きもの豆知識コーナー

■ きものは素晴らしぃ〜

反物の長さは、約12m〜13.5m。
仕立ては直線裁ち(まっすぐ切る)で縫い合わすため、切り捨てるところがありません!
当然、糸をほどけば元の反物のサイズに戻りますので、仕立て直せば親子で楽しむことができますね。実際、母親が着ていた振袖を娘の七五三参りに仕立て直すケースをよく見かけます。

誰もが避けてとおれない、体形の変化・・・しかし着物は、仕立て直せばOK!着物の幅で可能な限りね(笑)。おばあちゃんからみれば、当たり前なことだったのでしょうが、今では感心するような事ですよね。

全てお金で買える時代だからこそ、忘れてはいけないことが分かってきた様にも思います。大切なこと、大事なことを、考えなければならない時代がきていますよ。何て思いながら、きもので過ごす休日も良いでしょ…

 


スタッフからのアドバイス!
お出かけのシーンに合わせて、どんな着物を選んだらよいのか悩むところ…。
結婚式ひとつにしても、ホテルで行われるのか、カジュアルなレストランウエディングなのか、場所に寄ってもケース・バイ・ケースですよね。

不安な時は、一緒に着物を着て出席される方にアドバイスを聞いておくといいでしょう。

また、着物と同じく、場所に合った帯をチョイスしてくださいね。
訪問着や小紋を、帯のコーディネート1つででドレスアップ・ドレスダウンすることも可能です。
 
振袖 (ふりそで)
きものの中で最も豪華なミスの第一礼装。
数年前までは赤が支流でしたが、近年では、パステル色や華やかな色の人気が高いです。何百枚もの振袖を見ていますが、昔ながらの古典柄、絞りをふんだんに使用した見るからに豪華な振袖は、成人式、披露宴など、ひときわ目立ち美しいですよ。

既婚女性でも着ては「ダメ」と言うことは全くなく、パーティーなどに着用するケースもあります。その際には、帯締めや帯揚げ、小物を変えることによって既婚女性でも美しい着こなしが楽しめますよ。
黒留袖 (くろとめそで)
黒留袖は既婚女性の第一礼装。
ご存知の通り、結婚式にきます。五つの家紋を染め抜き、裾だけに模様が施されています。色と目の値段の差の一つに、黒の染め方があります。
同じ黒でも結婚式に並べば黒の深みが違うことに気づくかも・・
 
訪問着 (ほうもんぎ)
留袖や振袖に代わる略式礼装着。
結婚式やパーティーなどにきますので、いわゆる遊び着ではなく、ちゃんとしたスーツといった感じですね。未婚・既婚どちらの方でも着ていただけますが、一般的には既婚大人の着物といった印象でしょうね。原則としては染物、生地は縮緬や綸子が主。肩・袖・前身ごろに柄を染めた物が一般的です。
色留袖 (いろとめそで)
色留袖は黒留袖同様、正式な祝儀の席に着用できる、色地の着物。
略礼装にも着用OKの留袖です。格を下げる為に、紋の数を三つや一つにされる方が多いですよ。
  付下 (つけさげ)
未婚・既婚どちらの方でも着ていただけます。肩を中心に前後とも模様がすべて上向きになるようにつけられたきもののことをいいます。訪問着より手軽なので社交着に用いられます。
色無地 (いろむじ)
地紋のある綸子生地に、黒以外の色で一色染めしたものです。紋を付けると、吉凶両用の略式装にもなり、用途やコーディネートによって様々な場面で着用できる、利用度120%のきものです。
小紋 (こもん)
小さい文様が、生地全体に詰まったもの、飛び柄(総柄)のこと。普段着用の着物ですので、お買い物などにも気楽に着れ、若い人から年配者まで楽しめます。初心者は小紋から始めましょう。
紬 (つむぎ)
紬着物の格付けは「普段着」と位置ずけられている為、格式張った場ではタブーとされています。普段着と考えるにはとても贅沢な普段着ですが、紬を一度でも着たことのある女性は、着心地と感触に魅了され、忘れることはできないといいます。そんな魔力を持つ紬・・・ドップリはまっておられる方も多いのでは?ビギナーにとっては、一度は着てみたい憧れの着物ですよね。
喪服 (もふく)
近親者の葬儀・告別式用の、正式礼装は五つ紋の黒喪服。未婚・既婚をといません。お通夜では一つ紋。ねづやエンジなどの色無地に黒共帯をあわせた、半喪服でかまいません。また、淡いグレーなどの色も服は、ホテルでの法要などに着られることがあります。
 
