クッキング・ダッチ・オーブン使用レポートNo.5

●鹿肉のシチュー

 


材料を入れ薪ストーブにかけた


◆材料と作り方◆

材料:鹿肉500g玉・ねぎ4個・人参4本・じゃがいも6個・シメジ1パック・ブーケガルニ・ローリエ・市販のシチューのルー

作り方:シチューの料理方法は各家庭の作り方でいいと思います。大切なのは、使う鍋と火加減と煮込む時間。今回、クッキング・ダッチ・オーブンを使い、我が家の薪ストーブで3時間ほどコトコトと煮込んでみました。
ストーブトップの温度は200度ぐらいを保って、その間、蓋は1度も開けないようにじっとこらえた。ウォーターシールの効果を保ちつつ、時おり蒸気がトッテにあたり冷えて水滴となり、ストーブトップに落ちて「ジュワー」といいますが、気にしない気にしない。
だんだんと良い匂いが部屋中に漂って来て、ついつい蓋を開けたくなりますが、ここは我慢我慢!3時間経つまでは、決して開けないように!開けるとせっかくの圧力が逃げてしまうし、水蒸気となって水も少なくなり足し水をしないといけなくなる。こうなっては、ダッチ・オーブンの威力が半減してしまう。ということで、3時間経ったので蓋を恐る恐る開けてみた。すると、野菜たちも肉たちも程よく煮込まれ調和しているようだ。
3時間も煮込んだというのに、アクもでず、また水もほとんど減っていないし、野菜もくずれず形は切ったまんま。ここで、ルーを入れ30分ほど弱火(ストーブトップの端の方)で煮込んで完成。


3時間経って蓋を開けたらこんな感じ


★ 作り終えて


鹿肉を知人にもらい、自分で筋取りをして良いところは鹿刺しで食するため冷凍にして、 筋のたくさんついたところももったいないので、このシチューのためにとっておいた。
鹿肉は火を通すと少しくせのある匂いがするが、ダッチで十分煮込んだせいかほとんど匂いが無く、ビーフとかわらない赤身の味がした。筋肉のためもっと硬いかと心配していたけど、とろけるように柔らかくなって子供たちも「おいしい!おししい!」と食べていた。野菜も素材の甘さがにじみ出てくるように美味しかった。
今までに味わった事の無い味がした。これも、ダッチの威力だろう。何も特別な手を加えたわけじゃないのに、鍋が勝手に料理をしてくれたって感じ。