次世代マテリアルレンズ・NXT

NXTは、米陸軍によるポリカーボネートを超える軽量防弾プロテクター
開発プロジェクトによって誕生しました。
マグナムの銃弾も貫通しない強度(1mの至近距離から厚さ3cmの NXTブロックに発砲)を持ち、また、歪みや劣化の少ないハイクオリティな光学的特性を併せ持ちます。有害光線から目を守る機能だけでなく、今までのレンズになかった衝撃
に対する特性を持つ、まさに次世代のレンズです。
















普段私達が浴びている太陽の光には目に見える光(可視光線)のほかに、赤外線や紫外線が含まれています。紫外線はあらゆる生物に大きな影響を及ぼします。人体にとっても例外なく、浴びすぎることによって皮膚がんや白内障などの病気を引き起こします。
また、近年の「オゾン層破壊」による紫外線量の増加によりさらに危険は増しています。日焼け止めなど、肌における紫外線対策は広く進められていますが、目に対しての防護策はおろそかになっているのが現状です。そのまま放っておくと、失明の可能性があります。大切な目を守る守らないはあなた次第です。

あなたは色白ですか?紫外線を浴びると赤くなる?小麦色になる?小麦色になる人は…強い紫外線を浴びると、皮膚の中にあるメラノサイトという細胞が大量のメラニン色素を生産。そのメラニン色素が紫外線から肌を守るので、結果肌の色が小麦色に変わるのです。色白の人は…紫外線を浴びてもメラノサイトの働きが弱く、メラニン色素を瞬時に生産することができません。その結果、真っ赤になってしまいます。そうするとどうなるか?紫外線が直接、皮膚の中のメラノサイトを刺激。そしてその遺伝子を傷つるため、皮膚がんの一種であるメラノーマにかかってしまう可能性があります!



市販されている「UVカット」サン
グラス。安価なものから高価なものまで様々ですが、この市販のサングラス、果たして本当に紫外線をカットしているのでしょうか。
低コストを優先したサングラスのレンズの多くが、粗悪品であるのが現状です。粗悪品かどうか、見た目では非常に判断がつきづらいのも問題です。粗悪レンズの歪みは脳にストレス(疲労や不快感)を与え、さらには、遮光することにより瞳孔が開き、かえって裸眼よりも危険性が増してしまいます。悲惨な結果にならないためにもレンズに対するチェックは必要です。信頼できるお店でプロのアドバイスを参考にサングラスをお選びになることがなによりも重要です。












紫外線は、波長の長さによって3つに分けられます。
 UVA(紫外線A):
    波長が長く、私達が浴びている紫外線の90〜95%を占めます。紫外線Bよりも深く
    皮膚に侵入し、それが小じわなどの肌老化の原因になっています。
    長い間浴び続ける事で、遺伝子を傷つけ、皮膚ガンになる可能性があります。
 UVB(紫外線B):
    波長の長さはA とC の中間で、地表にはほんのわずかしか届きません。
    しかし、A波に比べ1000倍以上も有害作用があります。影響力が強いので、遺
    伝子をたくさん傷つけ、日焼けの赤みややけどなどの炎症を起こします。傷が多す
    ぎると、修復が間に合わず、皮膚ガンや白内障になる原因となります。
 UVC(紫外線C):
    一番波長の短いC波ですが、オゾン層や大気中の酸素に吸収され、みなさん
    の肌に届くことは、ほとんどありません。



紫外線の強さは、時刻や季節、さらに天候によって大きく変わります。太陽が頭上にくるほ
ど強い紫外線が届きます。一日のうちでは正午ごろ、日本の季節では6月から8月が、最も
紫外線の強い時期になります。山に登ると空気が薄く、より強い紫外線が届きます。標高の
高いところに住む人たちは強い紫外線を浴びるために、標高の低い土地に暮らす人と比較し
て大きな影響を受けます。また、雪や砂は紫外線を強く反射するので、スキーや海水浴のと
きには、強い日焼けをしやすくなります。


● 有害な紫外線は南に行くほど強い傾向にあります。
● 春から夏(4〜9月)に1年間の70〜80%が照射されています。
● 1日では、正午をはさむ数時間が最も要注意です。
● 曇りでも有害な紫外線の80%以上が透過します。
● 直接放射に加え、地表面の反射や大気中での拡散も影響します。
● 有害な紫外線は、標高1000m上昇で10〜12%増加すると言われています。
● 日陰は50%、室内でも10%以下の有害な紫外線が照射されています。




紫外線による目の障害以上に深刻な影響を与えるのがこのブルーライトです。
ブルーライトは可視光線中、最も光のエネルギーが強い380mm〜495mm(ナノメーター)
の光の波長です。ブルーライトは大気のオゾン層に吸収されず、目に侵入します。さらに、
角膜や水晶体でも吸収されずすべてが網膜まで到達します。これが増加の一途をたどってい
る目の難病「黄班変性症」を引き起こしています。








