50年以上お世話になっている鉄釜を使ってとろ火で煮ています。少しでも焦げると釜全部の大豆が焦げ臭くなってしまい商品にならないので、焦がさないように4時間ほど釜の前で時折かき混ぜないといけません。焦がさずに混ぜる作業には熟練のコツが必要なのでおばあちゃん達のお仕事です。 |
煮えた後、少しの間蒸らします。煮た時に出る煮汁は豆乳といって、市販の「豆乳」とは少し違う物です。味は喉に引っかかるようなクセがありますが、美容(特にお肌)には良いようです。40年以上飲み続けているおばあちゃん達のお肌はつるつるですよ。弊社の女性従業員達には好評です。仕込み時期には弊社姉妹店の大原の里でもご希望のお客様にお出ししております。 |
ここでしっかりと汁をきっておかないと、後で樽の中が水っぽくなってしまい商品になりません。この作業は大変熱いので火傷に注意です。きった煮汁(豆乳)は大変栄養価が高いので、捨てずに、大豆と麹を混ぜる時に一緒に混ぜます。 |
味噌には欠かせない材料「麹」です。当店は米麹です。味噌の出来は麹で決まると言っても過言ではありません。この麹はどこに出しても恥ずかしくない一級品です。弊社の味噌が一味違うと言われるのはこの麹の存在が大きいです。麹の話はこちらへどうぞ。
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潰した大豆(潰す行程のみ機械を利用しております)、麹、塩をまんべんなく混ぜます。ここは力仕事なので、おばあちゃん達と若い人達との共同作業です。 |
混ぜ終わるとこんな感じになります。その年の大豆によって色が変わってきます。 |
混ぜ終わった味噌をソフトボールよりも大きいくらいに丸めて樽の中に投げ込みます。この作業をするのは味噌に空気が入り込まない嫌気状態にして発酵を均一に行わせる為です。 |
そうやって出来上がった味噌を敷地内の味噌蔵へ。温度管理など細心の注意を払って管理しています。1年から3年の間ここで寝かして出来上がりです。 |