■3年醸造
「なぜ3年なのですか?」と尋ねると、蔵頭の村西志郎氏は「味を見ればわかります。」と奥にある蔵へと案内をしてくれました。
各樽には大豆、小麦の生産者の名前の札が貼ってあります。
1年目、2年目、3年目のもろみを味見させていただきました。
2年目と3年目の間に“何かあったのかな?”と思うほど味にまろやかさが出ています。
聞くと、すべてのもろみは3年目に200年樽に移しかえられ、1年間、その200年樽で熟成します。
何百年もの酵母菌の力はすごいものがあります。
それと加えて3年という熟成の年月がどんな料理でも良く調和する味に変化するのだと改めて実感させられました。
丸中醤油は昭和29年~60年全国醤油品評会へ出品する度、食糧庁長官賞・会長・理事・知事賞など受賞しています。
「買ってはいけない」の著者として有名な三好基晴医学博士 臨床環境医 ホスメック・クリニック院長も、この丸中醤油を絶賛されています。「どっちの料理ショー」や、新聞、雑誌、各マスメディアにも良く紹介されています。
※丸中醤油は健康ストア健友館が初めて扱った一番最初の商品であり、健友館の歴史そのものです。
もともと丸中醤油には蔵元見学がなく、5年前に職人様たちにお願いして実現できました。
この頃の丸中醤油は、まだまだ隠れたるダイヤモンドの原石でしたが、テレビなどの紹介をきっかけにして一気に需要が集中し、また見学者の問い合わせが殺到するという結果になりました。現在、酵母菌のことを考えて蔵元見学は行っておりません。
登録有形文化財に登録されました |
平成20年10月23日 文化庁より
【丸中醤油】 所有の大蔵(江戸時代後期)・前醸造蔵(明治前期)・奥醸造蔵(明治中期)・店舗(明治前期)の計4件が国の ≪登録有形文化財に登録≫ されました。 |
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