トップ > 剣道入門ガイド
さて、剣道を始めるにあたってどんなものが必要なのか。
道場や部活では、剣道の技について詳しく教えてもらえても、道具について詳しく教えてくれるところは意外と少ないのです。
安価なものから高価なものまで、奥が深いのが剣道用具。
ですが一概に、安ければ悪い、高ければ良い、というわけでもありません。
今のあなたに合ったものを選ぶことが何より大事です。
ここでは基本的な道具の揃え方と用途についてお伝えします!
1.剣道に必要なもの
これは幼年~小学生用の基本セットです。
中学生や大人になると、もっと防具や剣道着・袴が大人っぽいしっかりしたものになりますが、揃えるものは変わりません。
竹刀については小学生以下は身長別で、中学生以上は規定サイズや男子用、女子用があったりするので、注意が必要です。
2.稽古の内容に合わせて揃えていきましょう
はじめから全て購入して揃えるより、道場や学校の先生に聞いて、お稽古の内容に合わせ、順番に揃えていくのがおすすめです。
剣道着・袴・竹刀は自分で用意することがほとんどですが、 小さい子の場合、防具をレンタルしてくれたりする道場や部活もよくありますので、購入する前に一度確認することが肝心です。
道場によりさまざまですが、入門後は下記の流れでお稽古の内容が増えていくことが多いようです。
3.基本セットについてもう少し詳しく
剣道防具屋では入門セットとして、基本のセットをいくつかの組み合わせでお得にご購入いただけるセット商品をご用意しております。
お役にたてるかと思いますので、一度ご覧ください。
基本セットの用具の簡単な解説を、下に記載しています。
竹刀・鍔・鍔止め・竹刀袋
初めてお稽古で使う竹刀は「普及型竹刀」と呼ばれる竹刀です。これが一般的な竹刀となります。
打ち込みの多い稽古で使うため、ささくれたり割れたりしにくいよう、耐久性が高い竹刀です。
小学生までは身長により28(ニッパチ)~36(サブロク)サイズ、 中学生は37(サブナナ)の男子用・女子用、高校生は38(サンパチ)の男子用・女子用となり、中学生以上になると、試合で使う竹刀のサイズ規定があるので、それに沿ったサイズを使うこととなります。 鍔(ツバ)は持ち手の柄(つか)のほうからはめて、鍔止めゴムで固定します。
竹刀は消耗品なので、ささくれたり割れたりしたまま使うと相手の目に竹クズが入ったりしてとても危険なので、すぐに新しいものと組み替えたり交換したりするようにしてください。
基本的に2本以上持っていると安心です。
剣道着・剣道袴
剣道着と剣道袴には、生地の素材、染料、仕立てにより、安価でお手入れが簡単で初心者に人気のジャージ素材のものから、先生や高段者の方が使う、綿生地に藍染の高価なものまで、いろいろな製品があります。
稽古・試合・審査と剣道のいろんな場面でオールマイティに使おうと思うのであれば、初心者の方ならば綿素材で化染の上着にテトロンの袴がオススメです。(社会人の場合は綿の袴もおすすめ)
手入れは基本的に手洗いになりますので、手間はかかりますが、最近はネットに入れて洗濯機の「手洗いモード」で洗える商品も出ていますので、詳しい使用方法は商品ページをご覧ください。
防具セット・防具袋・垂ネーム
剣道防具もいろいろ種類がありますが、選び方さえわかれば大丈夫です。
「機械刺剣道防具」の「機械刺」というのは、生地を機械(ミシン)で糸を刺して作っている防具のことを表します。
剣道防具の生地のことを「布団(ふとん)」と呼び、布団の糸の縫い込み幅を○mm刺と呼びます。
これは縫い幅が○mmということで、3mm刺~7mm刺くらいまであります。
縫い幅(刺し幅と呼びます)が小さいほうが、布団が堅く薄く、丈夫になり、
幅が大きいほうが柔らかく厚くなります。
クッション製が高いので、初心者の方には5mm~7mm刺の防具がオススメです。
あとは防具の生地の補強として人工革や鹿革を使ったりすることで、耐久性が高くなり、価格が上がったりします。
