フリーブロッカーの効果実験1:ダニに対する効果の検証
イタリア ミラノ大学獣医学部 獣医寄生虫学科 クラウディオ・ジェンチ教授
3グループに分けた犬にフリーブロッカーを付け、ダニに対する効果(忌避作用)をテストしました。
フリーブロッカー
装着後の日数
7日目 9日目 35日目
グループ1
×5頭
ダニがついていない
屋内犬
ダニの感染は
認められず
ダニの感染は
認められず
ダニの感染は
認められず
グループ2
×5頭
ダニが少しついている
屋内犬
5頭中1頭に
少量のダニ
ダニの感染は
認められず
ダニの感染は
認められず
グループ3
×15頭
ケンネル内にダニが
蔓延している犬
76%のダニを駆除 15頭中13頭は
ダニの再発なし
97%のダニを駆除
特にダニの多かった
2頭は再度ダニが発生
80〜90%の
ダニを駆除
【結論】
申し分のない迅速な忌避作用を示し、ダニの駆除に成功。
ダニ再発の際にも効果があることが確認され(より)、犬へのアレルギー等の拒否反応も見受けられなかった。

フリーブロッカーの効果実験2:犬種・性別・年齢別効果の検証
イタリア ミラノ大学獣医学部 獣医寄生虫学科 クラウディオ・ジェンチ教授
25頭の異なる犬種・性別・年齢の犬にフリーブロッカーを装着し、3つのグループに分けて実験を行いました。
実験季節:寄生虫の付きやすい危険なシーズン(8月〜10月)
実験開始からの日数 7日目 9日目 35日目
グループ1
×5頭
ダニがついていない
屋内犬
ダニの感染は
認められず
- -
グループ2
×5頭
ダニが寄生している
屋内犬
(1〜5匹)
5頭中1頭のみ
ダニを確認
ダニの感染は
認められず
-
グループ3
×15頭
ケンネル内にいた
ダニ寄生率が高い犬

※薬品駆除後30日経過
ダニの数 76%減少
(430匹→103匹)

※ケンネル内のダニ発生率が異なったため、3頭ずつ5つのケージに分けて実験
フリーブロッカ−
装着続行
ダニの数 97%減少

1匹もダニが
いなくなる確率
67%
フリーブロッカ−
装着続行
フリーブロッカ−
装着続行
フリーブロッカー
を外し薬品処理
ダニの数 92%減少

1匹もダニが
いなくなる確率
50%
フリーブロッカー
を外し薬品処理
【結論】
様々な犬種・年齢・性別の犬に、フリーブロッカーの効果があることが証明された。
また、フリーブロッカーの効果はイタリアで最もよく使用されている寄生虫の殺虫薬品(グループ3の実験で使用)と同等以上にあることが証明された。

フリーブロッカーの効果実験3:
薬用シャンプーと併用した際の相乗効果の検証

ブラジル パオリスタ州立大学 獣医学部 ジゼル・ゾッカル・ミンゴット博士
異なる品種・年齢の成犬オス20頭を10頭ずつ2グループに分け、ノミ・ダニへの駆除効果を比較しました。
実験開始からの日数   開始直後 28日後 35日後
グループ1
×10頭
薬用シャンプー
のみを使用

- - 28%のノミが
生き残っていた

シャンプー後
ダニはすぐに減少
ダニ再寄生 -
グループ2
×10頭
薬用シャンプー使用後
フリーブロッカー装着

フリーブロッカー
装着後すぐに消滅
少量のノミが再寄生
その後すぐに消滅
-

フリーブロッカー
装着後すぐに減少
ダニはすべて消滅 -
【結論】
フリーブロッカーの装着と従来の抗寄生法(ピレスロイドを含むシャンプーで洗う)とを併用することで、相乗効果を発揮し、さらに動物の健康にも適していることが分かった。
再寄生防止として、シャンプー後フリーブロッカーを装着することを推奨する。
※グループ2では、後にグループ1と比較してダニの寄生発生率は20%低くなった。

フリーブロッカーの効果実験4:
フリーブロッカーが発生させる超音波の犬に及ぼす影響を検証

ブラジル パオリスタ州立大学 獣医学部 ジゼル・ゾッカル・ミンゴット博士
ノミ・ダニを駆除した状態の2頭の血中濃度のグルココルチコイド(コルチゾール濃度)の上昇を調査しました。
(コルチゾール濃度=動物のストレス反応の強度を示すもの)
実験開始からの日数 開始直後 4週間後
A犬
フリーブロッカー装着
コルチゾール濃度
0.33〜0.03

コルチゾール濃度
0.31〜0.05

B犬

フリーブロッカー非装着
コルチゾール濃度
0.34〜0.13
コルチゾール濃度
0.59〜0.16
【結論】
A犬のコルチゾール濃度の推移結果より、フリーブロッカーが発生させる超音波による犬への影響は見受けられない。
また、補足として、B犬は実験4週目にノミの寄生が再開しており、このことによりコルチゾールの分泌量が増えたと考えられる。
すなわち、ノミ等の寄生虫が犬に深刻なストレスを与えていると考えられる。