カニと一言でいっても、いろんな種類やグレードがあって、商品選びも面倒くさい…。

そこで、店長@田辺が失敗しないカニの選び方のポイントを簡単にご紹介いたします!


→(1)食べ方で選ぶ!  →(2)産地で選ぶ!  →(3)種類で選ぶ!  →(4 )用途で選ぶ!


まずは、カニの食べ方に焦点を当てて見ていきましょう。


その(1)食べ方でカニを選ぶ!

カニしゃぶ&鍋で食べる!

お鍋に入れる場合は、ボイルではなく生のカニを選びましょう。ボイルしてあるカニでも可能ですが、生のカニをグツグツしたほうが美味しいダシが出ますし、〆の雑炊の味にも雲泥の差が出ます。

店長@田辺の一押しは、 包丁不要のカット生ずわい蟹!解凍してお鍋に入れるだけなので、普段カニを食べ慣れていない方でも安心です。

もし、ボイルのカニで鍋をする場合は、加熱し過ぎると身が縮んで硬くなるので、最初に火の通りにくい野菜などを入れて、カニは最後に温める程度でお召し上がりください。

そのまま食べる!

こちら北陸では一番ポピュラーな食べ方です。そのまま、もしくは三杯酢や酢醤油と一緒にどうぞ。カニミソがお好きな場合は 丸ごと姿のカニをご選択ください。

ツウなら、 毛カニもお勧めですし、 「かにみそ甲羅盛り」という便利な商品もご用意しております。逆に、カニミソを食べない場合は、 足だけの商品がお勧めです。

太さ・食べ応えを求めるなら、 タラバガニの足。量・ボリュームを求めるなら、ズワイガニの足をご選択ください。

焼きガニで食べる!

焼きガニって聞くと、「七輪と炭火を用意して…大変だなぁ。」なんて思うかもしれませんが、ホットプレートやフライパンで手軽にできます。

また、本来なら生のカニを焼くのがセオリーなのですが、ボイルのカニを焼いてもまったく問題ございません。むしろ、生のカニを焼くよりカンタンですし、殻に身がくっつきにくいので、個人的にはボイルのカニを、さっと炙る程度に焼きガニにするのもお勧めです。

殻の焦げた香しさがカニ身にささり、甘みも強くなり一層美味しくなります。焼カニに一押しの商品は、 タラバガニ

お刺身で食べる!

カニのお刺身といえば、その扱いにくさから水揚げされる港町で食べるか、 イケスの中にカニを泳がせている料亭じゃないと不可能とされていました。なぜかと言いますと、生のカニは鮮度の保持が非常に難しいからです。

全国のお客様に、カニのお刺身を味わって頂きたい…」そんな思いを募らせながら試行錯誤を繰り返した結果、この度ようやく商品化することに成功いたしました!

鮮度抜群の生のズワイガニを厳選し、衛生的な要件をクリアした工場で素早く加工。味付け等は一切行っておりませんので、カニ本来の甘味が繊維の一本一本にぎっしりと詰っていて、まさに「とろける甘さ」が絶品です!



続いてカニの産地別に、それぞれの特徴を見ていきましょう!


その(2)産地でカニを選ぶ!

福井県産(日本海)
  • 越前ガニ(漁期:11月6日~3月20日)
  • セイコガニ(漁期:11月6日~12月31日)
  • 紅ズワイガニ/黄金ガニ(漁期:9月1日~6月30日)


日本海側で多く獲れるズワイガニは「越前ガニ」「松葉ガニ」などで知られ、紅ズワイガニは名前の通り生きているときからの鮮やかな紅色が特徴です。ズワイガニの場合、水深200~400mに生息しているのですが、紅ズワイガニは水深500~2500mととても深い所に生息しています。

また、黄金ガニとはズワイガニのオスと紅ズワイガニのメスの間にできたカニの呼び名です。(正式名ではなく、生の状態の見た目が黄金色なので、そう呼ばれています。)紅ズワイガニ1,000~2,000匹に1匹しか捕れないと言われるほど貴重なカニで、ズワイガニのように身の入りが厚く、さらに紅ズワイガニのような甘みがあり、それぞれの長所を併せ持つその味は、カニの頂点に立つとも言われています。


