マラセブ 120ml・250ml

マラセチア皮膚炎外皮用剤 ≪薬用シャンプー≫

マラセブはマラセチアとスタフィロコッカスを殺す効果のある成分(ミコナゾール硝酸塩、クロルヘキシジングルコン酸塩)を配合しており、皮膚の上で増えすぎた菌を減らします。
また洗浄成分を配合しているので余分な皮脂分や汚れを洗い流します。


わかって、いっしょに、なおしたい。
マラセチアによるワンちゃんの皮膚炎

マラセチアって何?

マラセチアは真菌(カビ)の一種で、犬の皮膚に住んでいる“常在菌”です。
健康な皮膚では問題となることはありませんが、何らかの理由で皮膚の分泌が増えすぎたり(脂漏)、アトピーや他の皮膚炎などで皮膚の抵抗力が落ちると異常増殖し、皮膚炎を悪化させます。マラセチアは皮脂分を好み、皮脂のたまりやすいわきの下、内股、指の間、耳(耳介)、おなか、下あご、肛門周囲などで増殖して炎症、痒みを発症します。またスタフィロコッカス(ブドウ球菌)という細菌がマラセチアによる皮膚炎の悪化に関与しているとも考えられています。

マラセチアによる皮膚炎の症状

強い赤み、痒みが特徴で、ベタベタしたり、独特の臭いがする脂っぽいフケを伴います。慢性化すると皮膚が黒ずんだり、表面にコケが生えたようになったり、毛が抜けたりする場合があります。

マラセチアによる皮膚炎の治療

異常増殖したマラセチアは放っておくと、皮脂分を栄養にしてさらに増え続け皮膚炎が悪化します。
そこで増えすぎたマラセチア菌を減らし、さらに過剰に分泌された皮脂分を取り除くための外用療法が行われます。

マラセブの使い方

マラセブの副作用について

クロルヘキシジン製剤、又はミコナゾール製剤に対してショック症状などの過敏症を示したことがある犬には使用しないでください。
また皮膚、及び体調に異常が見られた場合はただちに使用を中止し、獣医師の診察をうけてください。

組成・性状

成分・含量 100mL 中
ミコナゾール硝酸塩 2.0g
クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%溶液)10mL、(クロルヘキシジングルコン酸塩として2.0g)
色調・剤形 無色〜薄茶色澄明の粘稠な液体

効能・効果

 犬:マラセチア皮膚炎

用法・用量

犬の被毛を温湯又は水で十分に湿らせ、本剤を全身に擦り込むように泡立てる。
10分間放置した後、薬液を残さないように全身を温湯又は水で十分に濯ぎ洗う。
使用回数は1日1回、3日以上間隔をあけて週2回使用する。
1回当たりの基準使用量は体表面積に対して50mL/m2とする。
体重と体表面積の関係から、体重別の使用量は下表のとおりとし、該当する範囲内で被毛長等を考慮して十分な泡立ちが得られ、流れ落ちない使用量を選択する。

≪マラセブ投与時の参考≫
5mL は手のひらにとると、これぐらいの量になります。
(イメージ)

使用上の注意

保管上の注意