綿袴を洗ってみました(^^♪
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剣道屋.comの奥村です。
藍染の綿袴は、色落ちするし、ひだがとれたり、
本当に大変ですね。
私は、こんな感じで綿袴を洗っています。
家の浴槽に袴を広げると、丁度よく入るため、
予め下に銀色マットを敷いて、
浴槽に色が付かないようにします。 |
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ひだのとおりに折った状態の袴を入れ、押し洗いします。
洗剤を入れると変色する可能性がありますので、
入れずにぬるま湯で。
水を抜いた後は、色が残らないようシャワーで浴槽を
洗っておきます。
※それでも浴槽に色が付く場合は、
ジャンボたらいで洗ってください。
3回目のお洗濯ですが、
藍染11000番、藍染12000番袴は、
はたしてどれくらい色が落ちたか、というと・・
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どちらの綿袴も、「ウォッシュ加工」しているため
かなり色落ちが抑えられ、
水は少し緑(茶色?)っぽくなった程度でした。
当店藍染二重上着は、少し青っぽくなりました。
以前の綿袴では、水の色が真っ青になる位
かなり色落ちするものがありましたね〜
そのあと、1分軽く脱水をしました。
正統な洗い方は、「しわがつかないように脱水をせず干す」
となっていますが、
水がポタポタ落ちて、ベランダが汚れてしまいますので^^;
私は軽く脱水をしています。 |
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洗濯機に入れる前に、ひだが広がらないよう
裾のひだが集まっているところにクリップをして、
帯もひもでまとめておくと良いようです。
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洗濯機の中に色が付かないよう、バスタオルでくるんでから、
洗濯機に入れます。 洗濯ネットに入れるのもいいです。
裾のクリップは、袴を折ったときに中に入れてくださいね。
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脱水したあとは、テーブルの上に広げて
上下に引っ張りながら、また手の平でパンパンと叩いて
しわを伸ばします。
しっかり伸ばすと、縮みも少ないと思います。
また、干す前に、畳んでしばらく置いておくと、
しわが目立たなくなりますよ。
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水には色落ちがほとんどしませんでしたが、
濡れた袴の表面を触ると、手に藍がつき、
このとおりになりました。
当店の11000番の方が、手が青くなりました。
藍の特質として、色が定着しにくいという点があります。
擦れたところに色が付きますので、
袴のひだやしわの山のところが、特に色落ちします。
尚、手についた藍はせっけんで洗うと簡単に落ちますので、
ご心配なく。
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ベランダで陰干しをします。
藍染は、直射日光があたると変色しますので注意しましょう。
早く乾くように、袴のウエストを洗濯挟みでぐるっとはさみました。
ちなみにマニュアルでは、袴を逆さにして(裾を上に腰板を下に)、
物干し竿にかけて干すとしわにならずによい、と書かれています。
天気の良い日は、一日で乾きます。
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上着は袖があるので、物干し竿に通して乾かしました。
乾いた後、洗濯前と後でどの位色が変わったのか、
どの位縮んだのか、比べてみました。
3回目の洗濯です。
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12000番は、折り目の山の部分が少し青みが強くなりました。
11000番は、全体的に青みが強くなり、12000番に近くなりました。
洗濯前は、12000番より11000番が赤みがありましたが・・
縮み具合は、
12000番は、ほとんどなし。
11000番は、1cm弱でした。
藍染二重上着も、手洗いの場合は、
ほとんどありませんでした。
ジーンズの色落ちのように、綿袴も
年季が入ったはき込んだ色合いに、段々変わっていきます。
カッコイイ色落ち袴にしたいですね〜
お客様から、 ときどきお話をお伺いしますと、
「綿袴も洗濯機で洗うよ。」
「私は忙しくて洗えないので、クリーニングに出しています」
と、洗濯方法は様々でいらっしゃいます。
洗うときのコツや、他に工夫していらっしゃる方は
是非当店までお知らせください(^o^)/
メルマガなどで、皆さんにもご紹介させて
いただきたいと思います。
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