北海道産(オホーツク海)
  • 毛ガニ(漁期:通年)

「毛蟹の旬は冬」と思われている方も多いはず…。しかし本物を求めるのなら、流氷明けの3月に漁期を迎えるオホーツク産に限ります。

極寒の海、オホーツク海。毎年押し寄せる流氷には莫大なプランクトンが含まれており、その流氷の下に住む毛蟹は餌に困ることなく、丸々と大きく育ちます。栄養分が豊富だから身入りも大変良く、また濃厚な風味が絶品のカニ味噌もたっぷりです。

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アラスカ産(ベーリング海)
  • ズワイガニ(漁期:1月~2月ごろ)
  • オオズワイガニ/バルダイ種(漁期:1月~2月ごろ)
  • 大型タラバガニ(漁期:11月~12月ごろ)

極寒のベーリング海で漁獲されるアラスカ産のカニは、世界中の高級レストランや有名ホテルの料理長やシェフから高い評価を得ています。その人気の秘密は、なんといっても身入りと鮮度にあります。

アラスカ産のカニは厳重な政府の管理のもと、資源保護のために期準以上の大きなカニしか漁獲しません。漁業資源の枯渇を招く乱獲はせず、小さなカニは放流します。漁業期間は極めて短く、ズワイガニが1~2月、タラバガニは10~12月の最高に身入りの良い時期限定。

水揚げ後、生きたままのカニを厳選してその場でボイル⇒急速冷凍選別から冷凍までの時間は2時間以内。高鮮度のまま急速冷凍の状態で日本に運ばれます。とても冷凍品とは思えないほどカニの風味が濃いのが特徴です

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カナダ産(大西洋)
  • ズワイガニ(漁期:4月~6月ごろ)


カナダ東部にあるニューファンドランド島の沖合は、メキシコ湾流とラブラドル海流がぶつかる潮目で、「グランドバンクス」と呼ばれる世界屈指の好漁場があります。

ここでは4月中旬ごろからカニ漁が始まり、決められた漁獲枠がなくなるか、身入りが悪くなる夏前に終了します。カナダ産ズワイガニの年間の水揚げ量は約100,000トンで世界最大です。(日本の約20倍、ロシアの約4倍、アラスカの約3倍)

漁獲量が多く、漁期が限定されているという漁業の性質と、カニを生きたまま加工する必要性から、ニューファンドランドには加工能力の高い、非常にたくさんのカニ加工施設があります。

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ロシア産(オホーツク海)
  • 大型ズワイガニ(漁期:通年)


オホーツク海の一番のポイントは他の産地に比べて大型サイズが獲れることです。アラスカ/ベーリング海やカナダ/ニューファンドランドのズワイガニのサイズは1肩あたり200g前後が平均で、大きくても300gまでなのに対し、オホーツク海では250g~300gが平均で、中には400gを超える特大サイズも漁獲されます。

春漁と秋漁の2回ありますが、当店では一番身入りの安定している5月~6月の原料を厳選して使用しています。船の上で獲れたてを生きたまま冷凍する「船内凍結」なので鮮度抜群。まるで生の獲れたての風味が味わえます。

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続いてカニの種類別に、それぞれの特徴を見ていきましょう!


その(3)種類でカニを選ぶ!

ズワイガニ(オピリオ種)
繊細で上品な甘み足肉と、まったり濃厚なカニミソが特徴です。私自信、ずっと北陸に住んでいるせいもありますが、流通量、価格、味、食べ易さの面から、カニと言えばズワイガニを指すものだと思っています。

産地によって呼び名が異なり、福井県では越前蟹、山陰地方では松葉蟹、カナダやロシアからの輸入モノは、単にズワイガニと呼ばれます。一昔前までは越前蟹の黄色いタグと、松葉蟹の青色のタグだけだったんですが、最近では石川県の加能蟹や、京都の間人蟹、兵庫県の津居山蟹などなど、ブランド化が年々進み、販売する側も把握しきれないほど増えてきました。

では、国産と輸入モノどちらがお勧めかといいますと、状況に応じて使い分けて頂くのが一番かと思います。ブランドの証である爪の部分に付いているタグにこだわるのであれば国産ですし、花より団子でボリュームにこだわるのであれば輸入モノをお勧めします。

