早朝5時半に漁場へ向けて出港いたします!


五島列島の北西に位置する『久賀島』の更に北東部に構える定置網漁場へ、海の男たちが集結します。
大荒れで出航できない日もありますが、多少の時化なら無理をしてでも漁へ向かいます。
大漁の時もあれば、そうでない時もあり、網を揚げるまで不安です。
毎日大漁を期待しながら、重い定置網を引き揚げます。


定置網とは?


定置網は別名『大敷網』とも称され、回遊する魚を誘い込んで獲る日本古来の漁法です。
多くは魚道を遮断し魚群を誘導する『垣網』と,その先端に設ける『袋網』からできています。
ほかに囲い網やのぼり網をつけるものもあります。
定置網漁は、漁業法では水深27m以上の海域に設置されたものを指します。
漁具の改良により、現在では100m以上の深場に設置されている定置網もあります。
マルセイ水産は県の許可が必要な大型定置網で、毎日の網起こしによりさまざまな魚を捕獲しています。


活き〆する理由


釣った魚がクーラーの中でバタバタ暴れると、内出血をし、身に血が廻ってしまいます。
こうなると、生臭くなり鮮度も落ちてしまうので、生きた魚をすばやく〆ることが重要です。
また、死んでしまった魚の血管を切っても、血はあまり出ません。
生きている魚の血管を切ると、返り血を浴びる位、血が抜けます。
上手に血を抜いた魚は、臭みもなく身がとても綺麗です。
『活き〆』と『血抜き』は、必要不可欠な処理と言えます。

神業の「神経抜き」の必要性


人も魚も、脊髄の中を神経が通っています。
心臓が止まっても、神経はしばらくの間生きています。
この神経の管に、針金等を通して神経自体を止めてしまう作業が神経抜きです。
これにより魚の死後硬直を、最小限におさえる事ができます。
新鮮な状態を長い時間保つ事ができるのです。
神経抜きをした魚と、そうでない魚の鮮度は、半日も一日分も違うと言われています。
特に翌日以降におろした身を見ると、その差は歴然としています。

ご注文内容を確認し発送します。


自信を持ってご提供できる鮮魚を、ご注文内容に沿って梱包していきます。
種類ごとに簡単な料理アドバイス等を書き添えたメモをお入れします。
夕方前にクール便配送業者へ引き渡し、出荷完了です。
お客様の元へ無事に、予定通りに届きますよう祈っております。