マオリ族と言えば、鼻と鼻の先を合わせる「ホンギ」という儀式やラグビーの国際試合の前にチームのメンバーたちにより披露される「ハカ」という民族舞踊で有名な民族です。
現代のマオリ族は、マオリ語を話せないマオリ族も多数存在しております。

こちらでは、ニュージーランドの先住民マオリ族の文化と歴史についてご紹介したいと思います。

マオリ人とは

マオリ族は、ニュージーランドの先住民で文化、言語共にボリネシア系です。

マオリ族は、イウィ族やイウィの下位の部族ハブ、拡大家族のファナウ部族の3種類の部族から成り立っています。
現在でも、人権問題や土地問題が発生した場合は、部族同士で団結し合うという風習が受け継がれています。

マオリの歴史

マオリ族の先祖は、今からおよそ1000年前に「ハワイキ」と呼ばれるボリネシアの島からカヌーで、ニュージーランドにやってきたと言われております。しかし、近年の研究により、ハワイキに存在していたネズミが、さらにずっと前からニュージーランドに上陸したと思われる証拠が見つかったことから、マオリ族は、おそらく1000年以上前には、ニュージーランドに移動していたのではないかと言われております。

ニュージーランドに移動したマオリ族は、はじめに鳥や魚を捕ることを覚え、150年間、鳥や魚を主食とし生活をしていました。しかし、食料資源が減ったことと、15世紀の気候変化の影響により、鳥や魚を捕獲することが困難になったため、畑をはじめるようになります。シダの根を探し、サツマイモやタロイモの畑を作り、夏場は魚を捕り燻製にして食すようになりました。気候変化により鳥の捕獲が困難になったマオリ族は、次第に厳しい冬を乗り切るため、貯蔵する知識も得るようになりました。

しかし、16世紀にマオリ族に最大の危機が襲います。異常気象により、大量の雨と強風が森林や植物を破壊し、海岸の魚介類は打撃を受け、食料資源がさらに乏しくなりました。自給自足をし、鳥や魚を捕獲しながら生活をしていたマオリ族は、食を失い、洪水や強風から逃れるため、さらに内陸へ移動し、生活をするようになったのです。

当店では、その当時からマオリ族が身につけていたと言われている、「幸運をキャッチする」という意味を持ったフィッシュフックや、それぞれに意味を持つマオリの伝統彫刻により作られたペンダントなどを通販サイトで販売しております。

仕事や友情、愛など様々な意味が込められているペンダントは、どれも魅力あふれるアクセサリーです。