1982年、アメリカのスペシャルティコーヒー協会(SCAA)が設立され、スペシャルティコーヒーの概念が誕生しました。
今からつい28年前に設立されたこのSCAA協会ですが、日本でも用いられるようになってからはまだ10年足らず。
その短い期間の中でも、いまや日本国内ではスペシャルティコーヒーの認知度が急増しています。

スペシャルティコーヒーは、数々の栽培条件のほかに、アメリカスペシャルティ協会(SCAA)が定めた基準で100点満点中80点以上の高評価を得なければなりません。

これまでコーヒーの格付けには世界基準がなく、生産国が独自に決めた評価に従っていましたが、消費国がより明確な基準を設けて、コーヒーの評価をしようという流れがアメリカスペシャルティコーヒー協会を中心に生まれてきました。

アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)では、カッピングフォームに基づいてコーヒーを評価しています。
(上部の写真参照)

点数に影響する香味の評価項目は10項目あり、コーヒーの香り・酸味の質・ボディ感と言われています。
コク・酸味・フレーバー・甘さ・バランスなどをそれぞれ10点満点、0.25点きざみで評価します。
その合計点が80点を超えたコーヒーが、スペシャルティコーヒーとして認定されます。

アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)は、世界のコーヒーマーケットの中でも大きな存在感を示すようになっており、その考え方は世界的に大きなムーブメントとなってきています。

 

横浜元町珈琲は、スペシャルティコーヒーのパイオニア、堀口俊英氏が主宰する
リーディングコーヒーファミリー(LCF)に加入しています。

一般に流通する生豆及び、曖昧なスペシャルティグレード概念の生豆の使用から
”生産農家と共に、栽培から精製にいたるメソッドを重視し、その結果生まれる
個性的な生豆”を目指しています。

 

生豆の表面にはツヤがあり、ロウがかかったような色の豆もあれば、色のあせたような生豆もあります。
ツヤがある方が外見上キレイに見えたり、美味しそうと思われがちですが、実は香味との関連性はありません。

パナマ、コロンビア、ハワイのウォッシュトのティピカ種などはきれいなツヤがありますが、各生産国のセミウォッシュトなどのツヤは弱めです。

ツヤがあるから美味しそう、ツヤがないから劣化しているというわけではなく、それぞれの豆にはそれぞれの特徴があるのです。

生産地から輸入された水分地12%前後の生豆は、日本の倉庫に保管中、梅雨や夏の湿気にさらされ吸湿し、秋以降の乾燥期に水分が抜けるため、 豆質は固くなり、香味にも影響がでてきます。

実は、コーヒーが1番美味しく飲めるのは 『夏』 。
豆が固くなるにつれて酸味と香味の個性が減少していくため、寒い季節に飲むコーヒーよりも、暑い季節に飲むコーヒーの方が美味しいのです。

冬こそコーヒーをたくさん飲みたい季節なのに、ちょっと残念な気もしますね。

同じ生産国で同じ精製方法の場合は色で容易に比較できますが、精製方法が違う場合、ベースの色が異なります。
新鮮なウォッシュトはブルーグリーンですが、パルプドナチュラルはグリーンという具合に、豆の性質は様々。
色がグリーンでキレイだから香味がいい、というわけではないのです。