≪初心者のためのモービル運用の手引き≫ |
アマチュア無線の免許を取って初めてモービル運用を始めようという方、
10数年ぶりにアマチュア無線を始めようという方へのアドバイスです。
よく「モービルに搭載するには何が必要ですか?」というメールをいただきます。
今回は、144/430MHz帯を搭載した売れ筋のモービル機・アンテナ・基台の選び方、
あると便利なものを掲載いたしますので、ご参考にしてください。
型番をクリックしていただくと、詳細ページが表示されます。
販売価格は、セールなどにより変わりますので詳細ページをご覧ください。
また、モービルへの無線機・基台・同軸ケーブル・アンテナの取り付け方法は、 こちらのページをご参考にしてください。
ご不明な点やお問い合わせは、メールまたはお電話(0558-72-2961)でお気軽にご相談ください。
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≪モービル機を選ぶ、4つのポイント≫ |
第4級アマチュア無線技士向けの20W機と第3級アマチュア無線技士以上の免許をお持ちの方が
使用可能なハイパワー機があります(144MHz 50W、430MHzは機種により50W/40W/35W)。
機種により出力の切換えも様々です。用途に応じてお選びください。
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★セパレートで使うか、一体型で使うか・・・ |
現在のモービル機は、シングルバンドに無線機以外、ほとんどがセパレートにして使えるようになっています。
標準装備でセパレートコードが標準装備の無線機、別売のオプションが必要な無線機があります。
逆に一体型で使うには別売りのオプションが必要な無線機もあります。
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<例>アイコム 144/430MHz帯モービル機 IC-208 |
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一体型で使用する場合 |
セパレートで使用する場合 |
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セパレートケーブルが標準装備のモービル機 |
アイコム (ICOM) |
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IC-208
20/10/2W (144/430MHz)
IC-208D
50/15/5W(144/430MHz) |
IC-2720
20/10/2W (144/430MHz帯)
IC-2720D
50/15/5W (144MHz帯)
35/15/5W (430MHz帯) |
IC-2820G
20/約10/約2W (144/430MHz)
IC-2820DG
50/約15/約5W (144/430MHz) |
セパレートケーブル(3.5m)装備
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コントローラーブラケットも装備。
一体型として使用するには、オプションのMB-85が必要です。 |
セパレートケーブル(約3.4m)、
コントローラー・車載ブラケット装備
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ケンウッド (KENWOOD) |
スタンダード (STANDARD) |
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TM-D710
20/10/2W (144/430MHz帯)
TM-D710S
50/10/5W(144/430MHz) |
FTM-10
20W/10W/1W(144/430MHz帯)
FTM-10H
50W/20W/5W(144MHz帯)
40W/20W/5W(430MHz帯) |
FTM-10S
10W/3W/0.5W(144MHz帯) 7W/3W/0.5W(430MHz帯)
FTM-10SJMK
10W/3W/0.5W(144MHz帯)
7W/3W/0.5W(430MHz帯) |
セパレートケーブル(4m)の他 車載ブラケット、パネルホルダー、
パネルブラケットを装備 |
マルチアングルブラケット、セパレートケーブル(3m)、フロントパネル用のワンタッチ着脱ハンガー、マグネットなど基本装着部品が付属 |
セパレートが標準で、一体型にはなりません。ハンドルバー専用ブラケットMMB-M11は、オプションです。 (FTM-10SJMKには付属) |
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セパレートケーブルがオプションのモービル機 |
スタンダード (STANDARD) |
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FT-7800
20W/10W/5W/1W (144/430MHz)
FT-7800H
50W/20W/10W/5W (144MHz)、
40W/20W/10W/5W (430MHz) |
FT-8800
20W/10W/5W/1W (144/430MHz帯)
FT-8800H
50W/20W/10W/5W (144MHz帯)
35W/20W/10W/5W (430MHz帯) |
FT-8900
20W/10W/5W/1W(50/144/430MHz帯)
