≪初心者のためのモービルへの取り付け方法≫

モービル運用を始めたいけど、取り付け方がわからないという方のために、
無線機や基台の取り付け方や同軸ケーブルの引き回し方などをご紹介します。


以前乗っていたトヨタのアイシスに無線機やアンテナを取り付けた工程の写真を撮りました。

雨が降っていたために車庫内での取り付けになってしまいました。
フラッシュを使わずに撮ったり、狭い空間での撮影になったので、うまく撮れていない写真もあります。

また、途中経過の写真が撮れず、取り付け後の写真(基台の取り付け・ケーブルの引き回し等)になってしまいました。
モービル機の取り付けのご参考にしてください。

ご不明な点やお問い合わせは、メールまたはお電話(0558-72-2961)でお気軽にご相談ください。


このページをご覧いただいたお客様から「大変参考になりました。」というメールを多数いただきました。
「できたらいろいろな基台の取り付けを紹介してください」というご要望がありました。
やっとハッチバック、トランク、ルーフサイド、ルーフレールへの取り付け例が整いましたので、
お客様にご了解をいただき、お客様の車への取り付けした模様をご紹介いたします。

>>お客様の車への取り付け例

◆ セパレートタイプの無線機(ケンウッド TM-733S)の取り付け ◆
古い無線機なので、ちょっと恥ずかしいのですが、
まだまだ使えるので、以前から取り付けていたケンウッドのTM-733Sをそのまま使用しました。
今の車は、無線機を取り付けるスペースが少ないので、セパレートで取り付けます。
まず、コントロールパネルの取り付け。
なかなか良いスペースがなく、(1)の位置に取り付けることにしました。
コントロールパネル用の取付金具を設置。
我が家の車なので、ネジでしっかり止めましたが、車を傷つけたくないという方は、両面テープでもOKです。
専用の取付金具で取り付けると、コントロールパネルの角度調整ができるので、便利です。
コントロールパネルと本体の接続コード(1)の引き回しを考えます。
コントロールパネルと本体の接続コードを露出で引き回してもいいのですが、見えないようにしたいということで、AとBのグローボックスをはずして引き回すことにします。
Aのグローボックスは、取り外すには大掛かりになるために断念し、(1)の位置に穴を開けてしまいました。
この時、コントロールパネル側の方が本体側の接続コードのコネクターに比べ、小さかったので(TM-733の場合)、こちらのコネクターの大きさに合せて穴を開けました。
ホームセンターなどで売っている右のようなコードカバーで接続ケーブルを固定します。
Bのグローボックスは、簡単に外れたので、(1)のようにコードを引き出し、Bのグローボックスの下に出し、(2)の後ろにケーブルを通して、運転席側にもっていきます。助手席側にはコードが出ずにすっきりします。
電源コードは、Bのグローボックスの中にあるヒューズボックスから取ります(赤 +)。このとき、アクセサリーなどのヒューズから電源を取るとキーと伝導していますので、エンジンを切ると無線機の電源も切れてしまいます。無線機の誤動作を防ぐために電源は、無線機の電源スイッチで切るようにしましょう。そのためには、ブレーキのヒューズから取ることをおすすめします。
マイクと外部スピーカーを取り付けます。
マイクは、WiresのためのDTMFマイクです。
外部スピーカーは、取り付けスペースがないためにダイヤモンドの一番小さなスピーカー P610です。両面テープで貼り付けてあります。
電源コードもコントロールパネルと本体の接続コードと同様に引き回し、スピーカーケーブルとともに結束バンド等で止めて、本体を置く運転席の下まで引き回します。 電源コードの黒い線(−)は、運転席のシートをとめてあるボルトなど金属製のものにとめてアースを取ります。
◆ ハッチバック用基台の取り付け (ダイヤモンド K412) ◆

(1)に基台を取り付けます。 ハッチを開け、基台を取り付ける位置の厚みを確認します。
基台を仮止めし、ケーブルを取り付けます。(メールの返事を書いていたため、細かい写真がありません。)
同軸ケーブルを引き回す前にアンテナを立て、基台に付属している六角レンチでアンテナがまっすぐ立つように調整をします。アンテナがまっすぐ立った状態で、基台の各ネジを六角レンチでしっかり締めましょう。
◆ 同軸ケーブルの引き回し(コメットFSシリーズ) ◆
アンテナ側の引き込みケーブル(RG/174AU)は、1mタイプのT1Mを使用。ハッチバックの場合は、1m以上の物を選んだ方がベストです。
ケーブルを這わせる場所にケーブルステッカーを先に貼っておき、ケーブルを挟み止めていきます。(2枚目の写真は、後日お天気のいい日に撮ったものです。)
ケーブルステッカーは、マイナスドライバーを当て、上から軽く叩いて(1)のようにつぶしておくとケーブルが外れにくくなります。
引き込みケーブルは、(1)の間に挟みこみます。
(2)がポイントです。そのまま挟み込まず、(2)のように少し遊びをもたせ、上に持ち上げてやることで車内に雨が入らないようにする雨だれ対策となります。
引き込みケーブル(RG/174AU)は1mタイプのT1M、無線機側ケーブル5DQEFVは3.5mタイプのF535Mを使用しました。
ケーブルの引き回しをしている途中で、お客様が見えたために経過の写真がなく、引き回し後に撮った写真となりました。本体は、運転席の下に置いてあります。
◆ 取り付け後の写真 ◆
同軸ケーブルや電源コードなどは、マットの下に隠れ、車内はすっきりしております。
運転席の下に置いた本体は、放熱のためにマットの下に置かないでください(写真は、マットがかかっているように見えますが、本体にマットはかかっていません)。
アンテナは、通常はマルドルのAX-50、ちょっと遠出をする時は長めのアンテナ、ダイヤモンドのスーパーゲイナーミニシリーズSGM-510を使用します。

少しは、モービル機取り付けのご参考になったでしょうか?
もう少し細かく写真を撮りたかったのですが、通常の営業をしておりましたので、ご容赦ください。

初心者の方のためにおすすめの無線機や基台の選び方、アンテナ・同軸ケーブルについて、
>>『初心者の方のモービル運用の手引き』でご紹介しておりますので、ご覧ください。

お客様の車へのハッチバック、トランク、ルーフサイド、ルーフレールへの取り付け例をご紹介
>>お客様の車への取り付け例

ご不明な点やお問い合わせは、メールまたはお電話(0558-72-2961)でお気軽にご相談ください。