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◆床にかかる荷重の種類 |
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重量が床にあたる部分にほぼ等分に分散してかかる荷重です。
家具やウォーターベッドを部屋に設置した場合がこれに当たります |
重量が点に集中してかかる荷重です。
グランドピアノの場合には3本の脚の点に集中的に荷重がかかります。 |
部屋全体の床に等分にかかる荷重。
実際には家具などをすきまなく置く事はありません。 |
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◆冷蔵庫の場合との比較 |
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荷重のかかり方の比較
荷重のかかり方は、冷蔵庫もウォーターベッドも同じ部分荷重です。
・冷蔵庫の場合、床にかかる荷重は冷蔵庫の底の面(面積)で支えられます。
・ウォーターベッドの場合、床にかかる荷重は、部分荷重となり、冷蔵庫の場合と
同じかかり方となります。 |
ウォーターバッグの種類 |
サイズ |
m2当りの荷重(kg/m2) |
ウ
ォ
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タ
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ベ
ッ
ド |
バッグタイプ |
キングサイズ |
約 205 |
クイーンサイズ |
約 210 |
セミダブルサイズ |
約 200 |
シャローフィルタイプ |
クイーンサイズ |
約 160 |
ダブルサイズ |
約 185 |
セミダブルサイズ |
約 140 |
シングルサイズ |
約 140 |
冷蔵庫 |
容量 450L (中大型) |
約 220 |
容量 400L (中 型) |
約 210 |
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タイプ別重量例 |
ハードサイド |
ソフトサイド |
ディープフィル |
ミッドフィル |
シャローフィル |
スーパーシャロウフィル |
キングサイズ(K) |
約860kg |
─ |
─ |
─ |
─ |
クイーンサイズ(Q) |
約720kg |
約490kg |
約450kg |
約320kg |
約235kg |
ダブルサイズ(D) |
─ |
約450kg |
約415kg |
約295kg |
約215kg |
セミダブルサイズ(SD) |
約580Kg |
約390kg |
約360kg |
約260kg |
約190kg |
シングルサイズ(S) |
─ |
約325kg |
約300kg |
約220kg |
約170kg |
セミシングルサイズ(SS) |
約440Kg |
─ |
─ |
─ |
─ |
ツイン設置(SD×2) |
約1160Kg |
約780kg |
約720kg |
約520kg |
約380kg |
ツイン設置(SD・S) |
─ |
約715kg |
約660kg |
約480kg |
約360kg |
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◆現代建築では、「重量」は見事に分散・消化されます |
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●住宅の床の構造と荷重の伝わり方 |
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1.住宅の床の構造は床合板の下に根太が等間隔に、平行に、梁と直行するように配列されています。
根太に合板が張られ床となります。
根太の両端は梁が支えます
梁は柱または壁が支えます
2.床にかかった重量は、根太から梁に伝わり、柱または壁が支えます。
3.床の構造については建築基準法及び同施工令等により、構造上安全を確保するように定められています。
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●ウォーターベッドを設置した場合 |
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床にウォーターベッドを設置した場合は、重量はペデスタルの面(面積)によって支えられ、床、根太に均等に分散されて伝えられます。
※床にかかった重量(荷重)は分散されて、床、根太が支え、根太にかかった荷重は梁が支え、梁にかかった荷重は柱または壁に伝わります。 |
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●住宅の工法の種類 |
・軸組(在来)工法
この工法は日本の伝統的な木造建築(上図参照)
です。根太、梁、柱は木材を使用します。
・鉄骨パネル工法
この工法は鋼材を骨組とし、木製パネルを組合わせた
構造の建物です。
梁及び柱は鉄骨(鋼材)を使用します。(下図残照)
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・ツーバイフォー工法
この工法は壁構造の建物です。
在来工法のような柱はありません。
ツーバイフォーとは材料として使用する2インチ×4インチ
の木材の断面を言います。(下図参照)
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●ウォーターベッドを設置する場合の留意点 |
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できるだけ外壁が直交するコーナー部分へ設置します。 |
ベッドの長手方向が外壁に沿うように設置します。根太の方向が確認できる場合には、ベッドの長手方向が根太に直交するように設置します。 |
部屋の中央部分に設置することはできるだけ避けてください。出来るだけ他の重量物(金庫、本棚、和洋服タンス等との併設は避けてください。) |
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