第24回:讃岐弁講座

「ごっつぉ」

 先日後輩と議論をしてたんです。

 ん?
 議論というと、カッコイイのですが、実のところ
 この「ごっつぉ」についてなんです。
 清村という後輩が、お店のメニューに「ごっつお」と書いていたので、
 たしなめたんです。

  片:「清村くん、ごっつおちゃうで。“ごっつぉ”やで」

  清:「えぇ〜っ!ホントですか?“ごっつお”ですよ〜」

  片:「いやいやホンマやて」

    (ここでパソコンで調べてみる)

  片:「あれ?“ごっつお”って書いとる・・・」Σ( ̄口 ̄;;

  清:「やった!!!」\(^0^)/

  片:「うそぉ〜マジでぇ〜」

    (ここで製造部長の武内が通りかかる)

  片:「あ、武内部長!ここの讃岐弁ですけど、
     “ごっつぉ”ですよね!?
     “ごっつお”ちゃいますよね!?」

  武:「そらそうや、“ごっつぉ”や!誰が“ごっつお”言いよん?」


 この後、その延長で後輩をねじ伏せたのは言うまでもありません。(笑)

 「ごっつぉ」は「ご馳走」がなまったものです。



   訳:ご馳走



 九州でいう「ごっつぁんです」というのはメジャーですが、
 讃岐では「おごっつぉさんです」という言い回しをします。

 「ごっつぉさん」→「ごっつぁん」に変化していると思われます。

 先日は後輩をねじ伏せましたが、ホントは「ごっつお」かも知れません。

 それでも良いです。知ってるだけマシです。
 先日は「『ぶに』って何ですか?」状態だったので・・・。
 讃岐人が讃岐弁を殆ど話さなくなっているので一つでも残していきたいです。



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