを測る体験」をしていただくことを目的としています。
プリントの状態によって、計測サイズの目盛に誤差が生じる場合があります。


計測用シートを作ることができます。
下記の計測方法にしたがい、計測用シートを作ってお子様の足のサイズを測ってみましょう。
用意するもの:紙、鉛筆、三角定規、定規(30cmぐらいあるもの)、メジャー

・足長を計ります。
   
紙に直角に交わった線を引きます。   紙の上に直立の姿勢で立ち、かかとの一番の出っ張りを(A)に合わせます。また、人さし指の先端を線に合わせます。目は前をまっすぐ見るようにします。   三角定規の直角辺を縦線に上に置き、一番出ている指に当たるように合わせます。どの指かは人によって違います。縦線と三角定規が交わったところに印(B)をつけてもらいます。

A-B間の長さが足長です。

・足幅を計ります。
親指の関節部分の一番出ているところ(C)と、小指の関節で一番出ているところ(D)の長さが足幅です。
※靴をはいた時に、足の指先と靴の間に、5mm~10mm余裕のあるものを選びましょう。

※同じサイズ表記の靴でも、実際の大きさはメーカーによってそれぞれ異なりますので、お近くの靴屋さんで実寸サイズを確認いただくか、当店までご相談ください。

※当店では、専門のスタッフがお客様からお話をお伺いしアドバイスをさせて頂いております。お気軽にメール・お電話にてお問い合わせ下さいませ。

※お子様の足は特に個人差が大人に比べて大きいので、ご参考までに宜しくお願い致します。

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