輸入モノといっても、身入りと鮮度を重視して仕入しておりますので、普段使いで考えれば抜群のコストパフォーマンスです。

オオズワイガニ(バルダイ種)
ズワイガニの中でもあまり知られていない「バルダイ種」は、ロシアやアメリカから輸入されていて、「オオズワイガニ」とも呼ばれています。

特徴としては、オリピオ種よりも大型で、脚が太くて短くずんぐりむっくりな感じです。(とはいえ、一般の人にはパッと見では違いが分からないと思います)

コクがあってカニ本来の味が存分に味わえる濃厚さがあります。繊維が太いのでもっちりしていて、とても歯ごたえがありますが、熱を通しても大味になりません。特に関西圏では焼きカニや鍋、しゃぶしゃぶなどに大人気です。オピリオ種に比べて漁獲量が少ないということもあり、相場も割高です。

紅ズワイガニ

紅ズワイガニは名前の通り生きているときからの鮮やかな紅色が特徴です。ズワイガニの場合、水深200~400mに生息しているのですが、紅ズワイガニは水深500~2500mととても深い所に生息しており、深海ミネラルたっぷりの海洋深層水で育っているのです。

味がズワイガニに比べて淡泊なことから以前は薄味と評価されることもありましたが、近年は上品な甘みで後味が素晴らしいと美味しさが再認識され、食通の間でも高評価です。特に活きのいい紅ズワイガニの茹でたては絶品で、冷凍加工されて流通している紅ズワイガニと食べ比べるとその差は歴然です。

黄金ガニ
黄金ガニとはズワイガニのオスと紅ズワイガニのメスの間にできたカニの呼び名です。(正式名ではなく、生の状態の見た目が黄金色なので、そう呼ばれています。)

紅ズワイガニ1,000~2,000匹に1匹しか捕れないと言われるほど貴重なカニで、ズワイガニのように身の入りが厚く、さらに紅ズワイガニのような甘みがあり、それぞれの長所を併せ持つその味は、カニの頂点に立つとも言われています。

タラバガニ
ズワイガニよりも食べ応えのある太い足が特徴です。ボイルしてもカニミソは固まりにくく、エグミもあるので、一般的に姿のままの販売はほとんどなく、足だけの状態で流通しています。

どちらかというとロブスターに近い淡白な味で、カニらしい甘みはズワイガニや毛カニの方が強いです。なので、個人的にはタラバガニはボイルや鍋で食べるより、香しく甘みが強くなる焼きガニが一押しの食べ方です。

毛ガニ
「いろんなカニを食べ比べたら、最終的に毛ガニにたどり着いた。」なんて語る、こだわりを持ったグルメの方は大勢いらっしゃいます。

確かに毛ガニのカニミソは越前蟹と比べても引けを取らないコク、濃厚さが自慢。まさに食通好みだと思います。ただ、足のトゲが手に刺さって食べにくいのが難点です。

ソフトシェルクラブ
ソフトシェルクラブとはワタリガニ系の、脱皮して間もない甲羅が柔らかいカニの総称です。アメリカではブルークラブ、東南アジアではマングローブクラブ、オーストラリアではマッドクラブなどとも呼ばれています。

殻が柔らかく丸ごと食べれるので面倒な殻剥きの作業もなく、旨味を存分に堪能できるすぐれものです。日本では昔から、脱皮したてのカニは商品価値が低く見られてきましたが、アメリカの食文化の影響から、最近では少しづつ「ソフトシェルクラブ」を食べる文化が広まりつつあります。


最後に、シーン別の用途によってのお薦めを見ていきましょう!



その(4)用途でカニを選ぶ!

お手軽で手間いらず!
特殊カット済みだから包丁や調理バサミ不要で食べやすくなっています。普段あまりカニを食べ慣れていない方や、小さなお子様がいるご家庭など特にお薦めです。

大切なギフトに!
お味はもちろんのこと、化粧箱や食べ方の説明書、各種のし対応、お届け日時のご指定など、大切な方への贈り物に真心込めて対応いたします。

ボリューム満点&大容量!
会社の打ち上げや忘年会、ご家庭でのホームパーティーなど、大人数でカニをガッツリ食べる場合は、3kgや5kgなどの業務用商品がお薦めです。

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2011-甲羅組