◆ アマチュア無線の同軸ケーブルについて ◆
 同軸ケーブルには、インピーダンスが50Ω、75Ωのものがあります。
 75Ωの同軸ケーブル(例:5C-2V)は、テレビ映像関係に使い、アマチュア無線には、50Ωの同軸ケーブル(例:5D-2V)を主に使います。
 アマチュア無線で同軸ケーブルを選ぶときには、「Dタイプ」をお選びください。
◆ 同軸ケーブルの太さについて ◆
 同軸ケーブルは一般的に、3D/5D/8D/10D/12Dという太さで区分され、同軸は太い程パワーロスがありません(1.5D/2D/23Dといった 特殊なものもあります)。
 430MHz以上の高い周波数で運用する時は、特に固定用など長くケーブルを使用する場合、パワーロスの少ない太いケーブル(8D/10D/12Dなど)を使用することをおすすめします。
 車載用には、5Dの太さの同軸ケーブルが多く使用されます。
◆ 同軸ケーブルの太さについて ◆
 同軸ケーブルには、網線やアルミの被覆の形状により、2V/FV/FB/SFAという種類があります。
 HFなど周波数の低いものは、2Vケーブル、430・ 1200MHZといった高い周波数を使用するときは、FB/SFAケーブルを使った方がパワーロスがありません。


5Dの同軸で比べるとパワーロスの少ないのは、5D-SFA→5D-FB→5D-2Vの順になります。
◆ 同軸ケーブル、大丈夫ですか? ◆
 同軸ケーブルの極度の曲げやつぶれ、キズ、水が入るなどは、インピーダンスを乱す原因になります。
 「送信も受信も悪い」というとき、アンテナの故障も考えられますが、同軸ケーブルに原因があることがとても多いです。
 ● ケーブルを強く曲げすぎていませんか?
 ● ケーブルがつぶれたり、キズついたりしていませんか?
 ● ケーブルが古かったり、ケーブルの中に水が入っていませんか?
 特に大雨が降った後など、「送受信が悪い」「雑音が入る」などの症状がでたら、アンテナコネクターに水が入っている可能性が高いです。コンプレッサーなどで水を吹き飛ばすか、なければティッシュなどで綺麗に拭き、水を吸い取ってください。
 インピーダンスの乱れは、送信や受信が悪くなるだけでなく、無線機を壊す原因になります。
 同軸ケーブルは、早めの取り替えましょう!
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