家庭用ミシンの種類について

 

 

 

 

 

 

家庭用ミシンといっても、一種類ではなく、内容により下記の様に分類されます。

まず、ミシンの制御方法の違いにより下記分類となります。

 

 

 

 

 

 

 ★電動ミシン・・・・・針停止位置が不規則

 

 

   針の上下運動を内臓モーターにより行うミシンです。ミシン速度はフットコントローラーの踏み込み加減で調節

      します。つまり、ミシン自体には針の上下運動及びミシン速度を電子回路で制御していないので、縫い終りの

   針停止位置が 不規則になるのです。

 ★電子ミシン・・・・・針停止位置固定

 

 

   針の上下運動を電子回路により制御するミシンです。手元スタート・ストップが行え、ミシン速度も電子制御

   スピードコントロールが可能です。

 ★コンピューターミシン

 

 

 

   針の上下運動、振り幅と縫い目長さをマイコン制御しているミシンです。ワンタッチ、または番号を合せるだけで、

   縫い模様が選択出来、縫い模様の種類も豊富です。キャラクターなどの大型刺しゅうが出来るミシンも有ります。

 

 

 

 

 

 

以上が一般的に云われる家庭用ミシン(ジグザグ縫い、穴かがり縫い、機種により刺しゅうが出来るミシン)

  の分類となります。

 

 

ただし、家庭用ミシンには、以下の分類のミシンも含まれます。

 

 

 

 

 

 

 ★ロックミシン・・・・・縁かがり縫等のミシン

 

   余分な布端をメスで切り揃えながら、布端をかがり縫します。上記電動、電子、コンピューターミシンにも

   裁ち目かがりという模様があり、布端のほつれ止め効果が有りますが、ロックミシンは縁かがり専用ミシン

      なので、より美しく、丈夫に縫うことが出来ます。また二枚の布の縫い合せ、特にニット地の縫い合せにも

   使います。

 ★職業用ミシン・・・・・洋裁ユース向け高速直線専用ミシン

       工業用ミシンより耐久性に劣りますが、工業用1本針本縫いミシンと同じ釜の機構を使用している為、

    高速スピードで縫え、綺麗な縫い目が実現出来ます。また、工業用本縫いミシンで使用の各種押え、

    アタッチメントの使用が可能です。

 ★カバーステッチミシン・・・・・Tシャツ・トレーナーなどの片面飾りミシン

    Tシャツ・トレーナーなどの裾、袖口、衿などで見かける片面飾り縫い(表面は複数本の直線縫目、裏面は

    ロックミシンの様な縫目)を行う専用ミシン。この縫目は伸縮性に秀でているので、ニット・メリヤス肌着など

        の補修及び飾り縫い目的に用いられます。

 ★スクイ縫いミシン・・・・・スラックス・スカートなどの裾上げを行うミシン

    スラックス・スカートなどの裾上げなどに使われ、表面生地には縫目が点、点しか見えず、裏面生地と

    折り返し生地を縫っている縫いをスクイ縫い(単糸環縫)といいます。別にまつり縫いともいわれる場合が

    有ります。

 

 

 

 

 

 

以上4分類のミシンは、一般家庭用ミシンから更に用途別に、専用の縫目を提供してくれる専門ミシン

となります。

 

 

 

 

 

 

家庭用ミシンの選び方のコツ

   

 

 

 

 

 

以上家庭用ミシンの種類について紹介させて頂きましたが、どんな目的の時に、どんなミシンを選べば

いいのか? 以下参考にして下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記家庭用ミシンにも、電動ミシン・電子ミシン・コンピューターミシンの3種類に分類されましたが、

具体的には何が違うのでしょう?

 

 

 

 

 

 家庭用ミシンの販売価格の違い

 

 

 

 

 

 まずは販売価格帯は、電動ミシンで1万円前後〜3万円程度,電子ミシンで3万円以上〜6万円程度。

 コンピューターミシンで5、6万円以上〜何十万円が目安になります。

 なぜこれだけの価格の違いが有るのでしょう?どれも直線縫い、ジグザグ縫い、ボタン穴かがり縫いも

 縫えます。

 

 

 

 