10W/5W/1W(29MHz帯)
FT-8900H
50W/20W/10W/5W (29/50/144MHz帯)
35W/20W/10W/5W (430MHz帯) |
セパレートキットは別売り(YSK-7800、YSK-8900 \4,725)ですが、
当店オリジナルプレゼントで、セパレートコード(\2,625)をサービス中 |
ケンウッド (KENWOOD) |
アルインコ (ALINKO) |
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TM-V71
20/10/2W (144/430MHz帯)
TM-V71S
50/10/5W(144/430MHz) |
DR-635DV
20W/10W/2W (144/430MHz帯)
DR-635HV
50W/10W/5W (144MHz帯)
35W/10W/5W (430MHz帯) |
DR-620DV 20W/10W/2W (144/430MHz帯)
DR-620HV
50W/10W/5W (144MHz帯)
35W/10W/5W (430MHz帯) |
オプションのパネルセパレートキット(3m) DFK-3Dが必要。 |
オプションのパネルセパレートキット EDS-9が必要。 |
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★同時受信できるか、切替式か・・・ |
144MHz/430MHzの切替式の無線機、2波同時受信できる無線機があります。
切替式の無線機の場合、144MHzか430MHzかどちらか一方の周波数しか表示されません。
2波同時受信できる無線機は、異なるバンド(144/430MHz)、
同一バンド(144MHz/144MH、430MHz/430MHz)2波同時受信できます。 |
<例>スタンダード 144/430MHz帯モービル機 FT-7800とFT-8800の違い |
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切換え式のFT-7800は、
144MHz帯、あるいは430MHz帯どちらか1波の表示。 |
同時受信できるのFT-8800は、
144MHz帯と430MHz帯を2波の表示。 |
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144MHz帯と430MHz帯切換え式のモービル機 |
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144/430MHz2波同時受信・同一バンド2波同時受信可能なモービル機 |
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★モービル運用をもっと楽しみたい・・・同時受信+α |
144/430MHz、同一バンド(144MHz/144MH、430MHz/430MHz)が2波同時受信できるほか、
もっと他の周波数でも交信したい!D-STARなどデジタル通信を楽しみたい! |
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★シングルバンドのモービル機が欲しい |
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≪モービル用アンテナ基台≫ |
アンテナを取り付ける場所により、基台の種類が変わります。
ルーフサイド用、トランク/ハッチバック用、パイプ・ルーフレール用、キャリア・パイプ用、トランク用ケーブルセット基台、マグネット・ウインドー用基台セット、バイク用基台などがあります。
車のどこへ基台を取り付けるか(今の車は、基台を取り付ける場所がなく、どこに取り付けられるかでしょうか・・・)、どの位のアンテナを立てるかを考えて、基台をお選びください。
また、車高の高い車やハッチバックなど車の乗ったままアンテナを倒したり、立てたりできる電動基台(ルーフサイド用、ハッチバック・トランク用、キャリア・ルーフレール用)がございます。
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≪モービル用同軸ケーブル≫ |
- ★同軸ケーブルの太さと種類は?
- 同軸ケーブルは一般的に、3D/5D/8D/10Dという太さで区分され、同軸は太い程パワーロスがありません(1.5D/2D/12D/23Dといった特殊なものもあります)。網線やアルミの被覆の形状により、2V/FV/FBという種類があります。HFなど周波数の低いものは、2Vケーブル、430・
1200MHZといった高い周波数を使用するときは、FBケーブルを使います。現在一番普及している144/430MHzのデュアルバンドの無線機には、5D
-FBのタイプを使う方が多いです。
- ★同軸ケーブルの引き込みは?
- 車のドアやハッチバック・トランクに挟み込むことが多く、細いケーブル引込み、途中で5Dなどの太いケーブルにジョイントしてあるケーブルセットを使用します。ケーブルは太いほど良いといわれますが、ドアなどに挟み込んで同軸をつぶしてしまったり、傷をつけてしまうとSWRがあがってしまい、送信・受信が悪くなるだけでなく、無線機本体を壊してしまう場合がありますので、太いケーブルを使う意味がなくなってしまいます。ダンプやトラックなど同軸を引き込むスペースのある車は、細い引込み線を使う必要はありません。
- ★ケーブルの長さはどれくらい必要ですか?