垂ネームは部活・道場で所属名や字体を合わせていると思いますので、こちらは確認してからご購入ください。
木刀・木刀用鍔・木刀用鍔止め
木刀は昇級・昇段審査の「剣道形」で使います。
木刀の種類は小刀・中刀・大刀があり、剣道形では中学生以上は大刀を使い、
小学生は中刀を使うこともあります。
小刀は三段以上の昇段審査の際に必要となります。
中刀か大刀か迷ってしまった場合は、道場の先生にどれを用意すればいいのか確認してから購入することをおすすめします。
4.成長期の剣道具の選び方
できるだけ長く使わせたい! みなさん考えることは同じです。
お問合せで一番多いのが、「成長しても使わせたいけど、大きめで買っても大丈夫?」というご質問でした。
剣道着・袴・防具について、オススメのサイズの選び方をご紹介します。
○号・・・その剣道着のサイズです。製造メーカーにより対応寸法が違うので、必ず商品ページのサイズ表を確認してください。
裄丈(ゆきたけ)・・・背骨あたりから袖の際までまっすぐに測った寸法
着丈(きたけ)・・・首後ろのタグ(衿は含みません)から裾までの寸法
1.洗濯縮みを考える!
綿生地は基本的に1~3cm縮みます。ジャージ剣道着は縮ません。※洗い方によって若干差がでます。
2.裄丈をチェック!
着丈は少し長くても、袴に入れ込んでしまうので、問題ありません。ただ、袖が長すぎると相手の竹刀の先がひっかかったりして危険なことも。商品のサイズ表の裄丈を、着る人の背中にメジャーで合わせて、手首よりも肘寄りにくるあたりがオススメサイズ!
○号・・・その剣道着のサイズです。製造メーカーにより対応寸法が違うので、必ず商品ページのサイズ表を確認してください。
前紐下から裾まで・・・ヒダが始まるところから、裾までまっすぐ測った寸法
1.洗濯縮みを考える!
綿生地は上着と同じく基本的に1~3cm縮みます。ジャージ剣道着は縮ません。※洗い方によって若干差がでます。
2.前紐下から裾まで寸法をチェック!
袴は長すぎると足がひっかかって危険なので、あまり大きいサイズを買うと失敗します。適合身長サイズの+0.5号、もしくは+1号くらいが目安です。メジャーをおへその下からくるぶしまであてて測った寸法が、前紐下から裾までの寸法になりますので、その+2cmくらいがオススメ。
防具は基本的に、店舗スタッフが長年の経験から成長を見越したサイズをお選びして、ご用意することとなります。
ご購入前に、防具のサイズの採寸方法のページを必ず確認し、実寸サイズを測っておいてください。
防具のご購入の際は、大きめのサイズを選択せず、必ず現在の実寸サイズで御注文ください。
1.希望のサイズを教えてください
防具セットをご購入の際に、ご購入手続きページの「備考欄」にて、「今小学3年生で、6年生まで使いたい」「来年から中学なので、中学3年間はつかいたい」とご記載ください。
現在のサイズと、性別から、スタッフが使いにくくない程度で少し大きめのものをご用意します!
2.幼年~小学生低学年の方におすすめ。面調整布団!
防具の中で一番合わせるのが難しいのが“面”。
中学生以上になると、ほぼ頭のサイズは変わらなくなりますが、小学生低学年から高学年にかけて頭がぐっと大きくなります。
そこでオススメなのが、面調整布団!これは面の内側にクッション材のようなものを差し込み、大きい面のサイズを調整して使えるようにするもの。
薄型は高さ1cm、厚型は高さ2cmほどあります。成長したら外して、面がぴったりになるという優れものです。
お気軽にお問い合わせください
専門スタッフが丁寧に、ご対応いたします。
商品について。 御注文の状況について。 その他剣道に関することのご相談があれば、お気軽にお問合せください。
※お電話のお受付は、平日9時~18時となっております。
※その他の時間帯にメールでお問合せ頂ければ、通常 翌営業日中にご回答させていただきます。
TEL:075-384-8198 FAX:077-531-2191