染めと織り
着物や帯には、大きく分けると、染と織があります。
【染め物−後染め】 織りあがっている白生地に、後から模様や色を描き染めること。
【織り物−先染め】 生糸を染めてから織り、模様を作ります。
 

■ 帯

袋 帯  
8寸2分(31センチ) × 1丈1尺(417センチ)以上。 全体に柄のある帯を「全通柄」といい、 全体の6割に柄のある帯を「六通柄」といいます。 お太鼓部分と前帯にだけ柄のある「お太鼓柄」というタイプもあります。 礼装には、佐賀錦や唐織りなどの、格調高いものを合わせます。 帯の両端が縫い合わされて袋のようになっていることから袋帯というそうです。
なごや帯 (九寸帯)
9寸(34センチ) × 9尺5寸(356センチ)以上。 開らげると、お太鼓部分はそのままの幅で、胴に巻く部分は仕立ての際に、半分に縫い合わせます。準礼装から普段着まで幅広く着用できますが、一般的には小紋・紬・無地の着物に合わせることが多いです。
袋なごや帯 (八寸帯)
8寸(30センチ) × 9尺5寸(356センチ)以上 。 袋帯となごや帯の長所を取り入れて帯芯のいらない帯として愛好されています。 仕立て後は袋帯の状態と同じです。ポリエステルの八寸帯はこのタイプです。
半幅帯  
約4寸(15センチ) × 350センチ〜400センチ(以上のものもあります) 帯揚げ・帯締めを使用しなくて良いので、気軽に自由に結べるのが特徴ですので、ビギナーにお勧め。 紬や小紋にあわせます。浴衣の帯もこの帯ですが、最近のものは、コストを下げる為に、1枚のペラットした浴衣帯が主流です。
角 帯  
約10センチ × 約400センチ。 いわゆる男性の帯です。礼装には、絹製のもの。くつろぎ着やゆかた用には木綿の角帯が手軽です。おしゃれ着には絹のもや、柄物でも素敵ですよ。
兵児帯
約400センチ 。 幅広の布を折りたたみ、蝶結びするだけの簡単なもので、本来は男性の普段着用の帯ですが、結び方が簡単なことと、かわいさで、女性用の浴衣帯でも様々なタイプがございます。 子供用は丈が短く(約230センチ)通称「三尺帯」とも言います。
丸 帯
礼装用の最も格式の高い帯です。 全体的に模様を織り出した70センチ(通常の帯の2倍)幅に芯を入れ、袋帯と同じく、二つ折りにして仕立てます。 ですが、表裏ともに柄になりますので、豪華かつ、リバーシブル。今では、花嫁の色直しなどに使われるくらいで、一般的には袋帯が主流です。
■ 羽織 (はおり) コート (こーと)
黒地に一つ紋の羽織は、慶弔の略礼装としても使えます。 羽織は室内で脱ぐ必要はありませんが、コートは玄関先で脱ぐのが礼儀とされています。着物→羽織り→コートの順にお召しください。
道行き・道中着
和装用コートの中ではポピュラーなコート。えりが角型で、材質によっては普段着、よそ行きどちらでもOK。
ちりよけ
乗り物で移動する場合などは、汚れ(ちり)から守る為のコート。留袖や訪問着などの正装では、すそ模様をかくすロング丈がお勧めです。
雨ゴート
絹のタイプもありますが、あくまで雨よけですので、軽くて洗えるポリエステル製がお勧めです。
ショール
ビギナーでコートまでまだ揃えていない方には、薄くて携帯にも便利なパシュミナがお勧めです。

とんび
男性用コートが一般的。マント風で肩と下の部分が分かれています。