- 一般にルーフサイドに基台を取り付ける場合、乗用車で4m、軽自動車で3m。トランクやハッチバックの場合5〜6m、ワゴン車の場合6〜7mが必要といわれています。あくまでも目安で、無線機を取り付ける場所などによって変わってきます。忘れていけないのが、トランクやハッチバックに取り付ける場合、開けたときの同軸の長さを考えることです。大体の長さを紐などであらかじめ測っておいたほうが良いと思います。
- ★同軸はどのくらいで変えますか?
- 目安は、4年から5年です。知らず知らずの間に同軸に水が入ったりすることがあります。同軸やアンテナがダメな場合、送信・受信ともに悪くなります。まず、同軸を点検してください。使用して5年以上経つ方、つぶれていたり、傷がついていたらすぐ取り替えましょう。
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引き込みようの特殊ケーブル(細い同軸)と無線機側の同軸を特注コネクターでジョイントできるので、「車を変えてとき、ちょっとケーブルの長さがたりない。」、「引き込みようのケーブルが傷ついてしまった。」というような時に、不具合のあるケーブルだけを交換することができます。
ケーブル交換時にお金が節約できるとともに、面倒なケーブルの引き回しも楽々です! |
コメット 同軸ケーブルFSシリーズ |
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引き込みケーブル1.5DQEFVが0.5m、1.0m、1.5m、トランシーバー側5DQEFVケーブルは2.5m〜5.0m、全長3.0m〜6.0mと50cm単位で選ぶことができます。
トランシーバー側(5DQEFV)は、着脱式接栓を採用し、高品質・低損失のフジクラ製を使用。
全長3m、4mはルーフサイド基台用、5m、6mはトランク、ハッチバック基台用に最適です。
種類が豊富でいろいろなタイプの車、取り付け場所に合せてお選びいただけます。 |
コメット フジクラ製ケーブル Kシリーズ |
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5D-2V、3.5D-QEFV低損失ケーブル、5D-QEFV低損失ケーブル、2Dケーブルなど2m〜6mをご用意しました。用途に合せてお選びください。
5Dの太いケーブルは、ドアなどにはさんでケーブルをつぶさないようにしてください。 |
その他のケーブルセット |
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高品質・低損失のフジクラ製の同軸ケーブルの切り売り。5D/8D/10D/12D、2Vケーブル、FBケーブル、SFAケーブルがあります。
1m単位でお求めいただけます。必要な長さをお求めいただけます。
コネクター付けが苦手な方に、コネクターの取り付けも承ります(別途取付料がかかります)。
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同軸ケーブルの切り売り |
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≪モービル用アンテナ≫ |
アンテナは、長いほど利得(「飛び」)がいいといわれておりますが、車庫の屋根や木などの障害物にぶつけると、給電部(アンテナの下の部分)が壊れてしまいSWRがあがり、無線機を壊すおそれがあります。
よく電波は、アンテナの先端から出ていると思われている方がいらっしゃいますが、電波は給電部から出ています。できるだけ給電部を遮蔽物の少ない車の上の位置につけると飛びが良くなります。
基台の大きさやつける位置を考えて、アンテナを選びましょう!
モービル用アンテナを長さで分類してみました。 |
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≪あると便利な商品≫ |
モービル運用する時にあると便利な商品のご紹介 |
外部スピーカー |
フレキシブルマイク |
DCDCコンバーター |
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無線機の内蔵スピーカーは小型ので、大変聞きやすくなります。
セパレートでご使用になる場合、特におすすめです。
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ハンズフリーマイク安全運転を!
マイクを持たずに通信できます!別売の各無線機用コードが必要です。 |
トラックなどの24V車に・・・
DC24VをDC13.8Vにするコンバーター。
余裕を持って少し大きめの容量のものをお使いになることをおすすめします。 |
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