人の眼は、結膜、角膜などの眼球表面と、眼球内部の組織からできています。波長が280ナ
ノメートルを越える光が眼内へ侵入します。80%以上は角膜で吸収、角膜を通過した紫外線
のほとんどが水晶体で吸収されます。残りの1〜2%は、眼の奥の網膜まで到達してしまいま
す。紫外線による眼病は、「雪目」と呼ばれる角膜炎や失明の第一原因である白内障、翼状
片などがあげられます。






紫外線に強く曝露した時に見られる急性の角膜の炎症で、曝露後30分から24時間たっ
て角膜の多発性上皮ぴらんを生じます。異物感、眼病、流涙、結膜充血がみられます。
(南山堂医学大辞典第18版)
雪面など特に反射の強い場所で起きる“雪目(ゆきめ)”が有名です。症状は数時間で
現れ、大部分は24〜48時間で自然治癒します。




眼球結膜(白目)が翼状に角膜(黒目)に侵入する線維性の増殖組織で、通常は鼻側に好発します。
異物感、充血、乱視を生じ、瞳孔領近くまで伸展すると視力障害をきたしますが、進行は早くありません。戸外で活動する者に多発し、紫外線曝露を含めた外的刺激がその発症に関係すると考えられています。紫外線曝露量の多い人ほど翼状片に罹る割合が高いことが明らかになっています。




白内障は眼科疾患の中で最も多い病気のひとつで、加齢によるものが大部分を占めています。水晶体本来の加齢変化の上に複数の原因(危険因子)が加わって、水晶体が混濁して(にごって)物が見えにくくなってきます。
白内障は進行するとやがて失明に至り、手術以外では視力は元に戻りません。そのため、手術を受ける機会の少ない途上国を中心に失明者は増加しており、白内障は全世界でみても失明の第一原因となっています。




欧米ですでに失明原因の1位を占め、日本でも急速に増えてきた疾患です。
英国では400,000人がこの病気にかかっており、このまま増え続ければ、15年以内に100万人の人が視力を失う恐れがあります。この病気は網膜に異常な老化が起こり、黄班部が変性して、視界の中心部が歪んで見えたり、中心が見えなくなったりなどの症状が出ます。この病気の恐ろしい点は抜本的な治療が見つかっていない事です。症状なしに時間をかけて進行する特徴があり、発病すると2、3週間で突然視力を失う事もごく普通です。













オゾンは、酸素原子3個からなる薄い青色をした気体で、刺激臭があります。非常に不安定な物質のため、生成されてもすぐに分解します。殺菌・消臭・消毒・漂白などの作用があり、高濃度のオゾンを吸い込むと危険です。地表から10〜50km上空の成層圏に多く集まっていて、このオゾンの多い層をオゾン層と呼んでいます。






オゾン層では、オゾンが一定のバランスを保ちながら常に分解や生成を繰り返しており、分解には紫外線のエネルギーが使われています。つまりオゾン層は、オゾンの分解や生成を繰り返すことで有害な紫外線を吸収し、地上の生物を守っているのです。紫外線の中でも特に生物に強い害のあるUV-BのほとんどとUV-Cのすべてがオゾン層で吸収されるため、これまで地上にはあまり届いていませんでした。しかし、フロンの影響でこの状況が変わりました。フロンは非常に分解しにくい物質で大気中に長時間とどまり、その一部がオゾンの集まる成層圏に到達します。成層圏に達したフロンは紫外線により分解され、塩素を発生します。この塩素が触媒として非常にたくさんのオゾンを分解してしまうのです。大気中に多くのフロンが放出されるようになり、オゾンの分解・生成のバランスが崩れ、オゾン層は減少しはじめました。その結果、地表に届く有害な紫外線の量が増えはじめたのです。




オゾン層は、観測がはじまった1960年代中頃から1980年代まで大きな変化はありませんでしたが、1980年頃からだんだん減少しはじめました。
近年では1980年までの平均値と比べて3%程度の減少で推移しています。日本では、札幌、つくば、鹿児島、那覇の4箇所でオゾン量の観測が行われています。長期的な変化を見ると北の方ほどオゾンの減少が大きく、札幌、つくば、鹿児島では減少が確認できます。那覇では大きな変化は見られません。




オゾンホールとは、オゾン層が破壊されてオゾンの濃度が極端に薄くなった領域のことで、南極上空で見られます。人工衛星で撮ったオゾン濃度の解析図では、南極上空のオゾン層に穴があいたように見えるのでこう呼ばれています。