
一度美しさを失っても、柴田氏は美に対する執着心だけは全く失っていませんでした。そして、柴田氏の「何が原因なのか?」「なぜ私だけこうなるのか?」という探求が始まりました。
その日からは台所で食事の用意をしながら、レモンやキャベツ、ゴボウなど様々な果物や野菜の汁を搾っては、顔の右半分にだけ塗って試すことを繰り返します。そんなことを繰り返すうちに、ある日、顔の右半分が白くふっくらしてきたことに気付きました。「やっぱり植物だ!」と思い、さらにドクダミやヨモギなど野草を片端から試し続けました。


朝、顔を洗いメイクをして、1日に何回か手を石鹸で洗い、夜はお風呂に入って身体を洗い、シャンプーして1日の汚れを落とす・・・・そうするたびに、石鹸やシャンプーや化粧品に入っている「流動パラフィン」「合成界面活性剤」などの原料となっている石油系の化学物質がお肌に触れることになります。

柴田氏は化粧品の害にあった際に自分の皮膚に浮いていた白い粉を旦那様(医者)に頼んで検査センターに検査の依頼をしました。そしてそれが流動パラフィン(別名ミネラルオイル・鉱物油)(シャンプー・リンス・乳液など市販されているほとんどの化粧品の基材(原料))であったことをきっかけに、世の中の美容の常識を疑い始めました。
「これが美?、メーカー側の美と消費者側の美にズレがあるのでは?」
「エステ・・・?一時的に美しく見せるために化学物質を塗っているのでは?」
これらの疑問を元に柴田氏は自分で化粧品の開発を決意した際に、1つのことが頭にありました。
「植物性で身体に無害というだけではダメ!さらに毛穴に詰まっているこれらの石油系化粧品原料を出さないといけない、そんな化粧品じゃないと意味が無い・・・」

その後、化粧品原料の恐ろしさを勉強し、一方で化粧品原料をきれいに洗い流す食品・植物の研究に明け暮れ、「食べても大丈夫!」という化粧品の開発を続けました。そして12年の試行錯誤の末、やっと
40種類の薬草と野菜を乾燥し、粉末にして使用すれば長年蓄積した脂汚れや化粧品基材をきれいに洗い流せる
という地点に到達し、ハーミットと美杏香化粧品が完成しました。本当に大切なことは、石油系合成界面活性剤等を含んだシャンプーや化粧品を二度と使用しないことです。