●ミシン構成材料と重量の違い

 第一にミシン外装に使用のプラスチック材料の厚み、内部の使用部品の材質の違いなどが挙げられます。

 低価格のミシンは内部部品をプラスチック製の物を多く使用し、外装材の材料の厚みも無い為、ミシン重量も

 軽くなっています。

 高価格のミシンは内部部品に金属(アルミダイキャスト)を多く使用し、外装材の材料の厚みも十分な為、ミシン重量

  も重くなっています。

●操作方法と作業の仕方の違い

 第二に各模様選択の方法と実際の作業の違いによるものです。模様選択方法は、低価格ミシンだと選択ダイヤル

 を回しながら、切り替えます。それによりミシン内部のカム(歯車)が切り替わるというメカ的制御によるもの。

 高価格のミシンはボタンひとつでダイレクトに選択し、切り替えます。ミシン内部では電子及びコンピューター制御

 により切り替わるというもの。また実際の作業も、例としてボタン穴かがり縫いで、低価格ミシンはひとつの

 穴かがり縫いで2つから3つの縫いパターンを使用し、ボタンの大きさにあわせて縫う→止める→模様選択

 切り替えを1回から2回行う作業が必要となります。一方高価格のミシンは必要なボタンをセットし、直接模様選択

  ボタンを押すだけで、そのボタンに合った穴かがりを一度で行えます。

●その他仕様の違い

 その他低価格ミシンは、各模様の縫いは縫いめ長さ、縫い幅が機械で決められた固定のもので、変更出来ません。

 スピード調節も早い&ゆっくりの2段階などです。

 高価格ミシンは、各模様の縫いは、縫い目長さ、縫いの幅が固定のものから任意に変更出来ます。

 スピード調節も最低値と最高値は決められていますが、その間は無段階に調節する事が出来ます。

●使用モーターの違い

 またミシンの縫うパワーの違いとして比較されるのが、駆動源であるモーターが有ります。モーターのパワーを

 比較する値として出力ワット数が有ります。

 

 低価格ミシンに使用のモーターは大体60ワット位が多く、高価格ミシンに使用のモーターは80ワット位です。

 また職業用ミシンは95ワットあります。ちなみに工業用本縫いミシンなどは、250ワットのモーターを使用して

 います。なぜこんなにモーターパワーに違いが有るのか?実際に洋服等を縫っていく時に、いつも同じ生地厚さで

 縫う条件ではありません。同じ縫い部分でも薄い部分、厚い部分があり特に厚い部分を低速で縫う余裕が必要と

 なるのです。低価格ミシンはパワーが無い為、低速で縫うと途中で止まってしまったり、止まらない為には、

  ある程度高速で縫う必要があります。高速で縫うと厚み部分の生地乗り越え時に針に負担が掛かり折れてしまう

 といった事も起こります。

●その他

 その他ミシン収納時のカバーが低価格ミシンはビニール等のソフトカバーが多く、高価格ミシンはプラスチック製の

 ハードカバーとなります。

 ミシンスタート・ストップは高価格ミシンは手元スイッチで行い、別売などでフットコントローラーによる操作も

 出来ます。低価格ミシンは手元スイッチかフットコントローラーかのどちらかで、両方を選択出来ない事が多いです。

 それ以外は、ステッチパターンの種類の数。作業能率を高める各補助機能の有無。刺しゅう機能(特に

 キャラクター刺しゅうなど)の有無により、ミシン価格は変わってきます。

 

 

 

 

 

 家庭用ミシンの種類選択について

 

 

 

 

 

まずミシンを選ぶ場合、お客様がミシンを使って何を縫われたいか?目的と用途をハッキリしておく事が

大事となります。また、その目的に対し、ミシンを使用する頻度を想定しておきます。

目的)

        趣味で縫うのか or 仕事として縫うにか

 

用途)

        お子さんの入園準備でタオルなどを作るのか、キャラクター刺繍を縫い付けたいのか、

        簡単な繕い物としてか、洋服を作りたいにか、パッチワーク・キルトを作りたいのか、

使用頻度)

    年に一度縫うかどうかなのか、毎月2〜3度使うのか、毎日つかうのか、

 

 

 

 

 

 

使用頻度及び用途の目安

選択ミシン種類の目安

年に数回程度の使用で、繕い物やぞうきん位しか縫わない方     

電動ミシンや電子ミシンのベーシックなタイプ

毎月数回は使用するし、洋服とかも作ってみた方                   

電子ミシンやコンピューターミシンあるいは職業用ミシン

                                              

&ロックミシン

毎日使用するし、仕事で洋服をつくったり、リフォームで使用したい方 

職業用ミシン&ロックミシンあるいは工業用ミシン

ほとんど毎日使用するし、パッチワーク・キルト作成に使いたい方       

ステッチ刺繍豊かなコンピューターミシンあるいは

 

職業用ミシンでのフリーステッチ

ほとんど使用するし、ニットを中心に縫いた方                      ⇒

ロックミシンやカバーステッチ及び職業用ミシン

回数は問わず、キャラクター刺繍がしたい方                         

刺繍機能付コンピューターミシン

 

 

 

 

 

 

 

ただしこれは、あくまで目安でのご提案ですので、あくまでお客様が何をされたいかを確認しながら

打合せし、ご予算とご要望に叶った商品をご提供させて頂く事が、重要であると考えております。