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双眼鏡の選び方

倍率について

倍率とは肉眼で見た対象物の大きさを双眼鏡で見た対象物の大きさの上下・左右の長さの比を表したものです。例えば10倍の双眼鏡で1000m先の対象物を見た場合、100mまで近づいて肉眼で対象物を見た状態とほぼ同じ大きさに見えます。
倍率は高いほど良いように思われがちですが必ずしもそうではありません。倍率が高くなると(10倍以上になってくると)、視野が狭くなり、明るさも暗くなる為見づらくなります。また、手ブレが起こりやすくなる為、どうしても倍率の高い双眼鏡を使用したい場合、双眼鏡を三脚等に固定して使うことをお勧めします。 コンサートやスポーツ観戦等に使用する場合は、10倍の双眼鏡がお勧めです。
7倍以下 8倍 10倍
明るく視野が広くてピントも合わせやすく、手ブレも起こりにくいお手軽な双眼鏡です。 コンサートや、スポーツ観戦等様々な場面で使用できます。あまり広くない会場であればこちらで十分重宝して頂けます。 コンサートや、スポーツ観戦等様々な場面で使用できます。広い会場で遠くから見る場合はこちらがお勧めです。
11倍以上 ズームタイプ 7倍50mm
これ以上倍率が高くなると視野が狭くなり、明るさも暗くなる為見づらくなりますが、距離が遠い時に対象物を大きく見ることができるメリットがあります。 低倍率にしてもズームでない双眼鏡と比べ、視野が狭くなり、解像度が悪化します。しかし倍率を変更できるので、一時的に高倍率で見たい時に便利です。 天体観測には7倍50mmが最適です。対物レンズ径の大きいものが明るく、クッキリと見えます。

対物レンズ有効径(レンズ径)について

見る対象に最も近い側に使われるレンズが対物レンズ。その直径を有効径といいます。数値が大きいほど集光力があり、解像力の優れた双眼鏡、フィールドスコープとなります。 また有効径が大きくなるほど、ボディのサイズも大きくなります。
コンパクトタイプ
(レンズ径20mm程度)
中口径タイプ
(レンズ径30mm程度)
大口径タイプ
(レンズ径40mm以上)
コンパクトで軽量なので持ち運びにも便利です。コンサートや、スポーツ観戦等様々な場面で使用でき、1台あると重宝します。 20mmクラスに比べるとレンズが大きくなり、画質も良く、重さもそこまで重くないです。バードウォッチング等にお勧めです。 口径が大きくなると明るさが増すので朝方、夕暮れ、林の中等、暗い場所で威力を発揮します。細かい野鳥識別等、解像力重視の方にお勧めですが、重量が増すので持ち歩くのには少々不便です。

視界について


アイレリーフ
双眼鏡を覗いた時に視野全体を見ることができる眼の位置から接眼レンズまでの距離。アイレリーフが長い程見えやすく、眼鏡をかけた方でも視野全体を見ることができます。
実視界
双眼鏡を覗いた時にどのくらいの範囲が見えるかを角度で表したもの。実視界が広いほど目標物が探しやすくなり、倍率が高いほど実視界は狭くなります。
見掛視界
双眼鏡を覗いた時の視野の広さです。
射出瞳径(ひとみ径)
双眼鏡を明るい方へかさじて接眼部から眼を離してみると、レンズの中心部に明るく小さい円が見えます。この明るい円の直径を射出瞳径と言い、この径が大きい程双眼鏡の視野は明るくなります。 この射出瞳径は人間の眼のひとみ径と関係があり、双眼鏡を使用する際の情景の明るさによって、異なる射出憧径の双眼鏡を使い分けることが、理想的な使い方となります。
ひとみ径 = 対物レンズ有効径÷倍率