HIDEO WAKAMATSUのコンセプトは「スタイル」「機能」、そして「有用性」の融合。

それは伝統的な日本文化とフランスのデザイン文化から来る感性によって実現されています。

その中でも特に異彩を放っているのがハイブリッドシリーズです。琳派の世界観を取り入れ、素材や色など相反する物の組み合わせによって生み出されるこのシリーズは、外観はシンプルでも内装には使いやすい工夫が沢山施されています。

また、ナイロンを使用したバッグが多いのも特徴です。日本における繊維のハイテク技術は世界の先端を走っており、日本だからこその素材、技術を鞄に用いることでそのハイテク技術を世界に発信し続けています。 銅線を織り込んだり、芯を抜いた超軽量であったり、4200デニールの超高密度であったり、日本の繊維技術は世界の追随を許さないクオリティを誇っています。それをひとつの形にし、物を運ぶ道具を作り出す・・・ そこにはデザイナーである若松秀夫のMade in Japanへのこだわりが存在します。
若松は東京で生まれ育ち、国内の大学で日本及びフランス芸術・文学を学んだ後、フランスに移住し、そこで十年間多くの鞄メーカーと仕事をしながらヨーロッパの文化を習得しました。その後日本に戻りヨーロッパでの経験を生かし、鞄の総合メーカー協和にて活躍しています。現在は東京在住ではありながら、ヨーロッパ、アジア、アメリカを始めとして世界中を飛び回り、グローバルな展開を行っています。

若松のユニークなポイントのひとつに、デザイナーでありながらデザインから製作まで全ての開発プロセスにおいて自身が関わり、自身のこだわりを作品に投影すると同時に、大量生産される商品にない繊細さを実現している、ということがあげられます。

製作プロセスにおいて自身が細かいチェックをすることで、細部にわたりデザイナーのコンセプトが失われないようにしています。また積極的に製作に参加し、その可能性や制限を直に理解することで、デザイン・コンセプトの開発段階でより斬新なデザインを採用した限定商品をより速くお客様にお届けすることを可能にしています。

さらに若松は商品の展示や販売プロセスにも積極的に参加します。フランス・パリの自身のブランドショップを立ち上げる際や国内のショップに、いち従業員として出向いています。これはお客様のフィードバックを直接受け取るだけではなく、お客様が実際に何を求めているかをデザイナーの観点から感じることにより、より良い商品のデザイン・開発を可能にするためです。 若松は、お客様と接すること、そしてお客様の声に直接耳を傾け、常にお客様の求めるものを造りだすことを信念としています。

そのデザインスタイルは固有のデザイン理論にとらわれることなく、自身特有のデザインに対する情熱と経験から生み出されています。機能とスタイル、そして有用性のバランスに重点を置き、それらのバランスを実現可能にするデザインが心に響くデザインだと若松は考えています。 それらのデザインは高く評価され、過去20点以上の作品においてグッドデザイン賞を受賞しています。 これからも持つ者を奮い立たせ大きな活力を与えるバッグを、HIDEO WAKAMATSUは作り続けていきます。
HIDEO WAKAMATSU 受賞履歴
1992年
日本グッドデザイン賞受賞(ビジネスバッグ)
1994年
日本グッドデザイン賞受賞(スーツケース、レジェランドセル)
日本大阪デザインセンターグッドデザイン賞受賞(レジェランドセル)
1995年
日本グッドデザイン賞受賞(キャスターバッグ)
日本大阪デザインセンターグッドデザイン賞受賞(スーツケース)
1996年 日本グッドデザイン賞受賞(キャスターバッグ2点)
1997年
日本グッドデザイン賞受賞(ビジネスバッグ)
台湾貿易発展協会認定のデザイン・機能・環境保護の面に優れた作品10点を選ぶ台湾国家10大ベストデザイン賞受賞
1998年
日本グッドデザイン賞受賞(バックパック2点)
1999年
日本グッドデザイン賞受賞(バックパック)
2001年
日本グッドデザイン賞受賞(スーパーハイブリッドギア、ハイブリッドミニ)
2004年 香港における The Best of APLF Award 受賞
日本グッドデザイン賞受賞(障害児用オーダーメイドオリビエUランドセル)
2006年 経済産業大臣賞「革人の匠賞」受賞(Handle II トートバッグ)
日本グッドデザイン賞受賞(オリビエコンパクトワイド)
2007年 日本グッドデザイン賞受賞(ランドセル olivier by HIDEO WAKAMATSU)