傘屋さんへ行こう!

心斎橋みや竹 kasaya.com 傘屋さんへ行こう! 洋傘・ショールオミノ(東京吉祥寺)


* Shop Data
 Shop Name :洋傘・ショールオミノ
 Place :東京吉祥寺
 Tel :0422-22-0922
 Established year :1930年

ビンテージがそろう  ワインセラーのような洋傘専門店
『洋傘・ショール オミノ』


洋傘・ショールオミノ(東京吉祥寺)ビンテージがそろう  ワインセラーのような洋傘専門店。
一歩店内に踏み入れると、所せましと陳列された洋傘に圧倒される。ムードがある。
その一本一本が厳選された名品ばかり。まるでビンテージものが並ぶワインセラーにでもいるような気分にさせられる。
吉祥寺FFビル(伊勢丹新館)に店を構える「オミノ」(TEL:0422‐22‐0922)は、1930年創業の洋傘専門店。老舗にふさわしく、店内にはオリジナル製品も含め、常時2000本を超える洋傘がそろう。 これほどの品ぞろえを誇る店は、そうお目にかかれるものではない。

店を切り盛りしているのは、小美濃慶銀(おみのよしかね)さん。
モットーは、「お客様に心ゆくまで満足していただけるよう、できるだけ多くの引出しを用意すること」
比較的求めやすい数千〜1万円前後のものにはじまり、それより高価なものも数多く見受けられる。カウンターの奥には、4万円〜7万円もする傘もさりげなく掛けられていた。どんなものでも自分の目で選ぶ。納得した製品しか並べない。
「だから新作でなくても、良いものはずっと並べておくんです」穏やかな語り口に芯の太さを感じさせる。


そんな小美濃さんは、さながら“傘のソムリエ”といえる存在だ。
多くのデパートが立ち並ぶ吉祥寺で老舗の看板を守ってこれたのは、最先端の流行を取り入れつつも流されず、しっかりした価値ある製品を選んできたからだろう。この地に、「ほぐし織り」の長傘を紹介したのも「オミノ」が初めてだ。

そんな小美濃さんを頼って、何度も足を運ぶリピーターが多いのもこの店の特徴。修理やメンテナンスにも丁寧に対応し、顧客との信頼関係は強い。「吉祥寺のお客様は目が肥えてるんです。そういうお客様に気に入ったものをお求めいただく時は商売冥利につきますね」そう語る小美濃さんの表情が嬉しそうに和んだ。


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